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異世界
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私はスポーツとは無縁の生涯を送ってまして。
やったとしてもヨガとか、ウォーキングくらい。
だから、なんていうか、くまちゃんみたいに本格的に柔道してるっていう人ほんとにすごいなーって思う。
それを長く続けられるのもすごいよね。
ということで、今日はくまちゃんの柔道の試合の応援に来ましたよ!
なんでも、数日間に分けて子どもから大人まで階級ごとに試合があるそうで、くまちゃんは今回、会社じゃなくて道場所属で個人で出てるそう。
もうすでにぽかーんだし、柔道がどうやって勝敗を決めるのかということすら、なんとなくしかわかっていません。
動画見たり、ネットで調べたりしたんだけど、まだまだ理解しきれていません。
でも、今日はとにかくくまちゃんの勇姿を見たいので!いいのです!
会場は当たり前だけど、畳敷きで、私は2階席の一番後ろの手すりをつかんで、いったいここからどうすればいいのか途方に暮れてました。
くまちゃんは来たら合流しますって言ってくれたんだけど、試合前に余計な木を使ってはいけません!着いたかどうかも連絡しないから、スマホ確認しないこと!って言ったので、完全に一人です。
私、目は悪くないんだけど、この白い道着姿の皆様の中からくまちゃん探すの大変そう…
どしーん、ずたーんってめっちゃ会場に響いてるし、応援の声もなかなかね。
おぉーってその勢いに押されてたら、足にごんって何かが当たった。
「すいませんっ」
「えっ、あ、全然大丈夫です」
振り返ったら、松葉杖をついたたくましい男性がいました。
大丈夫ですって言ったけど思いっきり胸の高さでした、慌てて顔を上げて、背の高い黒髪短髪の男性と目が合った。
「大丈夫でしたか?すみません、使い慣れてなくて」
「いえ、私はなんとも。そちらこそ大丈夫でしたか?」
「俺は平気です。ほんとにすみませんでした」
お互いにぺこっと頭を下げてその場は収まった。
私はとりあえず1番後ろの席に座って、会場を見回していた。
でも、全然わからない。
うーん、パンフレット的なものが入り口にあったような気がするからやっぱりそれをもらってこようかな。
立ち上がろうとしたら、さっきの松葉杖の人が席を探しているのかキョロキョロしてた。
松葉杖あると何段も階段を下りるのは大変だろうなと思って、声をかけた。
「あの、ここ、どうぞ。私、移動しますから」
私が話しかけたことに気づいたその人は驚いたように首を振った。
「いえ、大丈夫ですよ。わざわざ譲ってもらうほどのことじゃないですから」
「あ、違います。私、パンフレットもらってこようと思って。私はまたどこでも座れますから。どうぞどうぞ」
「ああ、それなら、俺が持ってるんで、どうぞ」
お尻のポケットにくるくると丸めていた冊子を取って私に差し出してくれた。
それを受け取ったものか悩んでいたら、とても爽やかな笑顔で付け加えた。
「なら、一個ズレてもらってもいいですか?一緒に見ましょう」
「あ、はい、それでよければ…」
よくわからない流れだけど、私はひとつ横にズレて座り直した。横にその人が座ると私に改めて冊子を渡してくれた。
「誰の応援に来たんですか?」
「あ、熊野達哉っていう人なんですけど」
「達哉?達哉の応援ですか?」
「知ってるんですか?」
「高校で一緒だったんですよ。別の大学に行ったんでそこからはあんまり会えなかったですけど、今は試合で顔を合わせたり、たまに飲みに行ったりしてます」
「わー、世間は狭いですねぇ」
「達哉には姉さんいなかったと思いますけど、もしかして…」
「あ…その…」
「彼女さんですか?」
「あー…はい、ソウナンデス…」
なんだろう、くまちゃんの知り合いに、くまちゃんいないところで、はい!私、くまちゃんの彼女なんです!って宣言するのって恥ずかしすぎる!
柄にもなく顔も赤くなってしまいました。
あー、なんでしょう、この甘酸っぱい感じリターンズ。
頬に手を当てて少しでも手にこの熱よ移れ~~と思っていたら
「あ、あそこにいますよ、達哉」
「えっ?」
指差してくれたほうを見ると、確かにくまちゃんがいた!
おおおお。道着姿!初めて見た!
くぅぅぅ。かっこいい!
