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契約恋人から本物の恋人になりました
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それから私とシオンの話し合いが行われた。
そしてシオンを説得するのは大変だったけれどなんとか監禁状態から解放してもらう事に成功した。
ちなみにシオンを説得するのには数週間かかった。
それでも色々と譲歩してこの監禁生活にピリオドを打つことができた。
条件は2つ。
まずは契約恋人ではなく本物の恋人になる事。
次はシオンが芸能活動を引退したのと同時に籍を入れる事だった。
「桃さんが俺と結婚してくれると言うまでここから出しませんから」
シオンは私をぎゅっと抱きしめながら宣言した。私もシオンの事は好きだし、それにシオンからは絶対に逃げられないという諦めもあったので首を縦に振った。
アイドルになってまで私を追いかけてきた男の子だ。シオンの執着の強さはここ数日で嫌と言うほどにわかってしまった。
私はこのスーパーアイドルには敵わないのだ。
シオンの本名も教えてもらった。
本名は最上紫苑だそうだ。本人曰く苗字は仰々しいし、名前は漢字にすると女と間違われるのであまり好きではないと話していた。
それでも芸名知らなかった私にとってシオンの本名を知ることができたのは嬉しかった。
そして間宮マネージャーに紫苑が私を監禁していたことがバレるという大事件が起こった。
本来住んでいるはずのマンションに紫苑がいない事に間宮さんが気が付いたのが始まりだった。
紫苑は私を監禁する少し前に理由をつけて事務所の宿舎を出てマンションで1人暮らしをしていたのだ。
収録の後に紫苑が忘れ物をした事に気がついた間宮さんは彼が借りているというマンションを訪ねたそうだ。
しかしインターホンを鳴らしても出ない上に、夜遅くだから家にいないはずもない。
何かあったのではと思い、預かっていた合鍵で紫苑の部屋へ向かったそうだ。
慌てて鍵を開けて、中へ入ると部屋には誰もいない。さらに生活用品はあるがホテルの部屋のように生活感があまりにもない状態に違和感を持ったそうだ。
そこから紫苑は事務所に連れて来られて、間宮さんの鬼のような追及された。そして紫苑のやらかした事は芋づる式に全てがバレたのだ。
紫苑は同じマンションの別階層にもう一つ部屋を借りていたそうだ。それは表向き住んでいる事にしている部屋でマネージャーや他のメンバーにはここが自分の住所だと教えていたそうだ。
そして最上階に私を閉じ込めた部屋があったのだ。
紫苑曰く「桃さんと暮らす建物と俺が普段暮らす建物が別々だと移動とかで怪しまれる可能性があるじゃないですか。なので同じ建物の別階層に部屋を2つ借りたんですよ。まさか、こんなミスで間宮さんにバレるとは思ってなかったけど」
そして間宮さんは紫苑が私を監禁したという事実を知ると目の前でふらふらと倒れそうになったそうだ。
「嘘だろ。未成年アイドルが婦女監禁、やばい。スキャンダルだ。ああ、終わった」
そして泡を吹いて気絶してしまったらしい。
それから私の元に来るなり間宮さんは華麗なるスライディング土下座を披露した。
紫苑のやらかした事の確認をされ、正式に謝罪があった。
本来ならば警察に逮捕されて、アイドルとしての活動も許されないだろう。ただ私は紫苑が好きだし、なによりもCieloが大好きだ。
なので、間宮さんには今回の事は無かった事にすると伝えたのだ。
本来ならば大スキャンダルにはなるがCieloとしてのシオンが見られなくなるのも嫌だし、Cieloの他のメンバーが活動に支障をきたすのも私は望んでいない。
紫苑が私に惚れている事は間宮マネージャーだけではなくCieloのメンバー全員に伝わった。
Cielo全体でシオンの秘密を共有し、大スキャンダルになりかねない状況を防ごうという方針だそうだ。
後日、Cieloのメンバー全員と私を交えた話しあいが開かれた。紫苑は最後まで私をメンバーに会わせるのを嫌がっていたが、やらかした紫苑に決定権は存在していなかった。
紫苑は最後まで文句を言っていたが、間宮さんはそれを全て右から左へ聞き流していた。
事務所が借りたレンタルスペースで話し合いが繰り広げられた。
殺風景な広い部屋には大きなテーブルと人数分の椅子しかない。
