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情事のあとは
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「すみません…玲奈さんが俺と違って華奢だってわかってたはずなのに…」
ちゃぷちゃぷとお風呂の水音の中でくまちゃんのしょんぼりした声が響く。
お説教タイムの後、もう一度お風呂を沸かしてもらって、今はくまちゃんの上でぷかぷかいい気分で湯船に浸かっています。
実はほんとに腰から下が力入らなくてがくがくだから、お風呂も横抱きで連れてきてもらったし、お風呂のヘリに座って、とても優しく洗ってもらいました。
なんていうか、反省!って感じでそれはそれは丁寧に手のひらで泡立てたものを体を大きな手で包み込むように上から下まであますところなく優しく優しく磨いてくれたんですけど、それ、逆に火照る!ってくらい洗うっていうか、もはや愛撫!って抗議したかった…
でも、くまちゃんのちんちんはしょんぼりしたままだったから、あー真面目にやってくれてるんだなぁって思い直してされるがままになってました。
声を漏らすのを堪えてたせいで、湯船に浸かった今はもう気力も体力もなく、ただひたすらにくまちゃんに寄りかかってぼーっとしています。
「大丈夫。私も体力つければちょうど良くなると思うし」
くまちゃんの腰に跨がるべく、スクワットしてたけど、全然足りなかったんだなぁ…
「玲奈さん…俺とするの、嫌になりましたか…?」
「ええっ?」
ぼーっとしてた頭が覚醒しましたよ。
慌てて体を起こしてくまちゃんの方を向いた。
わ、やばい。本気で落ち込んでる。
「なってない、なってないよ!そんなに続けてできないよってだけだから!」
「すみません…俺の底なしの体力に付き合わせて…」
「くまちゃん…そんなに気にしないで?くまちゃんとえっちできたのすごく嬉しいんだよ?気持ちよかったし」
くまちゃんに向き直ってぎゅーって抱きついたのに、ずっとしょんぼりしたまんま…
どうしよう、お説教しなきゃよかったかな…
でも、言わないとこれから倒れるまでされちゃったり、無理して付き合ったりして、それこそ本当に嫌になったりするのは絶対避けたくて、お互いちょうどいいところを探そうと思っただけなのに…
でも初めてのくまちゃんに言うのは酷だったかな…
あああああ…
頭の中でぐるぐると考えが巡って大混乱…
「のぼせちゃいますね…あがりましょう」
くまちゃんに再び抱っこでお風呂を出してもらって、出るのも体拭くのも自分でするって言おうとしたけど、なんかそんな雰囲気じゃなかったから全部されるがままになってました。
バスタオルを一枚持って洗面所を出て、寝室でパジャマに着替えた。
くまちゃんにも隠してたスウェットを渡して。
シーツの濡れちゃったとこにバスタオルを敷いて、ようやく2人で横になれました。
えっちの後って結構することたくさんあるよね。
お布団をかけてもらったら、もうすぐに睡魔が襲ってきて、おやすみも言う暇もなく深い眠りに落ちてしまいました。
実は、そのままくまちゃんが早朝に帰る時間になっても起きることができなくて、お見送りもできなかったのです…
体がだるくて、だるくて。
でも、なんとか自分の出勤には間に合うように起きて、身支度を整えて行きました。
いつも通りの日々が始まったなーって思ってたんです。
それなのに、それなのに…
それからしばらく私はショックで落ち込む日々が続くのです…
くまちゃん…
ちゃぷちゃぷとお風呂の水音の中でくまちゃんのしょんぼりした声が響く。
お説教タイムの後、もう一度お風呂を沸かしてもらって、今はくまちゃんの上でぷかぷかいい気分で湯船に浸かっています。
実はほんとに腰から下が力入らなくてがくがくだから、お風呂も横抱きで連れてきてもらったし、お風呂のヘリに座って、とても優しく洗ってもらいました。
なんていうか、反省!って感じでそれはそれは丁寧に手のひらで泡立てたものを体を大きな手で包み込むように上から下まであますところなく優しく優しく磨いてくれたんですけど、それ、逆に火照る!ってくらい洗うっていうか、もはや愛撫!って抗議したかった…
でも、くまちゃんのちんちんはしょんぼりしたままだったから、あー真面目にやってくれてるんだなぁって思い直してされるがままになってました。
声を漏らすのを堪えてたせいで、湯船に浸かった今はもう気力も体力もなく、ただひたすらにくまちゃんに寄りかかってぼーっとしています。
「大丈夫。私も体力つければちょうど良くなると思うし」
くまちゃんの腰に跨がるべく、スクワットしてたけど、全然足りなかったんだなぁ…
「玲奈さん…俺とするの、嫌になりましたか…?」
「ええっ?」
ぼーっとしてた頭が覚醒しましたよ。
慌てて体を起こしてくまちゃんの方を向いた。
わ、やばい。本気で落ち込んでる。
「なってない、なってないよ!そんなに続けてできないよってだけだから!」
「すみません…俺の底なしの体力に付き合わせて…」
「くまちゃん…そんなに気にしないで?くまちゃんとえっちできたのすごく嬉しいんだよ?気持ちよかったし」
くまちゃんに向き直ってぎゅーって抱きついたのに、ずっとしょんぼりしたまんま…
どうしよう、お説教しなきゃよかったかな…
でも、言わないとこれから倒れるまでされちゃったり、無理して付き合ったりして、それこそ本当に嫌になったりするのは絶対避けたくて、お互いちょうどいいところを探そうと思っただけなのに…
でも初めてのくまちゃんに言うのは酷だったかな…
あああああ…
頭の中でぐるぐると考えが巡って大混乱…
「のぼせちゃいますね…あがりましょう」
くまちゃんに再び抱っこでお風呂を出してもらって、出るのも体拭くのも自分でするって言おうとしたけど、なんかそんな雰囲気じゃなかったから全部されるがままになってました。
バスタオルを一枚持って洗面所を出て、寝室でパジャマに着替えた。
くまちゃんにも隠してたスウェットを渡して。
シーツの濡れちゃったとこにバスタオルを敷いて、ようやく2人で横になれました。
えっちの後って結構することたくさんあるよね。
お布団をかけてもらったら、もうすぐに睡魔が襲ってきて、おやすみも言う暇もなく深い眠りに落ちてしまいました。
実は、そのままくまちゃんが早朝に帰る時間になっても起きることができなくて、お見送りもできなかったのです…
体がだるくて、だるくて。
でも、なんとか自分の出勤には間に合うように起きて、身支度を整えて行きました。
いつも通りの日々が始まったなーって思ってたんです。
それなのに、それなのに…
それからしばらく私はショックで落ち込む日々が続くのです…
くまちゃん…
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