26 / 38
スーパーアイドルだって涙します
しおりを挟む
「桃さん、思い出していただけましたか? このぬいぐるみずーっと大切にしてたんですよ。寂しい時はこの子を抱きしめている日もありました」
シオンはぬいぐるみをそっと取って、抱きしめる。
「シオンがつーちゃんだったの?」
「そうですよ。あの頃は訳あって女の格好をして、偽名を名乗っていました」
言葉が出てこない。あの小さくて可愛い女の子がシオンと同一人物なのは信じられない。
つーちゃんは小さくて細くて、手足なんか今にも折れそうでお人形さんみたいだった。
シオンは男性でもかなり身長がある部類だ。180cmあると前に言っていた。日本人女性の平均の身長である私は顎をあげないとシオンの顔は見えない。
それに細身ではあるが程よく筋肉のついた引き締まった身体は男性そのものだ。私が思っているよりもずっと逞しい。
あまりのメタモルフォーゼに開いた口が塞がらない。
「信じられない」
「でもあの子は俺なんです。鍵を無くした俺に桃さんが振舞ってくれたオレンジジュースは今まで1番美味しかったです」
正直覚えていない。鍵を無くした女の子——つーちゃんを家に入れたのは覚えている。だけどどんな飲み物を振る舞ったかまでは流石に記憶に残っていなかった。
だけど思い出を語るシオンはとても幸せそうだった。
シオンは私をベッドへと座らせると自身も隣に腰掛けた。そして私の手をぎゅっと握る。
シオンの骨ばった大きな手が私の手を包み込む。
優しく微笑むシオンは機嫌が良さそうだ。私が昔のことを思い出したからだろうか。
今ならいけるかもしれない。
「あ、あのさ、訊いてもいい?」
「なんですか? なんでも訊いてください」
シオンの声色はいつもよりも明るく弾んでいる。
「あのさ、何訊いても怒らない? ひどいことしない?」
「それは質問によります。ここから逃げたいとか俺から離れたいとかだったら怒ります」
「そっ、そうじゃなくて! どうしてこんなことをしたの? だって普通軟禁なんかされたら好かれるものも好かれやしないじゃない!」
「……」
シオンの纏う空気が変わる。穏やかで落ち着いていたものがピリピリとした重く鋭いものへと変化した。
シオンの目つきもスッと細められ、険しい表情になる。きっとこの質問は地雷だったのだろう。
でも私は知りたいのだ。シオンは馬鹿ではない。このような方法で想いを遂げられるはずがないのはわかっているはずだ。
それに不思議な事にシオンへの恋心はまだ残っていた。あんなひどい事をされているのにも関わらずシオンのことは嫌いになりきれていない。
シオンの手に力が入る。そして私の手を痛いくらいに握りしめる。
「……か」
ボソリとシオンが呟く。聞き取れずに私はえ?と聞き返す。
するとシオンは大きな声で繰り返す。
「正攻法で行ったけどダメだったじゃないか! それこそ出会いこそは仕組んだ。けど本気で桃さんに好きになってもらいたかった! だからデートも桃さんに喜んでもらえるように一生懸命考えた。話題だって桃さんについていけるように勉強した! コウくんの話しをされる度に、眼鏡をかけた同僚の男と楽しそうにしているのを見ると嫉妬でおかしくなりそうだった。それでも、好かれたくて俺はずっと必死だった。それなのに! 別れようって桃さんは言った! 俺がどれだけ桃さんのこと好きか桃さんは知らないんだ」
シオンの目にはうっすらと水の膜が張る。そしてシオンが瞬きをするとそれは一筋の雫となって顔を伝っていく。
「役作りで街歩きのデートをした日から桃さんの態度が素っ気なくなって不安だった。何か嫌われる事をしたかってずっと気になっていた。嫌われたとしても理由を知りたかった。どうにかして話をしたくても、俺はCieloとしてアイドルの仕事があるし、桃さんは仕事あるしで全然会えない。連絡を取ってものらりくらりとかわされる。だから桃さんが何考えているかわからなかった。久々に連絡きたと思えば別れ話! どれだけ俺が絶望したかわかりますか⁉︎」
