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おまけ
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家に帰るとブラッドはアルフの手を引いて、真っ直ぐに彼の部屋に足を進めた。
廊下にいる使用人達がこちらを見ると何か察したように、頭を下げてくる。年齢が近い者ほど頬を赤らめて恥ずかしそうに目線を伏せる。それがブラッドは何故なのか分かっていた。
部屋に入るなり、ブラッドは鍵を掛けてアルフの唇を奪う。
長い間待ち焦がれていたかのように、執拗に舌を絡めるとアルフの呼吸が乱れた辺りで口を離す。
「もう、皆んなにバレてんな。」
「っ、……ふぅ、っな、にが?」
「俺達が今日エッチすること。」
意地悪な笑みを浮かべると、触れるだけのキスをして、顔を真っ赤に染め上げたアルフをベッドまで連れて行く。
「ちょっ、待ってよ!どういうこと?!」
ベッドに押し倒すと、身体を起こそうとしてくる。肩を押されて再びシーツに沈め、お腹の上に体重をかけ過ぎないように乗る。
「だって、すれ違う人、顔を赤くしてんじゃん。俺とアルが婚約してるの知られてるから、あんなに急いで部屋に向かってるのがバレたら、さすがに使用人も分かるでしょ。察する力も高いし。」
アルフは恥ずかさから顔を隠し出したので、その間にブラッドが服を脱がしにかかる。
始めは抵抗していたが、アル自身もヤリたいと思っていたためか、受け入れてくれる。
アルは自分だけが裸になるのも嫌らしく、ブラッドの服に手をかける。それがいじらしく見えて、目が細まる。
アルフが下着姿、ブラッドは上体を裸体に晒すと、行為は早急に行われた。
アルフの突起をブラッドが口に含むと、片手はまだ柔らかい突起を弄り出す。
「っ、…なんか、くすぐったい……」
久しぶりに触れるからだろうか。今日はなんだが気持ちが良いと思うよりも、くすぐったい思いの方が強く感じるらしい。
でも、これまでの経験からブラッドはすぐにアルフの弱いところをつき、双方の突起を固く尖らせた。
「アル、うつ伏せで尻を上げれる?」
「うん…」
快楽が勝り、呆けている彼は大人しく言うことを聞いてくれる。だから、褒めるように背中にキスを落としてやると甘い吐息を溢される。
ローションを纏った指で後孔の周りを解すようにマッサージをしてやる。そして、蕾を押し広げるように一本の指を入れる。指が一本だからか、異物感はあまりないらしくアルフの反応はあまり変わらない。
それから、ブラッドは性器に手を侍らせながらも後孔を解していた。指が増えていくごとに、アルフは悶え出す。
快楽を引き出すようにアルフに触れると、自分まで欲情に駆られて熱くなっていく。
指先で前立腺を押してやると、小さな身体がビクつき甘い声が溢れる。
「っ、もう、いれ…て…っ、ん…」
縋るように背後を見てきたので、ピタリと腕が止まってしまう。
「やだ…いれて、うごいて……」
白くて細い腕がこちらに伸ばされるが届かない。それが悲しそうに顔を歪むと、シーツを握り締めて誤魔化そうとしてくる。
その姿がもどかしくて、アルフの手を握り締めてやる。
「…かわいい。」
ブラッドは獲物を狙った瞳のまま、不敵な微笑んだ。
そして、アルフの身体を仰向けにすると、唇に口づけを落とす。
「ねえ、ゆっくり挿れるか一気に貫くのどっちがいい?」
頭を撫でながら問うと、アルフは頬を赤らめて身体を捻らせてもじもじと膝を寄せ合わせる。それがまたかわいくて、我慢ができなくなりそうになる。
「どっちが良い?」
「…つ、貫いて、ほしい。」
「うん、俺もそっちがしたかった。」
これ以上焦らされなくて良かったと思った。