テーブルを囲むように私と間宮さんとCieloのメンバーが席に座る。
紫苑は私と結婚したいのでCieloを脱退し、芸能界から引退する事を考えているといった。
しかし、紫苑は仕事の予定が数年までびっしり埋まっており、それを消化してから芸能界を引退する事もできないと間宮さんが反対する。
そして芸能界以外で生きていくなら学歴や安定した職は必要だという意見も出た。
私と紫苑が結婚するのを許される条件は3つだった。
紫苑は大学まで出て芸能界以外での収入を得る方法を見つける事。
紫苑が仕事をこなしてCieloを脱退し芸能界を引退する事。
最後は紫苑が引退するまでは一切スキャンダルを起こさない事の3つだった。
間宮さんとCieloのメンバーはアイドルとしてやる事をやってからなら好きな事をしてもいいという意見だった。
さらに紫苑がアイドル活動をしている間は私にも色々と制約が科された。
記録が残る連絡手段も流出を考えるとNGであり、LIMEもメールも電話も基本は禁止だった。
当然手紙のやり取りも厳禁である。
それを聞いた瞬間に紫苑の表情から笑顔が消えていく。
「じゃあ、俺は大学卒業するまで桃さんと会えないし、お話もできないの? そんなのやだやだ!」
紫苑が駄々をこねるとゴツンと痛そうな音と共にコウが紫苑にゲンコツをお見舞いしたのだ。
「やだやだやないやろ! 熊野さんと周りに迷惑かけてこの態度か!というか熊野さんがお前を許してくれた事が奇跡や! 本当に好きなら辛抱しいや」
コウ君がこうやって怒るのは珍しい。どちらかというとスイがこういう役目に回る事が多い。
「熊野さん、シオンが大変申し訳ない事をしました。シオンのやったことは許されないとは思ういます。だけど友達として頼みたい事があります。シオンが熊野さんを想う気持ちは本物だと思う。虫がいい話なのはわかっているが嫌いにならないでくれると嬉しいです」
ソウマが真剣な顔をして私に声をかけてきた。だけど声は少し上擦っていて話しかけるのに勇気を出してくれたことが伝わってきた。
「熊野さん、うちの最年少が暴走してごめんね。たまにでいいからさ、シオンにファンレターでも送ってあげてくれないかな? シオンからは返事返せないけど、あいつ本当に熊野さんの事好きみたいだから熊野さんからのメッセージあると喜ぶと思うんだ」
スイがそう言って便箋セットと切手を手渡してくる。
「桃さんからファンレター来たら俺絶対に返事書きますよ!」
「ダメに決まってるだろ! やり取りの証拠残すなって話しだろ!」
「桃さんは流出なんかしませんよね。俺と桃さんだけのやり取りだったらバレませんよ!」
「そう言ってスキャンダルになった芸能人がどれだけいると思ってるんだ! 特にお前はまだ高校生で子供だ! 未成年のやらかしが1番やべーのはわかってるだろ」
スイにピシャリと否定されて紫苑は再び項垂れる。
「わかりました。毎日は出来ませんがたまにファンレターは送りたいと思います。それよりもCielo の皆さんには本当にご迷惑をおかけしました」
私は頭を下げる。アイドルが恋愛なんて大問題も良いところだ。本来ならば私も紫苑もこの3人には罵倒されてもおかしくはない立場だ。
「熊野さんが謝る必要ないよ。悪いのは全部突っ走ったこいつなんだから」
スイは紫苑にちらりと視線を向ける。
「スイ君は大好きな子に突然別れようと言われて暴走しない自信あるの?」
「当たり前だ! 愛される側にも愛される側の気持ちってもんがあるだろ! その理屈でいうとお前は過激なファンに100回監禁されっぞ」
スイはピシャリと言い返す。
そういえばシオンのファンは過激なお姉様が多かった。
とにかく同担拒否勢が多いし、熱狂的なファンが多いのだ。
紫苑の誕生日になると『シオンくん生誕祭』というタグと共にSNSにシオンのグッズが大量に飾られた祭壇の写真がたくさん上がるのだ。
「アイドルと言っても紫苑も人間やから恋愛するなは難しい話です。ですから紫苑が恋するのは仕方あらへん事やと思います。だから恋人いるのは良いと思います。ただアイドルというのはそれを隠さないとあかんのです。アイドルはファンの望む姿を演じ切るのも仕事なんですわ。だから熊野さんも絶対バレへんようにしてください」
コウ君の真剣な表情にゴクリと息を呑む。彼の表情も口調も静かだが逆らえない迫力が滲み出ていた。
「はい! もちろんです」