うっかり目をハートにしていたら、隣でくすくす笑う声がした。
はっとして横を見ると、にこにこ楽しそうに笑ってる。
「すみません。なんか、嬉しそうにしてるから、つい」
いかんいかん。くまちゃんの彼女として、もう少しぴしっとしとかないと。
「あいつ、たぶん決勝くらいまで普通に進むんで、飲み物とか買ってたほうがいいと思いますけど、持ってますか?」
「え、くまちゃんそんなに強いんですか?」
「く、くまちゃん…っ…っ…やばいっ…」
必死にこらえた笑いが溢れたようで、お腹を抱えて笑い出した。
私、何か言っちゃった?くまちゃんって呼び方そんなにダメ?
「あー、すみません。あいつ、ほんとに女っ気なくて、いつでも熊野君とか、熊野さんとか他人行儀な感じで距離置かれてたから。でも、まさか彼女にはそんな感じだとは思ってもみなくて…あー、腹痛い」
そういえば、くまちゃんって女の子と付き合ったことないとは聞いてたけどあんまり話もしてなかったのかな?
私がきっと同級生だったらつきまといまくったと思うけど、くまちゃんの同級生の女の子たちグッジョブ。
あなた方が距離をおいてくれたおかげで、現在私がおいしくいただいております。
「はー、笑った。すみません、俺、北川雅人っていいます」
「あ、こちらこそ名前も名乗らずごめんなさい。橘玲奈です」
「たぶん、俺たちより年上ですよね」
「はい、3つ上です」
「じゃあ、タメ口でいいですから。そんなにかしこまらなくても」
北川さんは年下だし、外見もくまちゃんに似て硬派な感じなのに、女の人に慣れてるんだろうなってすぐわかる。
そしてつい、くまちゃんの純朴さがよみがえって、心の中で一人悶えてしまう。
くぅ~~。今すぐにでもくまちゃんに抱きつきたいっ!
「達哉は次の試合ですね」
「うーん、ちょっと遠いけど、くまちゃんからは私が見えない方が集中できるからちょうどいいかなぁ」
「くっ…。ごほんごほん。そうですね、気づいたら緊張するかもしれないですもんね。俺も彼女来た時とか張り切り過ぎていつもの調子出なくて負けたりよくしました」
うーん、そう言われると来てよかったのか考えちゃうな。
あ、なんかくまちゃんがこっち見た気がする!
手を振っていいものか…どうなのか…
おずおずと手を振ると、くまちゃんが頷いた気がした。
頑張ってーと心の中で声援を送る。
ありがとう、この歳になって誰かを応援にできる日が来るなんて。
あー新鮮な日々をありがとう。
「なにを拝んでるんですか?」
はっ。いかんいかん。くまちゃん拝んじゃだめだった。
こほんと咳払いをして、北川さんに質問した。
「今回は怪我で…?」
「ああ、そうなんですよ。3週間くらい前に自転車が突っ込んできて。うまいこと受け身取れなくてこんな怪我になって。情けないです」
いや、受け身取れても自転車に突っ込まれたら怪我するよね…?
まぁ、でもとてもがっちがちの筋肉してそうな身体だし、鍛えてるんだろうなぁ。
「残念でしたね、試合に出れなくて」
「そっすね。達哉ともやりたかったし、俺そんなに試合出ないんで、もう次は来年だろうなって思うと、ほんと怪我のタイミング最悪だったなーって悔しくなりますね」
「そうなんだぁ。くまちゃんも試合そんなに出ないのかな…」
「いや、あいつは会社のも道場のも出たりするんで結構ありますよ。これから応援忙しくなりますね」
わぁ~。なんか楽しそう。
「今日は日曜日に半休取れたからよかったけど、毎回はきっと厳しいと思うから今日はいっぱい応援しないと」
「OLさんじゃないんですか?」
「あ、OLには違いないんだけど、お店の店員だから土日はほとんど出勤してて」
「あぁーなるほど」
そんな会話をしてたら、くまちゃんが動きだした。
一礼したなぁとか思ってたら、いつのまにか始まってるし。や、ほんとに私全然わからないから実況できないけど、勝ちますように!
あ、そんな道着をぐいぐい引っ張ったら肌が、肌が、割れた腹筋が。
そんなチラリズムたまりませんな。
双眼鏡持ってくればよかった…
なに、私のこの煩悩の塊みたいな実況。
体しか見てない。
いや、私、くまちゃんの体大好きだけど、体が目的じゃないからね!
消えろー消えろー。
煩悩を追い払ってるうちに、どーんと投げてしまいましたよ、くまちゃん。
え?あら、終わり?
