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食われるとはこのこと
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「れ、玲奈さん、ちょっと待ってくださいっ」
俺の肩に両手を置いたまま、腰を前後どころかそれに上下まで加わって、中に収まっている俺のものはいつ暴発してもおかしくないくらい張り詰めていた。
「んっ…あっ…だぁめ…おとなしくっ…してなさいっ」
目の前に恍惚とした表情の玲奈さんがいて、俺ので感じてくれているかと思うと心臓がばくばくするほどに興奮してくる。
すると玲奈さんがまだ体に残っていたワンピースのような下着とブラジャーを自分で脱ぎ去ってしまった。
「……っっ」
その色っぽい表情と仕草に息を呑んだ。
「くまちゃん…?触って?」
玲奈さんの手に導かれてさらけだされた胸に触れる。
「ふふっ。くすぐったい」
はにかんだように笑う姿は愛らしくて仕方ないのに、その下では俺の快感を引きずり出すように激しく動き続けている。
な、な、なんですか…このギャップは……!!
やばい。やばい。
ただでさえ、玲奈さんにぞっこんなのに。
こんなかわいくてえっちとか、夢なのか。やっぱり夢を見ているのか、俺は。
「くまちゃん…」
はっと意識を戻すと、玲奈さんがキスをするところだった。なにかを考える前に舌を差し込まれてすぐに俺はそれに夢中になった。
「んっ…」
漏れる吐息にすら腰に響くような気持ちよさが走る。唇が離れると、玲奈さんは鼻先をひっつけながらそっと囁いた。
「くまちゃん…気持ちいい…?」
「っっ」
もう頷くので精一杯だった。少しでも気を緩めるとあっという間に達してしまいそうだった。
「じゃあ、もっと激しくしても…いいよね?」
「え?」
心の声が情けない音になって出た瞬間、玲奈さんの腰の動きが一段と激しくなった。
「待って、待ってください、玲奈さん、それっ…うっ…」
なんとかこらえようとしても到底無理だった。これはイクというものじゃない。イカされてしまった。
「あ…すごい…びくびくしてる…かわい」
俺の頬に手を添えて笑う玲奈さんがまるで別人のように見えて、くらくらする色気にすっかりあてられてしまった。
最後の一滴まで出し切ると、なんだか情けなくて玲奈さんの肩に顔を伏せた。
「ふふっ。気持ちよかった?」
俺の頭を撫でながら玲奈さんが嬉しそうに言うけど、だんだんと恥ずかしさのほうが強くなってしまった。
「俺…何もできなくて…すみません…」
「えー?そんなこと考えてたの?」
くすくすと笑っている声はもうすっかりいつもの玲奈さんだ。恐る恐る顔を上げると玲奈さんが音を立ててキスをしてくれた。
「そんなかわいいくまちゃんも大好きだよ」
「俺も玲奈さんが好きです」
「ありがと」
ぎゅうぎゅうと抱き合って少しだけ余韻に浸っていた。
ゴムを取ったり、捨てたりした後に、ふと、俺は家に帰るなりここに直行して行為に及んだんだった…と気づいて血の気が引いた。
びくびくと玲奈さんのほうを見ると、玲奈さんはにこにこしている。
「あ、あの、玲奈さん…お、俺…その…」
「お風呂入る?もっかいする?」
「お、俺、それが目的で来たわけでは」
「え?いいよ、別にえっち目的でも」
「だめです、そんな言い方。というか、それが目的ではありません!」
「いーの、いーの、くまちゃんがそんな人じゃないことぐらいわかってるから。今日のはね、罠にはまったんだと思って、あきらめなさい」
「罠?」
「詳しいことは聞かずにくまちゃんはいつまでも純粋なままでいてね」
「?…はい、玲奈さんがそう言うなら…」
何が何なのかさっぱり理解はできなかったが、とりあえず頷いて玲奈さんを引き寄せて膝に乗せた。
「今日はくまちゃんの匂いいっぱい嗅げて嬉しかったー」
と言われて、はっとして寝室を飛び出して風呂場に直行した。
だめだ。本当にだめだ。なんで今日はこんなに自分が抑えられなかったんだ…
頭から冷たいシャワーを浴びてひたすら反省した。
俺の肩に両手を置いたまま、腰を前後どころかそれに上下まで加わって、中に収まっている俺のものはいつ暴発してもおかしくないくらい張り詰めていた。
「んっ…あっ…だぁめ…おとなしくっ…してなさいっ」
目の前に恍惚とした表情の玲奈さんがいて、俺ので感じてくれているかと思うと心臓がばくばくするほどに興奮してくる。
すると玲奈さんがまだ体に残っていたワンピースのような下着とブラジャーを自分で脱ぎ去ってしまった。
「……っっ」
その色っぽい表情と仕草に息を呑んだ。
「くまちゃん…?触って?」
玲奈さんの手に導かれてさらけだされた胸に触れる。
「ふふっ。くすぐったい」
はにかんだように笑う姿は愛らしくて仕方ないのに、その下では俺の快感を引きずり出すように激しく動き続けている。
な、な、なんですか…このギャップは……!!