もちろん隠し通すに決まっている。だって私は普通の男の子である最上紫苑もCieloとしてのシオンも両方愛しているのだから。
そしてシオンを説得するのは大変だったけれどなんとか監禁状態から解放してもらう事に成功した。
ちなみにシオンを説得するのには数週間かかった。
それでも色々と譲歩してこの監禁生活にピリオドを打つことができた。
条件は2つ。
まずは契約恋人ではなく本物の恋人になる事。
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「桃さんが俺と結婚してくれると言うまでここから出しませんから」
シオンは私をぎゅっと抱きしめながら宣言した。私もシオンの事は好きだし、それにシオンからは絶対に逃げられないという諦めもあったので首を縦に振った。
アイドルになってまで私を追いかけてきた男の子だ。シオンの執着の強さはここ数日で嫌と言うほどにわかってしまった。
私はこのスーパーアイドルには敵わないのだ。
シオンの本名も教えてもらった。
本名は最上紫苑だそうだ。本人曰く苗字は仰々しいし、名前は漢字にすると女と間違われるのであまり好きではないと話していた。
それでも芸名知らなかった私にとってシオンの本名を知ることができたのは嬉しかった。
そして間宮マネージャーに紫苑が私を監禁していたことがバレるという大事件が起こった。
本来住んでいるはずのマンションに紫苑がいない事に間宮さんが気が付いたのが始まりだった。
紫苑は私を監禁する少し前に理由をつけて事務所の宿舎を出てマンションで1人暮らしをしていたのだ。
収録の後に紫苑が忘れ物をした事に気がついた間宮さんは彼が借りているというマンションを訪ねたそうだ。
しかしインターホンを鳴らしても出ない上に、夜遅くだから家にいないはずもない。
何かあったのではと思い、預かっていた合鍵で紫苑の部屋へ向かったそうだ。
慌てて鍵を開けて、中へ入ると部屋には誰もいない。さらに生活用品はあるがホテルの部屋のように生活感があまりにもない状態に違和感を持ったそうだ。
そこから紫苑は事務所に連れて来られて、間宮さんの鬼のような追及された。そして紫苑のやらかした事は芋づる式に全てがバレたのだ。
紫苑は同じマンションの別階層にもう一つ部屋を借りていたそうだ。それは表向き住んでいる事にしている部屋でマネージャーや他のメンバーにはここが自分の住所だと教えていたそうだ。
そして最上階に私を閉じ込めた部屋があったのだ。
紫苑曰く「桃さんと暮らす建物と俺が普段暮らす建物が別々だと移動とかで怪しまれる可能性があるじゃないですか。なので同じ建物の別階層に部屋を2つ借りたんですよ。まさか、こんなミスで間宮さんにバレるとは思ってなかったけど」
そして間宮さんは紫苑が私を監禁したという事実を知ると目の前でふらふらと倒れそうになったそうだ。
「嘘だろ。未成年アイドルが婦女監禁、やばい。スキャンダルだ。ああ、終わった」
そして泡を吹いて気絶してしまったらしい。
それから私の元に来るなり間宮さんは華麗なるスライディング土下座を披露した。
紫苑のやらかした事の確認をされ、正式に謝罪があった。
本来ならば警察に逮捕されて、アイドルとしての活動も許されないだろう。ただ私は紫苑が好きだし、なによりもCieloが大好きだ。
なので、間宮さんには今回の事は無かった事にすると伝えたのだ。
本来ならば大スキャンダルにはなるがCieloとしてのシオンが見られなくなるのも嫌だし、Cieloの他のメンバーが活動に支障をきたすのも私は望んでいない。
紫苑が私に惚れている事は間宮マネージャーだけではなくCieloのメンバー全員に伝わった。
Cielo全体でシオンの秘密を共有し、大スキャンダルになりかねない状況を防ごうという方針だそうだ。
後日、Cieloのメンバー全員と私を交えた話しあいが開かれた。紫苑は最後まで私をメンバーに会わせるのを嫌がっていたが、やらかした紫苑に決定権は存在していなかった。
紫苑は最後まで文句を言っていたが、間宮さんはそれを全て右から左へ聞き流していた。
事務所が借りたレンタルスペースで話し合いが繰り広げられた。
殺風景な広い部屋には大きなテーブルと人数分の椅子しかない。
テーブルを囲むように私と間宮さんとCieloのメンバーが席に座る。
紫苑は私と結婚したいのでCieloを脱退し、芸能界から引退する事を考えているといった。