シオンは堰を切ったように喋り続ける。涙声で気持ちを吐き出す姿はスーパーアイドルではなく普通の高校生の男の子だった。
今まで見てきたどの姿よりも年齢相応で人間らしかった。
そして私がシオンに恋心を抱いている事に気がついて避け始めた事をかなり気にしていた事がわかった。
LIMEで連絡取り合っている時はそのような素振りは一切なかったので驚いた。
「さよならされるくらいなら嫌われたとしても側にいてくれる方がずっといい。だからここに桃さんを連れ去った。防犯・防音に優れているし、サービスも充実しているのがこの物件でした。何かあった時のために前から用意していた部屋です」
想像以上にシオンは私のことが好きでびっくりした。そして私とシオンの間で大きなすれ違いがあることもわかった。
私はシオンに気持ちを言わずに避けていた。シオンからしたら気分は良くないし、嫌われたと考えてもおかしくはない。
逆の立場だったら私だって同じように思うはずだ。
私もきっと言葉にして伝えなくてはいけないのだ。
「ごめんね。私、シオンの気持ちを知らない間に傷つけていた。私からも言いたい事あるの!」
「……何ですか?」
「私がシオンを避けてたのはシオンの事好きだって気づいたからなの。シオンと一緒にデートしたり連絡取り合っているうちに段々と惹かれていった」
「……ちょっと待ってください。それって桃さんも俺のことを好きって解釈してしまうんですけど」
シオンの涙は止んで、少し戸惑ったように私に聞き返す。
「そうだよ。私も本当はシオンに惹かれていた。だけどアイドルと恋愛は御法度だし、シオンは役作りのために恋人関係になってると思ってたからこの気持ちはずっとしまっておくつもりだった。そして本気になる前に別れなきゃって思った」
「嘘…。桃さん本当ですか⁉︎ 俺の事好きになってくれてたんですか。嘘、やった!」
シオンの表情はコロコロと変わる。
戸惑った顔だったり、笑顔になったりと見ていて思わず笑ってしまう。
「そうだよ。いつの間にか惹かれてた。シオンなんてすごいカッコいいんだから惹かれないわけばいじゃない。それに推しと恋愛感情の好きは違うよ。コウくんはかっこいいし、アイドルとしては最推しだよ。でもね、恋愛として惹かれているのはシオンだよ」
そう言って私はシオンの手をそっと握り返す。
「嬉しい。でもいつかは桃さんに最推しになってもらえるように頑張りますね。好きって事はずーっと俺のそばにいてくれるよね?」
シオンは極上の笑みを浮かべる。
このままだとこの軟禁生活に同意した事になってしまう。ずっとここに閉じ込められるのは困るし、私だって色々と出かけたい。
何よりも順序をすっ飛ばしすぎている。
「待って待って! 先飛ばしすぎ。未成年の子供が、しかも人気No. 1アイドルがアラサーの女と2人で住んでいるって大問題でしょ! 何よりもバレたら捕まるのは私だし! シオンだってスキャンダルは避けられないでしょ!」
「俺、普通の人間じゃないんですよ。いくらでも世間を欺くことはできます。それに昔は結婚から始まる時代もあったんですよ」
駄目だ。暖簾に腕押しだ。確かにシオンは人間には不可能な不思議な力を操ることができる。だけどそういう問題ではない。
私が倫理的に受け入れられないのだ。
「そうだとしても私が無理。好きな人とはちゃんと段階踏んで、お付き合いしてそれから然るべき関係に……」
「じゃあ俺がアイドルやめて一般人になればいいんですね。いいですよ。今すぐ間宮マネージャーに脱退の連絡します」
シオンはスマートフォンをを取り出して電話をかけようとする。
「待って!待って! とにかく話し合い! 先走るな! まずは話し合いしよう」
私は慌ててシオンから携帯電話をひったくったのだ。
シオンはぬいぐるみをそっと取って、抱きしめる。