やばい。やばい。
ただでさえ、玲奈さんにぞっこんなのに。
こんなかわいくてえっちとか、夢なのか。やっぱり夢を見ているのか、俺は。
「くまちゃん…」
はっと意識を戻すと、玲奈さんがキスをするところだった。なにかを考える前に舌を差し込まれてすぐに俺はそれに夢中になった。
「んっ…」
漏れる吐息にすら腰に響くような気持ちよさが走る。唇が離れると、玲奈さんは鼻先をひっつけながらそっと囁いた。
「くまちゃん…気持ちいい…?」
「っっ」
もう頷くので精一杯だった。少しでも気を緩めるとあっという間に達してしまいそうだった。
「じゃあ、もっと激しくしても…いいよね?」
「え?」
心の声が情けない音になって出た瞬間、玲奈さんの腰の動きが一段と激しくなった。
「待って、待ってください、玲奈さん、それっ…うっ…」
なんとかこらえようとしても到底無理だった。これはイクというものじゃない。イカされてしまった。
「あ…すごい…びくびくしてる…かわい」
俺の頬に手を添えて笑う玲奈さんがまるで別人のように見えて、くらくらする色気にすっかりあてられてしまった。
最後の一滴まで出し切ると、なんだか情けなくて玲奈さんの肩に顔を伏せた。
「ふふっ。気持ちよかった?」
俺の頭を撫でながら玲奈さんが嬉しそうに言うけど、だんだんと恥ずかしさのほうが強くなってしまった。
「俺…何もできなくて…すみません…」
「えー?そんなこと考えてたの?」
くすくすと笑っている声はもうすっかりいつもの玲奈さんだ。恐る恐る顔を上げると玲奈さんが音を立ててキスをしてくれた。
「そんなかわいいくまちゃんも大好きだよ」
「俺も玲奈さんが好きです」
「ありがと」
ぎゅうぎゅうと抱き合って少しだけ余韻に浸っていた。
ゴムを取ったり、捨てたりした後に、ふと、俺は家に帰るなりここに直行して行為に及んだんだった…と気づいて血の気が引いた。
びくびくと玲奈さんのほうを見ると、玲奈さんはにこにこしている。
「あ、あの、玲奈さん…お、俺…その…」
「お風呂入る?もっかいする?」
「お、俺、それが目的で来たわけでは」
「え?いいよ、別にえっち目的でも」
「だめです、そんな言い方。というか、それが目的ではありません!」
「いーの、いーの、くまちゃんがそんな人じゃないことぐらいわかってるから。今日のはね、罠にはまったんだと思って、あきらめなさい」
「罠?」
「詳しいことは聞かずにくまちゃんはいつまでも純粋なままでいてね」
「?…はい、玲奈さんがそう言うなら…」
何が何なのかさっぱり理解はできなかったが、とりあえず頷いて玲奈さんを引き寄せて膝に乗せた。
「今日はくまちゃんの匂いいっぱい嗅げて嬉しかったー」
と言われて、はっとして寝室を飛び出して風呂場に直行した。
だめだ。本当にだめだ。なんで今日はこんなに自分が抑えられなかったんだ…
頭から冷たいシャワーを浴びてひたすら反省した。
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