しかし、紫苑は仕事の予定が数年までびっしり埋まっており、それを消化してから芸能界を引退する事もできないと間宮さんが反対する。
そして芸能界以外で生きていくなら学歴や安定した職は必要だという意見も出た。
私と紫苑が結婚するのを許される条件は3つだった。
紫苑は大学まで出て芸能界以外での収入を得る方法を見つける事。
紫苑が仕事をこなしてCieloを脱退し芸能界を引退する事。
最後は紫苑が引退するまでは一切スキャンダルを起こさない事の3つだった。
間宮さんとCieloのメンバーはアイドルとしてやる事をやってからなら好きな事をしてもいいという意見だった。
さらに紫苑がアイドル活動をしている間は私にも色々と制約が科された。
記録が残る連絡手段も流出を考えるとNGであり、LIMEもメールも電話も基本は禁止だった。
当然手紙のやり取りも厳禁である。
それを聞いた瞬間に紫苑の表情から笑顔が消えていく。
「じゃあ、俺は大学卒業するまで桃さんと会えないし、お話もできないの? そんなのやだやだ!」
紫苑が駄々をこねるとゴツンと痛そうな音と共にコウが紫苑にゲンコツをお見舞いしたのだ。
「やだやだやないやろ! 熊野さんと周りに迷惑かけてこの態度か!というか熊野さんがお前を許してくれた事が奇跡や! 本当に好きなら辛抱しいや」
コウ君がこうやって怒るのは珍しい。どちらかというとスイがこういう役目に回る事が多い。
「熊野さん、シオンが大変申し訳ない事をしました。シオンのやったことは許されないとは思ういます。だけど友達として頼みたい事があります。シオンが熊野さんを想う気持ちは本物だと思う。虫がいい話なのはわかっているが嫌いにならないでくれると嬉しいです」
ソウマが真剣な顔をして私に声をかけてきた。だけど声は少し上擦っていて話しかけるのに勇気を出してくれたことが伝わってきた。
「熊野さん、うちの最年少が暴走してごめんね。たまにでいいからさ、シオンにファンレターでも送ってあげてくれないかな? シオンからは返事返せないけど、あいつ本当に熊野さんの事好きみたいだから熊野さんからのメッセージあると喜ぶと思うんだ」
スイがそう言って便箋セットと切手を手渡してくる。
「桃さんからファンレター来たら俺絶対に返事書きますよ!」
「ダメに決まってるだろ! やり取りの証拠残すなって話しだろ!」
「桃さんは流出なんかしませんよね。俺と桃さんだけのやり取りだったらバレませんよ!」
「そう言ってスキャンダルになった芸能人がどれだけいると思ってるんだ! 特にお前はまだ高校生で子供だ! 未成年のやらかしが1番やべーのはわかってるだろ」
スイにピシャリと否定されて紫苑は再び項垂れる。
「わかりました。毎日は出来ませんがたまにファンレターは送りたいと思います。それよりもCielo の皆さんには本当にご迷惑をおかけしました」
私は頭を下げる。アイドルが恋愛なんて大問題も良いところだ。本来ならば私も紫苑もこの3人には罵倒されてもおかしくはない立場だ。
「熊野さんが謝る必要ないよ。悪いのは全部突っ走ったこいつなんだから」
スイは紫苑にちらりと視線を向ける。
「スイ君は大好きな子に突然別れようと言われて暴走しない自信あるの?」
「当たり前だ! 愛される側にも愛される側の気持ちってもんがあるだろ! その理屈でいうとお前は過激なファンに100回監禁されっぞ」
スイはピシャリと言い返す。
そういえばシオンのファンは過激なお姉様が多かった。
とにかく同担拒否勢が多いし、熱狂的なファンが多いのだ。
紫苑の誕生日になると『シオンくん生誕祭』というタグと共にSNSにシオンのグッズが大量に飾られた祭壇の写真がたくさん上がるのだ。
「アイドルと言っても紫苑も人間やから恋愛するなは難しい話です。ですから紫苑が恋するのは仕方あらへん事やと思います。だから恋人いるのは良いと思います。ただアイドルというのはそれを隠さないとあかんのです。アイドルはファンの望む姿を演じ切るのも仕事なんですわ。だから熊野さんも絶対バレへんようにしてください」
コウ君の真剣な表情にゴクリと息を呑む。彼の表情も口調も静かだが逆らえない迫力が滲み出ていた。
「はい! もちろんです」
もちろん隠し通すに決まっている。だって私は普通の男の子である最上紫苑もCieloとしてのシオンも両方愛しているのだから。
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