熊ちゃん配達員を食べたい腹ペコな私 清純なのは見た目だけ！とにかくおとなしく食べられなさい！

どこもかしこも

玲奈さんの手が汚れてしまう。
急いで起き上がって、玲奈さんの両腕をつかんでバンザイの状態にする。
その弾みで玲奈さんの胸がぷるるんっと揺れる。

ごくっ。

「くまちゃん…？」

「も、もう一回させてください」

「へっ？え、ま、待って待って。あっちの部屋にコンド」

玲奈さんが何か言いかけていたのはわかっていたけど、衝動が抑えられなくて襲いかかってしまった。
キスをしていると玲奈さんが身を捩ったので、そのままうつ伏せになってもらって、背中に唇を這わせた。

「だめっ…背中だめなのっ…」

玲奈さんは背中がくすぐったいのか、感じるのか、俺が背中を舐めるたびにイヤイヤと首を振っていた。
俺がやめないので、枕に顔を埋めてその感覚を必死に堪えているようだった。

玲奈さんは背中もお尻も全部綺麗だ。
ずっとこうして舐めて、触って、この柔らかさを味わっていたい。
お尻を撫でて、そのまま割れ目に指を這わせたら、玲奈さんが逃げるように上にずれようとしたので、そのままがしっと捕まえた。
ちょうど腰が上がって、指も挿れやすくなった。

「だぁめってばぁ…っん…も…」

玲奈さんが体を起こそうとするので背中をまた舌で舐め上げると途端に力が抜けて枕に突っ伏した。

玲奈さんの弱いところ…見つけた…

加虐趣味なんてこれっぽっちもないが、玲奈さんが俺の手で思う通りになってしまうこの感覚が俺をどうにも興奮させる。
玲奈さんの背中に唇を這わせながら、指をまた奥まで差し込んだ。

「んっ…ふっ…んんっ」

腰が浮いたおかげでお腹から胸にかけてできた隙間から左手を入れて胸を包み込んだ。
指の腹で乳首を押し潰すと、玲奈さんの背中がしなった。

「やぁっ…だめっ…そんなに一気にしないでってばぁ」

胸を触る手も、背中を這う舌も、くちゅくちゅと音をさせて出し入れする指も、玲奈さんのお願いだとしてもやめられるはずはなかった。
想像以上に感じたようで、溢れた愛液が玲奈さんの太ももを伝うのがわかった。

舐めたい…

そう思ったが、これはどうやったらいいのかと考えて、ふと思いついた。
両膝をついて腰だけをあげている玲奈さんの脚の間に仰向けになって、顔を入れた。ちょうど俺の目の前に濡れそぼった玲奈さんのものがある。

「えっ？！ちょっと待って！」

玲奈さんの腰をつかんで、俺の顔にぐっと引き寄せて、割れ目に吸い付いた。

「やぁぁぁっ」

クリトリスを舌で弾いたり、吸ったりしていたが、割れ目に舌を差し込んだら玲奈さんが体を起こした。

「もうっ、だめっ、終わりっ！」

俺の顔の上に乗った姿勢を下から見上げるというのは、かなりすごいビジュアルだった。
平らなお腹の先に、ぷるぷる揺れる大きな胸があって、玲奈さんは蕩けた表情で俺を見下ろしている。
俺の頭を両手で必死に抑えて腰をあげようとしているが、俺がその腰をしっかり捕まえているために腰を浮かすどころか、前後に揺らす卑猥な状態になっている。

「ひゃっ…」

その途中で玲奈さんの気持ちいいところに当たったようで、腰の動きが止まる。
じゅるじゅるとすするように舌を動かし続けていると、俺の頭を挟んでいる脚ががくがくと震え始めた。

「離して…離してってばぁ…このままじゃ…」

「いいですよ、このままイッて」

「そこでしゃべっちゃだめぇ」

玲奈さんが腰をくねらせて、俺の上で喘いでいる。すっかり目を離せなくなった俺は濡れそぼったそこに指をぐっと押し込んだ。

「ああっ…今だめっ…」

指を出し入れしながら舌先でも弄りつつけていたら、玲奈さんが背中を反らせた。

「ああああっ」

玲奈さんが初めてイクときの表情を見ることができた。
それは俺も同時に果ててしまいそうなほど、全身を恍惚とした快感で満たした。

玲奈さんがそのまま倒れ込みそうになったので、下から出てその体を支えた。
すっかり力が抜けた体は俺の腕を頼りにするようにすっぽりと収まった。
玲奈さんの目はどこか虚で、今にも閉じてしまいそうだった。

「疲れましたね。もう休んでください」

ぎゅっと抱きしめると、玲奈さんが大きく息を吐いて目を閉じた。
マットレスに横たわらせて、掛け布団を体にかけると、俺もその横でしばらく綺麗な寝顔を眺めていた。
寝息が規則正しく聞こえだして、そっとそこから抜け出して、さっと簡単にシャワーを浴びた。
浴室に俺の置いている下着やスウェットを出してくれていたのでそれに着替えた。
玲奈さんも浴びたいかもしれないが、起こすのはかわいそうだったので、できるだけ熱めのお湯で濡らしたタオルで体をそっと拭いた。
脚の間を拭く時は図らずも勃ち上がるほどにドキドキしてしまったが、それをなんとか抑えてなんとか終えた。
さすがに夜も冷えてきていて裸で眠らせるのはどうかと思った。でも、玲奈さんのパジャマがどこにあるのかわからず、クローゼットを勝手に触るのも失礼な気がした。
結局、俺が着たスウェットの上を玲奈さんに着せて、俺は半袖の肌着にスウェットのパンツで寝ることにした。
ひっついて寝ればさほど寒くもないだろう。
布団に入り、玲奈さんの体を引き寄せる。
ぐっすり寝入ってしまっている玲奈さんは体を綺麗にするのも、着替えもされ放題で、心配になるほどだったけど、されるがままの状態もかわいかった。
にやける顔を止められず、玲奈さんの柔らかい唇に触れるだけのキスをした。

「おやすみなさい」

２人の体温が時間と共に溶け合って冷えた布団もあっという間に心地良いものに変わった。
こうして、長い夜は終わった。