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ドキドキ出会い編
21. 小さい彼らとの出会い
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「駿、もしかしてあなたが見ているのは精霊ではないですか?
普通人には契約しない限り精霊は見えませんが駿はステータスに精霊の愛し子とありました。精霊に好かれていて精霊が見えるのかもしれませんよ。」
「この子達が精霊?君たちそうなの?街にいた子たちも何も言ってなかったから妖精なのかと思ってたよ。」
『そうだよ~』
『ぼくたちせいれいだよ~』
『ずっとしゅんのことみてたの~』
『しゅんぼくのこえきこえる~?』
『しゅんぼくとけいやくしようよ!』
『『『『ぼくがするんだよ~!!』』』』
駿が精霊に問いかけると皆口々に駿に話しだした。
「やっぱり君たちは精霊だったんだね。声も聞こえてるよ、お話できて嬉しいな。
それと契約って僕よくわからないんだけど、みんなと出来るならしてもいいかな?」
「駿、あなたは精霊と話もできるのですか?そんな話は聞いたことがありません。
契約とはあなたの魔力を挙げる代わりに精霊魔法というものを使えるようになることです。多くの魔力が消費されるので1度に沢山契約することはリスクを伴います。
駿はたくさんの精霊が見えているようですが、1度にするのは精霊5人程がよろしいかと思います。
精霊様、どこにいらっしゃるのか私にはわかりませんが、どうか駿と契約してください。駿は自身を守るすべが少ないので精霊様と契約出来たら私共も安心できます。」
『ぼくこのうさぎさんきにいったよ~
しゅんともけいやくしたいけど、ぼくはうさぎさんとけいやくする~』
そう駿に告、1人の青色の精霊がアーヴィングの元へふよふよと飛んで行った。
「アーヴィングさん、青い綺麗な精霊さんがアーヴィングさんと契約したいみたいですよ。今右肩の上に座っています。
契約はどのようにするのですか?よければ契約してあげてください。」
「え、えっと私の肩に乗っているのですか?精霊様が私と契約したいと仰ってると、、、、。にわかに信じ難いですが駿が言っているのならば確かですね。
契約は精霊様に魔力を渡しながら名乗ることで出来るのです。私も契約して頂けるのなら有難いのでやって見せますね。
我求むは水の精霊。名はアーヴィング。この魔力を対価に精霊様のお力をお貸しください。」
目を瞑り、手のひらから魔力を出したアーヴィングに肩に泊まっていた青い精霊がまたしてもふよふよと移動しもぐもぐとアーヴィングの魔力を食べるような仕草をした。するとアーヴィングの目が見開いて、「精霊様が見えます!!」と驚きを隠せない様子であった。
『ぼくはアクアだよ。アーヴィングとけいやくしたからおみずだせるよ~よろしくね~ぼくたちしゅんのことがおきにいりなんだ~』
その後駿はアーヴィングに教わりながら無事5匹の精霊と契約を結んだ。幸いなことにいた精霊は4大属性の水、火、土、風に加えて光属性の5属性を持つ精霊たちであり、駿とは魔力の相性も非常に良かったようだ。
アーヴィングは未だに自身が精霊と契約するという事態を飲め込めずぽーっとしながら、駿と周りに飛び交う精霊たちの姿を眺めてしまう。
アーヴィングの反応がデカすぎる訳ではなく、精霊との契約というものはこの国では大変名誉なことで、100年に一度できるか出来ないかというほどのものなのである。精霊とはたいそう気ままで滅多なことがないと契約に応じない生き物であるというのはこの国では常識であったが、異世界から来た駿には通じない。そんな異世界間ギャップを感じながら駿と精霊に感謝するアーヴィングであった。
普通人には契約しない限り精霊は見えませんが駿はステータスに精霊の愛し子とありました。精霊に好かれていて精霊が見えるのかもしれませんよ。」
「この子達が精霊?君たちそうなの?街にいた子たちも何も言ってなかったから妖精なのかと思ってたよ。」
『そうだよ~』
『ぼくたちせいれいだよ~』
『ずっとしゅんのことみてたの~』
『しゅんぼくのこえきこえる~?』
『しゅんぼくとけいやくしようよ!』
『『『『ぼくがするんだよ~!!』』』』
駿が精霊に問いかけると皆口々に駿に話しだした。
「やっぱり君たちは精霊だったんだね。声も聞こえてるよ、お話できて嬉しいな。
それと契約って僕よくわからないんだけど、みんなと出来るならしてもいいかな?」
「駿、あなたは精霊と話もできるのですか?そんな話は聞いたことがありません。
契約とはあなたの魔力を挙げる代わりに精霊魔法というものを使えるようになることです。多くの魔力が消費されるので1度に沢山契約することはリスクを伴います。
駿はたくさんの精霊が見えているようですが、1度にするのは精霊5人程がよろしいかと思います。
精霊様、どこにいらっしゃるのか私にはわかりませんが、どうか駿と契約してください。駿は自身を守るすべが少ないので精霊様と契約出来たら私共も安心できます。」
『ぼくこのうさぎさんきにいったよ~
しゅんともけいやくしたいけど、ぼくはうさぎさんとけいやくする~』
そう駿に告、1人の青色の精霊がアーヴィングの元へふよふよと飛んで行った。
「アーヴィングさん、青い綺麗な精霊さんがアーヴィングさんと契約したいみたいですよ。今右肩の上に座っています。
契約はどのようにするのですか?よければ契約してあげてください。」
「え、えっと私の肩に乗っているのですか?精霊様が私と契約したいと仰ってると、、、、。にわかに信じ難いですが駿が言っているのならば確かですね。
契約は精霊様に魔力を渡しながら名乗ることで出来るのです。私も契約して頂けるのなら有難いのでやって見せますね。
我求むは水の精霊。名はアーヴィング。この魔力を対価に精霊様のお力をお貸しください。」
目を瞑り、手のひらから魔力を出したアーヴィングに肩に泊まっていた青い精霊がまたしてもふよふよと移動しもぐもぐとアーヴィングの魔力を食べるような仕草をした。するとアーヴィングの目が見開いて、「精霊様が見えます!!」と驚きを隠せない様子であった。
『ぼくはアクアだよ。アーヴィングとけいやくしたからおみずだせるよ~よろしくね~ぼくたちしゅんのことがおきにいりなんだ~』
その後駿はアーヴィングに教わりながら無事5匹の精霊と契約を結んだ。幸いなことにいた精霊は4大属性の水、火、土、風に加えて光属性の5属性を持つ精霊たちであり、駿とは魔力の相性も非常に良かったようだ。
アーヴィングは未だに自身が精霊と契約するという事態を飲め込めずぽーっとしながら、駿と周りに飛び交う精霊たちの姿を眺めてしまう。
アーヴィングの反応がデカすぎる訳ではなく、精霊との契約というものはこの国では大変名誉なことで、100年に一度できるか出来ないかというほどのものなのである。精霊とはたいそう気ままで滅多なことがないと契約に応じない生き物であるというのはこの国では常識であったが、異世界から来た駿には通じない。そんな異世界間ギャップを感じながら駿と精霊に感謝するアーヴィングであった。
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