横を見ると、北川さんがスマホを見ながら教えてくれた。
「ね?強いでしょ?この調子で上がってくるんでしばらく気を抜いてても平気なくらいですよ」
「なるほど」
うんうんと頷きつつくまちゃんに視線を戻すと、くまちゃんは道着の乱れを直しつつ下がって行った。
よーし、私もこの隙に飲み物を買ってこよう。
やったとしてもヨガとか、ウォーキングくらい。
だから、なんていうか、くまちゃんみたいに本格的に柔道してるっていう人ほんとにすごいなーって思う。
それを長く続けられるのもすごいよね。
ということで、今日はくまちゃんの柔道の試合の応援に来ましたよ!
なんでも、数日間に分けて子どもから大人まで階級ごとに試合があるそうで、くまちゃんは今回、会社じゃなくて道場所属で個人で出てるそう。
もうすでにぽかーんだし、柔道がどうやって勝敗を決めるのかということすら、なんとなくしかわかっていません。
動画見たり、ネットで調べたりしたんだけど、まだまだ理解しきれていません。
でも、今日はとにかくくまちゃんの勇姿を見たいので!いいのです!
会場は当たり前だけど、畳敷きで、私は2階席の一番後ろの手すりをつかんで、いったいここからどうすればいいのか途方に暮れてました。
くまちゃんは来たら合流しますって言ってくれたんだけど、試合前に余計な木を使ってはいけません!着いたかどうかも連絡しないから、スマホ確認しないこと!って言ったので、完全に一人です。
私、目は悪くないんだけど、この白い道着姿の皆様の中からくまちゃん探すの大変そう…
どしーん、ずたーんってめっちゃ会場に響いてるし、応援の声もなかなかね。
おぉーってその勢いに押されてたら、足にごんって何かが当たった。
「すいませんっ」
「えっ、あ、全然大丈夫です」
振り返ったら、松葉杖をついたたくましい男性がいました。
大丈夫ですって言ったけど思いっきり胸の高さでした、慌てて顔を上げて、背の高い黒髪短髪の男性と目が合った。
「大丈夫でしたか?すみません、使い慣れてなくて」
「いえ、私はなんとも。そちらこそ大丈夫でしたか?」
「俺は平気です。ほんとにすみませんでした」
お互いにぺこっと頭を下げてその場は収まった。
私はとりあえず1番後ろの席に座って、会場を見回していた。
でも、全然わからない。
うーん、パンフレット的なものが入り口にあったような気がするからやっぱりそれをもらってこようかな。
立ち上がろうとしたら、さっきの松葉杖の人が席を探しているのかキョロキョロしてた。
松葉杖あると何段も階段を下りるのは大変だろうなと思って、声をかけた。
「あの、ここ、どうぞ。私、移動しますから」
私が話しかけたことに気づいたその人は驚いたように首を振った。
「いえ、大丈夫ですよ。わざわざ譲ってもらうほどのことじゃないですから」
「あ、違います。私、パンフレットもらってこようと思って。私はまたどこでも座れますから。どうぞどうぞ」
「ああ、それなら、俺が持ってるんで、どうぞ」
お尻のポケットにくるくると丸めていた冊子を取って私に差し出してくれた。
それを受け取ったものか悩んでいたら、とても爽やかな笑顔で付け加えた。
「なら、一個ズレてもらってもいいですか?一緒に見ましょう」
「あ、はい、それでよければ…」
よくわからない流れだけど、私はひとつ横にズレて座り直した。横にその人が座ると私に改めて冊子を渡してくれた。
「誰の応援に来たんですか?」
「あ、熊野達哉っていう人なんですけど」
「達哉?達哉の応援ですか?」
「知ってるんですか?」
「高校で一緒だったんですよ。別の大学に行ったんでそこからはあんまり会えなかったですけど、今は試合で顔を合わせたり、たまに飲みに行ったりしてます」
「わー、世間は狭いですねぇ」
「達哉には姉さんいなかったと思いますけど、もしかして…」
「あ…その…」
「彼女さんですか?」
「あー…はい、ソウナンデス…」
なんだろう、くまちゃんの知り合いに、くまちゃんいないところで、はい!私、くまちゃんの彼女なんです!って宣言するのって恥ずかしすぎる!
柄にもなく顔も赤くなってしまいました。
あー、なんでしょう、この甘酸っぱい感じリターンズ。
頬に手を当てて少しでも手にこの熱よ移れ~~と思っていたら
「あ、あそこにいますよ、達哉」
「えっ?」
指差してくれたほうを見ると、確かにくまちゃんがいた!
おおおお。道着姿!初めて見た!
くぅぅぅ。かっこいい!
