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スーパーアイドル、写真に撮られる(第三者視点)
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「Cieloのエース様のスクープ撮ったぞ」
サンディアプロモーション所属のアイドルが住む宿舎でスマートフォンを持った青年がガッツポーズを取る。
彼はシオンと同時期にサンディアプロモーションに入所した男だ。事務所の宿舎に住んでアイドルを目指している。
青年は一足先にデビューしたシオンに嫉妬して、どうにか彼の弱みを掴みたかった。
そう思ってた矢先だった。変装したシオンが女性とデートをしているのを見かけたのだ。浮いた噂一つないシオンが女性を連れて歩いているなんて大ニュースである。
そして急遽シオンを尾行する事に決めたのだ。
そしてシャッター音がしないカメラアプリを入れて彼らが喫茶店で話している姿を撮影したのだ。
シオンはCieloの中でもダントツの人気を誇る。シオンの事を知りたいと思うファンも多い。しかし、シオンは出自やプライベートをほとんど語らない
多くのメディア関係者がシオンのことを知りたがるが、プライベートが明かされることはなかった。
つまりシオンのスキャンダルは話題性はもちろんだが金になると彼らは踏んだ。
「よっしゃ! この情報は週刊誌に高く売れそうだな。それにシオンの人気を落とすことだって夢じゃない」
一緒にいた2人の青年はカメラで撮った写真を確認する。彼らも件の青年とシオンと同じタイミングで入所した研修生である。
写真にはシオンが女性と楽しく談笑する姿が収められている。
「事務所のお偉いさんはシオンを見習って素行をちゃんとしろって言ってるけどこいつがっつり女とデートしてるじゃん」
「ていうかさ、シオンだけデビューっておかしいよな。絶対あいつ枕したよな」
「確かにな。顔だけはいいもんな」
青年たちはシオンの悪口を言い始める。
サンディアプロモーション所属のアイドルは研修生制度がある。そこに所属するアイドルは最低でも3年間は研修生として過ごす。
その間に歌とダンス、表情管理といったアイドルの基礎を徹底的に叩き込まれながら、自社が持つ枠の番組に出ながら一流のタレントを目標に駆け抜けるのだ。
サンディアプロモーションにの研修生の第一の目標はメジャーデビューだ。大体はユニットを組みCDデビューをする。
シオンはデビューまでずっとレッスンのみでメディアに出ることは一切なかった。
そんなシオンがメジャーデビューしたのは青年たちに取ってそれはとても面白くなかった。
同期である彼らは自分たちは新人枠としてそこそこ番組に出ている中、メディアにほとんど出ないシオンの事を見下していた。
現実では同期の中でデビューしたのはシオンだけで、しかも入所してから史上最速のデビューだ。
Cieloとして入所したシオンは巧みなパフォーマンスで瞬く間に人気になり、事務所の力もあってありとあらゆるメディアに引っ張りだこだった。
彗星の如く現れた新人アイドルに世間は魅了された。
本業であるアイドルだけではなく、モデルとして活躍するシオンは国民的人気タレントとなった。
一方で同期である自分達はいまだにグループも組めず、研修生の中でも後列側になり知名度も殆どない。
さらに事あるごとにシオンと比べられ、ついにライブではシオンのバックに付く事になった。
格差を見せつけられてフラストレーションがたまらないはずがない。
彼らはいつしか自分を高めるよりもシオンを引きずり下ろす事に注力するようになっていった。
「さて、この画像をSNSにあげるか、それとも週刊誌に売りつけるか」
スマートホンを持った青年は下品な笑みを浮かべる。
「何してるの? 楽しそうだね」
聞き覚えのある声がして彼らは部屋のドアへ目を向ける。そこには先程まで噂していたシオンがいた。
シオンの青年たちを見据える目は同期に向ける気やすさは一切なく、氷のように冷え切っていた。
「シ、シオン。いつの間にここにいたんだよ? そもそもノックしろよ」
突然現れた来訪者に青年たちは引き攣った顔で応対する。噂の張本人が現れると予想していなかった。