アルフの後孔にブラッドの昂ったモノを押し当てると、両手で腰を掴み一気に腰を打ちつけた。
廊下にいる使用人達がこちらを見ると何か察したように、頭を下げてくる。年齢が近い者ほど頬を赤らめて恥ずかしそうに目線を伏せる。それがブラッドは何故なのか分かっていた。
部屋に入るなり、ブラッドは鍵を掛けてアルフの唇を奪う。
長い間待ち焦がれていたかのように、執拗に舌を絡めるとアルフの呼吸が乱れた辺りで口を離す。
「もう、皆んなにバレてんな。」
「っ、……ふぅ、っな、にが?」
「俺達が今日エッチすること。」
意地悪な笑みを浮かべると、触れるだけのキスをして、顔を真っ赤に染め上げたアルフをベッドまで連れて行く。
「ちょっ、待ってよ!どういうこと?!」
ベッドに押し倒すと、身体を起こそうとしてくる。肩を押されて再びシーツに沈め、お腹の上に体重をかけ過ぎないように乗る。
「だって、すれ違う人、顔を赤くしてんじゃん。俺とアルが婚約してるの知られてるから、あんなに急いで部屋に向かってるのがバレたら、さすがに使用人も分かるでしょ。察する力も高いし。」
アルフは恥ずかさから顔を隠し出したので、その間にブラッドが服を脱がしにかかる。
始めは抵抗していたが、アル自身もヤリたいと思っていたためか、受け入れてくれる。
アルは自分だけが裸になるのも嫌らしく、ブラッドの服に手をかける。それがいじらしく見えて、目が細まる。
アルフが下着姿、ブラッドは上体を裸体に晒すと、行為は早急に行われた。
アルフの突起をブラッドが口に含むと、片手はまだ柔らかい突起を弄り出す。
「っ、…なんか、くすぐったい……」
久しぶりに触れるからだろうか。今日はなんだが気持ちが良いと思うよりも、くすぐったい思いの方が強く感じるらしい。
でも、これまでの経験からブラッドはすぐにアルフの弱いところをつき、双方の突起を固く尖らせた。
「アル、うつ伏せで尻を上げれる?」
「うん…」
快楽が勝り、呆けている彼は大人しく言うことを聞いてくれる。だから、褒めるように背中にキスを落としてやると甘い吐息を溢される。
ローションを纏った指で後孔の周りを解すようにマッサージをしてやる。そして、蕾を押し広げるように一本の指を入れる。指が一本だからか、異物感はあまりないらしくアルフの反応はあまり変わらない。
それから、ブラッドは性器に手を侍らせながらも後孔を解していた。指が増えていくごとに、アルフは悶え出す。
快楽を引き出すようにアルフに触れると、自分まで欲情に駆られて熱くなっていく。
指先で前立腺を押してやると、小さな身体がビクつき甘い声が溢れる。
「っ、もう、いれ…て…っ、ん…」
縋るように背後を見てきたので、ピタリと腕が止まってしまう。
「やだ…いれて、うごいて……」
白くて細い腕がこちらに伸ばされるが届かない。それが悲しそうに顔を歪むと、シーツを握り締めて誤魔化そうとしてくる。
その姿がもどかしくて、アルフの手を握り締めてやる。
「…かわいい。」
ブラッドは獲物を狙った瞳のまま、不敵な微笑んだ。
そして、アルフの身体を仰向けにすると、唇に口づけを落とす。
「ねえ、ゆっくり挿れるか一気に貫くのどっちがいい?」
頭を撫でながら問うと、アルフは頬を赤らめて身体を捻らせてもじもじと膝を寄せ合わせる。それがまたかわいくて、我慢ができなくなりそうになる。
「どっちが良い?」
「…つ、貫いて、ほしい。」
「うん、俺もそっちがしたかった。」
これ以上焦らされなくて良かったと思った。
アルフの後孔にブラッドの昂ったモノを押し当てると、両手で腰を掴み一気に腰を打ちつけた。
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