「シオンがつーちゃんだったの?」
「そうですよ。あの頃は訳あって女の格好をして、偽名を名乗っていました」
言葉が出てこない。あの小さくて可愛い女の子がシオンと同一人物なのは信じられない。
つーちゃんは小さくて細くて、手足なんか今にも折れそうでお人形さんみたいだった。
シオンは男性でもかなり身長がある部類だ。180cmあると前に言っていた。日本人女性の平均の身長である私は顎をあげないとシオンの顔は見えない。
それに細身ではあるが程よく筋肉のついた引き締まった身体は男性そのものだ。私が思っているよりもずっと逞しい。
あまりのメタモルフォーゼに開いた口が塞がらない。
「信じられない」
「でもあの子は俺なんです。鍵を無くした俺に桃さんが振舞ってくれたオレンジジュースは今まで1番美味しかったです」
正直覚えていない。鍵を無くした女の子——つーちゃんを家に入れたのは覚えている。だけどどんな飲み物を振る舞ったかまでは流石に記憶に残っていなかった。
だけど思い出を語るシオンはとても幸せそうだった。
シオンは私をベッドへと座らせると自身も隣に腰掛けた。そして私の手をぎゅっと握る。
シオンの骨ばった大きな手が私の手を包み込む。
優しく微笑むシオンは機嫌が良さそうだ。私が昔のことを思い出したからだろうか。
今ならいけるかもしれない。
「あ、あのさ、訊いてもいい?」
「なんですか? なんでも訊いてください」
シオンの声色はいつもよりも明るく弾んでいる。
「あのさ、何訊いても怒らない? ひどいことしない?」
「それは質問によります。ここから逃げたいとか俺から離れたいとかだったら怒ります」
「そっ、そうじゃなくて! どうしてこんなことをしたの? だって普通軟禁なんかされたら好かれるものも好かれやしないじゃない!」
「……」
シオンの纏う空気が変わる。穏やかで落ち着いていたものがピリピリとした重く鋭いものへと変化した。
シオンの目つきもスッと細められ、険しい表情になる。きっとこの質問は地雷だったのだろう。
でも私は知りたいのだ。シオンは馬鹿ではない。このような方法で想いを遂げられるはずがないのはわかっているはずだ。
それに不思議な事にシオンへの恋心はまだ残っていた。あんなひどい事をされているのにも関わらずシオンのことは嫌いになりきれていない。
シオンの手に力が入る。そして私の手を痛いくらいに握りしめる。
「……か」
ボソリとシオンが呟く。聞き取れずに私はえ?と聞き返す。
するとシオンは大きな声で繰り返す。
「正攻法で行ったけどダメだったじゃないか! それこそ出会いこそは仕組んだ。けど本気で桃さんに好きになってもらいたかった! だからデートも桃さんに喜んでもらえるように一生懸命考えた。話題だって桃さんについていけるように勉強した! コウくんの話しをされる度に、眼鏡をかけた同僚の男と楽しそうにしているのを見ると嫉妬でおかしくなりそうだった。それでも、好かれたくて俺はずっと必死だった。それなのに! 別れようって桃さんは言った! 俺がどれだけ桃さんのこと好きか桃さんは知らないんだ」
シオンの目にはうっすらと水の膜が張る。そしてシオンが瞬きをするとそれは一筋の雫となって顔を伝っていく。
「役作りで街歩きのデートをした日から桃さんの態度が素っ気なくなって不安だった。何か嫌われる事をしたかってずっと気になっていた。嫌われたとしても理由を知りたかった。どうにかして話をしたくても、俺はCieloとしてアイドルの仕事があるし、桃さんは仕事あるしで全然会えない。連絡を取ってものらりくらりとかわされる。だから桃さんが何考えているかわからなかった。久々に連絡きたと思えば別れ話! どれだけ俺が絶望したかわかりますか⁉︎」
シオンは堰を切ったように喋り続ける。涙声で気持ちを吐き出す姿はスーパーアイドルではなく普通の高校生の男の子だった。