「たった今。それよりもスマホに何か面白いの映っているの? 俺にも見せて」
一瞬シオンの瞳が紫色に輝く。すると同時に青年はシオンへ歩み寄りスマートホンを差し出す。
「お前、何やってるんだよ⁉︎」
「わかんねえよ! 身体が勝手に動いて……」
シオンは差し出されたスマートホンをいじり、カメラロールを確認する。
シオンを止めようと2人の青年が身を乗り出すが身体が石になったかのように重く一歩も動く事ができなかった。
元々シオンは不思議な所があった。シオンの秘密を探ろうとしても上手くかわされ、深入りしたものは例外なく表舞台から消え去って行ったのだ。
もしかしたらシオンは人間ではないのではないかと思う時もあった。
シオンはそれこそ出来ないことはないと言っていいくらいに物事をそつなくこなしてみせる。
そして今シオンが不思議の力を目の当たりにした事で疑惑が確信に変わる。
目の前にいる優秀すぎる同期は人間ではない。バケモノなのだと。
彼らは美しい少年の姿をした怪物がスマートホンをいじっていくのを見守るしかできなかった。
「へえ。俺と桃さんのデート隠し撮りしたって事か。すっごい悪趣味」
シオンは不快そうに眉を顰める。そして画像を消していく。さらにムービーも残っていないか念入りに確認する。
「これで全部? せっかくここまできたんだ。今とってもいいところなんだ。大事な所をお前らなんかに邪魔されるわけにはいかないんだよ」
そう呟くシオンの瞳はあまりにも暗く深い色をしている。闇を凝縮したような瞳の奥底には僅かな怒りが滲みでいた。
「ぜ、ぜんぶだよ!」
「本当? バックアップとか取ったりしてない? 嘘ついたら容赦しないよ。そうだ。これ見て」
シオンは突如自身のスマートフォンを取り出し画像を見せる。
その画像は彼らが夜こっそり遊びに行って女子アイドルとデートしているものだった。
しかも喫煙と飲酒している画像も見せられる。
「お前っ、どこでその画像を!」
「わかるよね? しかもデートだけじゃなくてお酒やタバコも吸っているのはやばいよね。未成年でしょ? こんなの知られたらすぐに退所になるよ」
シオンは不敵に微笑む。しかし笑っているのは口元だけで目は冷ややかなまま彼らを見据えていた。
「シオン、何が言いたいんだ?」
「わからない? この画像ばら撒かれたくなかったら大人しくしてろって事。そして俺はその気になればいつだってお前らをこの世界から消す事ができる。こんな事に現抜かしてるからいつまでも研修生の後列止まりなんだよ」
シオンは青年のスマートフォンを彼に投げて渡し、そのまま部屋を出て行った。
彼ら3人は数日後に退所届を出し、サンディアプロモーションと芸能界から姿を消したのだ。
それはニュースになる事は無くあまりにもひっそりとした引退だった。
サンディアプロモーション所属のアイドルが住む宿舎でスマートフォンを持った青年がガッツポーズを取る。
彼はシオンと同時期にサンディアプロモーションに入所した男だ。事務所の宿舎に住んでアイドルを目指している。
青年は一足先にデビューしたシオンに嫉妬して、どうにか彼の弱みを掴みたかった。
そう思ってた矢先だった。変装したシオンが女性とデートをしているのを見かけたのだ。浮いた噂一つないシオンが女性を連れて歩いているなんて大ニュースである。
そして急遽シオンを尾行する事に決めたのだ。
そしてシャッター音がしないカメラアプリを入れて彼らが喫茶店で話している姿を撮影したのだ。
シオンはCieloの中でもダントツの人気を誇る。シオンの事を知りたいと思うファンも多い。しかし、シオンは出自やプライベートをほとんど語らない
多くのメディア関係者がシオンのことを知りたがるが、プライベートが明かされることはなかった。
つまりシオンのスキャンダルは話題性はもちろんだが金になると彼らは踏んだ。
「よっしゃ! この情報は週刊誌に高く売れそうだな。それにシオンの人気を落とすことだって夢じゃない」
一緒にいた2人の青年はカメラで撮った写真を確認する。彼らも件の青年とシオンと同じタイミングで入所した研修生である。
写真にはシオンが女性と楽しく談笑する姿が収められている。
「事務所のお偉いさんはシオンを見習って素行をちゃんとしろって言ってるけどこいつがっつり女とデートしてるじゃん」
「ていうかさ、シオンだけデビューっておかしいよな。絶対あいつ枕したよな」
「確かにな。顔だけはいいもんな」
青年たちはシオンの悪口を言い始める。
サンディアプロモーション所属のアイドルは研修生制度がある。そこに所属するアイドルは最低でも3年間は研修生として過ごす。
その間に歌とダンス、表情管理といったアイドルの基礎を徹底的に叩き込まれながら、自社が持つ枠の番組に出ながら一流のタレントを目標に駆け抜けるのだ。
サンディアプロモーションにの研修生の第一の目標はメジャーデビューだ。大体はユニットを組みCDデビューをする。
シオンはデビューまでずっとレッスンのみでメディアに出ることは一切なかった。
そんなシオンがメジャーデビューしたのは青年たちに取ってそれはとても面白くなかった。
同期である彼らは自分たちは新人枠としてそこそこ番組に出ている中、メディアにほとんど出ないシオンの事を見下していた。
現実では同期の中でデビューしたのはシオンだけで、しかも入所してから史上最速のデビューだ。
Cieloとして入所したシオンは巧みなパフォーマンスで瞬く間に人気になり、事務所の力もあってありとあらゆるメディアに引っ張りだこだった。
彗星の如く現れた新人アイドルに世間は魅了された。
本業であるアイドルだけではなく、モデルとして活躍するシオンは国民的人気タレントとなった。
一方で同期である自分達はいまだにグループも組めず、研修生の中でも後列側になり知名度も殆どない。
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彼らはいつしか自分を高めるよりもシオンを引きずり下ろす事に注力するようになっていった。
「さて、この画像をSNSにあげるか、それとも週刊誌に売りつけるか」
スマートホンを持った青年は下品な笑みを浮かべる。
「何してるの? 楽しそうだね」
聞き覚えのある声がして彼らは部屋のドアへ目を向ける。そこには先程まで噂していたシオンがいた。
シオンの青年たちを見据える目は同期に向ける気やすさは一切なく、氷のように冷え切っていた。
「シ、シオン。いつの間にここにいたんだよ? そもそもノックしろよ」
突然現れた来訪者に青年たちは引き攣った顔で応対する。噂の張本人が現れると予想していなかった。
「たった今。それよりもスマホに何か面白いの映っているの? 俺にも見せて」
一瞬シオンの瞳が紫色に輝く。すると同時に青年はシオンへ歩み寄りスマートホンを差し出す。
「お前、何やってるんだよ⁉︎」
「わかんねえよ! 身体が勝手に動いて……」
シオンは差し出されたスマートホンをいじり、カメラロールを確認する。
シオンを止めようと2人の青年が身を乗り出すが身体が石になったかのように重く一歩も動く事ができなかった。
元々シオンは不思議な所があった。シオンの秘密を探ろうとしても上手くかわされ、深入りしたものは例外なく表舞台から消え去って行ったのだ。
もしかしたらシオンは人間ではないのではないかと思う時もあった。
シオンはそれこそ出来ないことはないと言っていいくらいに物事をそつなくこなしてみせる。
そして今シオンが不思議の力を目の当たりにした事で疑惑が確信に変わる。
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彼らは美しい少年の姿をした怪物がスマートホンをいじっていくのを見守るしかできなかった。
「へえ。俺と桃さんのデート隠し撮りしたって事か。すっごい悪趣味」
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「これで全部? せっかくここまできたんだ。今とってもいいところなんだ。大事な所をお前らなんかに邪魔されるわけにはいかないんだよ」
そう呟くシオンの瞳はあまりにも暗く深い色をしている。闇を凝縮したような瞳の奥底には僅かな怒りが滲みでいた。
「ぜ、ぜんぶだよ!」
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