うっかり目をハートにしていたら、隣でくすくす笑う声がした。
はっとして横を見ると、にこにこ楽しそうに笑ってる。
「すみません。なんか、嬉しそうにしてるから、つい」
いかんいかん。くまちゃんの彼女として、もう少しぴしっとしとかないと。
「あいつ、たぶん決勝くらいまで普通に進むんで、飲み物とか買ってたほうがいいと思いますけど、持ってますか?」
「え、くまちゃんそんなに強いんですか?」
「く、くまちゃん…っ…っ…やばいっ…」
必死にこらえた笑いが溢れたようで、お腹を抱えて笑い出した。
私、何か言っちゃった?くまちゃんって呼び方そんなにダメ?
「あー、すみません。あいつ、ほんとに女っ気なくて、いつでも熊野君とか、熊野さんとか他人行儀な感じで距離置かれてたから。でも、まさか彼女にはそんな感じだとは思ってもみなくて…あー、腹痛い」
そういえば、くまちゃんって女の子と付き合ったことないとは聞いてたけどあんまり話もしてなかったのかな?
私がきっと同級生だったらつきまといまくったと思うけど、くまちゃんの同級生の女の子たちグッジョブ。
あなた方が距離をおいてくれたおかげで、現在私がおいしくいただいております。
「はー、笑った。すみません、俺、北川雅人っていいます」
「あ、こちらこそ名前も名乗らずごめんなさい。橘玲奈です」
「たぶん、俺たちより年上ですよね」
「はい、3つ上です」
「じゃあ、タメ口でいいですから。そんなにかしこまらなくても」
北川さんは年下だし、外見もくまちゃんに似て硬派な感じなのに、女の人に慣れてるんだろうなってすぐわかる。
そしてつい、くまちゃんの純朴さがよみがえって、心の中で一人悶えてしまう。
くぅ~~。今すぐにでもくまちゃんに抱きつきたいっ!
「達哉は次の試合ですね」
「うーん、ちょっと遠いけど、くまちゃんからは私が見えない方が集中できるからちょうどいいかなぁ」
「くっ…。ごほんごほん。そうですね、気づいたら緊張するかもしれないですもんね。俺も彼女来た時とか張り切り過ぎていつもの調子出なくて負けたりよくしました」
うーん、そう言われると来てよかったのか考えちゃうな。
あ、なんかくまちゃんがこっち見た気がする!
手を振っていいものか…どうなのか…
おずおずと手を振ると、くまちゃんが頷いた気がした。
頑張ってーと心の中で声援を送る。
ありがとう、この歳になって誰かを応援にできる日が来るなんて。
あー新鮮な日々をありがとう。
「なにを拝んでるんですか?」
はっ。いかんいかん。くまちゃん拝んじゃだめだった。
こほんと咳払いをして、北川さんに質問した。
「今回は怪我で…?」
「ああ、そうなんですよ。3週間くらい前に自転車が突っ込んできて。うまいこと受け身取れなくてこんな怪我になって。情けないです」
いや、受け身取れても自転車に突っ込まれたら怪我するよね…?
まぁ、でもとてもがっちがちの筋肉してそうな身体だし、鍛えてるんだろうなぁ。
「残念でしたね、試合に出れなくて」
「そっすね。達哉ともやりたかったし、俺そんなに試合出ないんで、もう次は来年だろうなって思うと、ほんと怪我のタイミング最悪だったなーって悔しくなりますね」
「そうなんだぁ。くまちゃんも試合そんなに出ないのかな…」
「いや、あいつは会社のも道場のも出たりするんで結構ありますよ。これから応援忙しくなりますね」
わぁ~。なんか楽しそう。
「今日は日曜日に半休取れたからよかったけど、毎回はきっと厳しいと思うから今日はいっぱい応援しないと」
「OLさんじゃないんですか?」
「あ、OLには違いないんだけど、お店の店員だから土日はほとんど出勤してて」
「あぁーなるほど」
そんな会話をしてたら、くまちゃんが動きだした。
一礼したなぁとか思ってたら、いつのまにか始まってるし。や、ほんとに私全然わからないから実況できないけど、勝ちますように!
あ、そんな道着をぐいぐい引っ張ったら肌が、肌が、割れた腹筋が。
そんなチラリズムたまりませんな。
双眼鏡持ってくればよかった…
なに、私のこの煩悩の塊みたいな実況。
体しか見てない。
いや、私、くまちゃんの体大好きだけど、体が目的じゃないからね!
消えろー消えろー。
煩悩を追い払ってるうちに、どーんと投げてしまいましたよ、くまちゃん。
え?あら、終わり?
横を見ると、北川さんがスマホを見ながら教えてくれた。
「ね?強いでしょ?この調子で上がってくるんでしばらく気を抜いてても平気なくらいですよ」
「なるほど」
うんうんと頷きつつくまちゃんに視線を戻すと、くまちゃんは道着の乱れを直しつつ下がって行った。
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