今まで見てきたどの姿よりも年齢相応で人間らしかった。
そして私がシオンに恋心を抱いている事に気がついて避け始めた事をかなり気にしていた事がわかった。
LIMEで連絡取り合っている時はそのような素振りは一切なかったので驚いた。
「さよならされるくらいなら嫌われたとしても側にいてくれる方がずっといい。だからここに桃さんを連れ去った。防犯・防音に優れているし、サービスも充実しているのがこの物件でした。何かあった時のために前から用意していた部屋です」
想像以上にシオンは私のことが好きでびっくりした。そして私とシオンの間で大きなすれ違いがあることもわかった。
私はシオンに気持ちを言わずに避けていた。シオンからしたら気分は良くないし、嫌われたと考えてもおかしくはない。
逆の立場だったら私だって同じように思うはずだ。
私もきっと言葉にして伝えなくてはいけないのだ。
「ごめんね。私、シオンの気持ちを知らない間に傷つけていた。私からも言いたい事あるの!」
「……何ですか?」
「私がシオンを避けてたのはシオンの事好きだって気づいたからなの。シオンと一緒にデートしたり連絡取り合っているうちに段々と惹かれていった」
「……ちょっと待ってください。それって桃さんも俺のことを好きって解釈してしまうんですけど」
シオンの涙は止んで、少し戸惑ったように私に聞き返す。
「そうだよ。私も本当はシオンに惹かれていた。だけどアイドルと恋愛は御法度だし、シオンは役作りのために恋人関係になってると思ってたからこの気持ちはずっとしまっておくつもりだった。そして本気になる前に別れなきゃって思った」
「嘘…。桃さん本当ですか⁉︎ 俺の事好きになってくれてたんですか。嘘、やった!」
シオンの表情はコロコロと変わる。
戸惑った顔だったり、笑顔になったりと見ていて思わず笑ってしまう。
「そうだよ。いつの間にか惹かれてた。シオンなんてすごいカッコいいんだから惹かれないわけばいじゃない。それに推しと恋愛感情の好きは違うよ。コウくんはかっこいいし、アイドルとしては最推しだよ。でもね、恋愛として惹かれているのはシオンだよ」
そう言って私はシオンの手をそっと握り返す。
「嬉しい。でもいつかは桃さんに最推しになってもらえるように頑張りますね。好きって事はずーっと俺のそばにいてくれるよね?」
シオンは極上の笑みを浮かべる。
このままだとこの軟禁生活に同意した事になってしまう。ずっとここに閉じ込められるのは困るし、私だって色々と出かけたい。
何よりも順序をすっ飛ばしすぎている。
「待って待って! 先飛ばしすぎ。未成年の子供が、しかも人気No. 1アイドルがアラサーの女と2人で住んでいるって大問題でしょ! 何よりもバレたら捕まるのは私だし! シオンだってスキャンダルは避けられないでしょ!」
「俺、普通の人間じゃないんですよ。いくらでも世間を欺くことはできます。それに昔は結婚から始まる時代もあったんですよ」
駄目だ。暖簾に腕押しだ。確かにシオンは人間には不可能な不思議な力を操ることができる。だけどそういう問題ではない。
私が倫理的に受け入れられないのだ。
「そうだとしても私が無理。好きな人とはちゃんと段階踏んで、お付き合いしてそれから然るべき関係に……」
「じゃあ俺がアイドルやめて一般人になればいいんですね。いいですよ。今すぐ間宮マネージャーに脱退の連絡します」
シオンはスマートフォンをを取り出して電話をかけようとする。
「待って!待って! とにかく話し合い! 先走るな! まずは話し合いしよう」
私は慌ててシオンから携帯電話をひったくったのだ。
20
お気に入りに追加
147
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した
Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる