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戦闘開始で終わりのようです
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うん殺そう。
魔王は晴れやかだった。こんなクズなら後悔しないだろう。
勇者は飛び出してきた。
「なら死んでくれや!」
抜刀しつつの一撃を魔王は腰からちゃちな短剣を抜き、剣を止める。いや、受け流した。
勇者は受け流されたことによりそのまま前のめりに地面に剣を突き刺す。
こいつはほんとに勇者なのか?剣に使われてるという感じだが。
そこから腕を掴み引き寄せる。そして腹部に短剣を突き刺す。勝ちだ。
「この短剣は沈黙と束縛効果が付与されている。喋れないだろう、呪文も不可だ。もちろん道具も使えない。」
勇者は苦しそうに口をパクパクさせている。無様だ。
勇者は思い出したように仲間を見る。しかし冷ややかな目でみる3人がいた。
魔王はそれを見てニヤリとした。
「なぜ助けないと思う?あれは貴様達が嫌っている魔族、つまり我の仲間だからさ。」
勇者は驚いたようにこっちを見る。
しかしもう一度説明するつもりも無く、しかも勇者は後ろから蹴られる。魔道士風の女が立っていた。
「そうさ、最初から私は仲間なんかじゃない。あいつらもね。」
盗賊風、騎士風も近寄る。
「私はね、この魔王様からお前を見極めてくれと言われたんだよ。だけどアンタは救いようのないクズだ。」
魔道士風は言いながら勇者の腹部に、傷目掛けて蹴りを入れる。痛そうにのたうち回る勇者。
「痛いかい?ごめんよ?でもね、あの子の受けた痛みはこんなもんじゃない。私はあの時アンタを本気で殺そうとした。あの子は知り合いの子供だったからだ。でもコイツらに押さえつけて貰って必死に耐えたさ。」
憎悪の表情で勇者を睨む。先程の面影すらない。
騎士風は勇者の両腕を切り飛ばした。勇者は悶絶した。
「おっと死なれたら困るな。」
魔王は腕に回復魔法をかけ血を止める。
騎士風は魔王に一礼をして勇者に吐き捨てるように言った。
「お前は本当にクズだ。何もしていない、平穏に暮らしてた仲間を経験値の為だけに殺した!!しかも罪悪感もなく嬉々として!!」
憤怒しながら両足を切り飛ばす。勇者は痛みから気絶する。
「まだ気を失うには早いぞ?」
魔王は回復魔法をかけ、勇者の目を覚まさせる。
「ねぇキミのこれ、もう要らないよね?だってキミもうこんな体じゃ使えないでしょ?」
盗賊風は勇者の生殖器を切り落とした。おお、さすがにそれはキツい。
情けの回復魔法をかける。
「まあここも汚されたら困るし、拷問部屋連れていきなよ。殺さないでね。飽きたらまた連れてきて。」
先程の口調はどこへ行ったのか魔王は軽く告げる。
3人は頷き、ダルマのようになった勇者を引きずっていく。
「お疲れ様でした。いい演技でしたね?魔王様?」
ニヤニヤとしながら影から女が出てくる。
魔王は晴れやかだった。こんなクズなら後悔しないだろう。
勇者は飛び出してきた。
「なら死んでくれや!」
抜刀しつつの一撃を魔王は腰からちゃちな短剣を抜き、剣を止める。いや、受け流した。
勇者は受け流されたことによりそのまま前のめりに地面に剣を突き刺す。
こいつはほんとに勇者なのか?剣に使われてるという感じだが。
そこから腕を掴み引き寄せる。そして腹部に短剣を突き刺す。勝ちだ。
「この短剣は沈黙と束縛効果が付与されている。喋れないだろう、呪文も不可だ。もちろん道具も使えない。」
勇者は苦しそうに口をパクパクさせている。無様だ。
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「なぜ助けないと思う?あれは貴様達が嫌っている魔族、つまり我の仲間だからさ。」
勇者は驚いたようにこっちを見る。
しかしもう一度説明するつもりも無く、しかも勇者は後ろから蹴られる。魔道士風の女が立っていた。
「そうさ、最初から私は仲間なんかじゃない。あいつらもね。」
盗賊風、騎士風も近寄る。
「私はね、この魔王様からお前を見極めてくれと言われたんだよ。だけどアンタは救いようのないクズだ。」
魔道士風は言いながら勇者の腹部に、傷目掛けて蹴りを入れる。痛そうにのたうち回る勇者。
「痛いかい?ごめんよ?でもね、あの子の受けた痛みはこんなもんじゃない。私はあの時アンタを本気で殺そうとした。あの子は知り合いの子供だったからだ。でもコイツらに押さえつけて貰って必死に耐えたさ。」
憎悪の表情で勇者を睨む。先程の面影すらない。
騎士風は勇者の両腕を切り飛ばした。勇者は悶絶した。
「おっと死なれたら困るな。」
魔王は腕に回復魔法をかけ血を止める。
騎士風は魔王に一礼をして勇者に吐き捨てるように言った。
「お前は本当にクズだ。何もしていない、平穏に暮らしてた仲間を経験値の為だけに殺した!!しかも罪悪感もなく嬉々として!!」
憤怒しながら両足を切り飛ばす。勇者は痛みから気絶する。
「まだ気を失うには早いぞ?」
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情けの回復魔法をかける。
「まあここも汚されたら困るし、拷問部屋連れていきなよ。殺さないでね。飽きたらまた連れてきて。」
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