46 / 76
東へと。それに修行。
しおりを挟む
舗装もされていない道を、私の運転するキャンピングカーは、ぐんぐんと進んでいく。
日ごろから踏み倒され、剥き出しになった土の道は、進べき道を示すかのように一本だけが東に向かって伸びている。そのため、私は迷いなく進めべき方向を目指して行けている。
しかし、私の運転も三時間は越えていることもあり、集中力の限界が来ていた。そろそろ休憩を挟もうかと考えいると、ちょうど、近くに綺麗な川辺も見つけたので、運動も兼ねてしばらくそこで休憩をすることにした。
エンジンを切って、ハンドブレーキを引いて、みんなに休憩をしようと告げる。
アデ先生が、小腹が空いたと言うので、食事を作ってもらっている間、私は日課の魔力の訓練に加え、肉体的な鍛錬も行うことにした。
体がバキバキに固まって、お尻も痛いので、体の血行が悪くなっている。
軽いストレッチをして、軽く筋トレで体を追い込んでから、水分補給と共に土を食べる。
そんなことをしていると、アデ先生に見つかって奇異な目で見られた。
「アーシャたん。土を食べてるの?」
「大丈夫だ。ちゃんと煮沸消毒をしている」
「煮沸消毒? なんで土を食べてるの? お腹減ったの?」
「いや、土を食べると魔力の回復速度が上がるんだ」
「へえ……」
私の言葉にアデ先生が見るからに引いている。
「アーシャたん。土を食べるって言うのはね、昔、土にいた虫にやられて死んだ神様がいるの。そういうことだから、みんな誰もやらないの。お腹すいたなら私が作ってあげるからね? 変なことはやっちゃだめよ」
「あれか? 虫って寄生虫のことか?」
アデ先生はよく分からないといった顔をする。
神が死んだということは、このおそろしい虫というものが存在するのだろう。だが、まあ、病気や虫については、警戒していたから私は無事だったのだろうが。煮沸消毒もしていたしな。
おそらく、全て魔法で治すという概念が強いこの世界では、消毒などの予防という意識は少ないのかもしれない。そのせいで、誰も土を食さないのだろう。
まあ、そんな話を聞いたからには、食べる土も畑などの食用に近い物をえらぶようにするが……。
だが、待てよ。
みんなが食べないとなれば、魔力の回復速度については私の一人勝ちということではないか?
そんな、ちょっと危険な考えを頭の隅に起きつつ、体の鍛錬を終えて、魔力の練習をし始めると、今度はジークリンテが寄ってきた。
「アーシャ。どうしたの? 具合悪いの?」
「魔力量を増やす練習をしていたんだ。君もやるか?」
「うん」
「そうか。じゃあ、そこに座りなさい」
ジークリンテに魔力の練習方法を教えて、いざ、一緒に瞑想を始めようとすると、今度はアリスがやって来た。
アリスも混ぜて魔力の練習をするが、アリスは集中力がないらしく、体をそわそわ動かして、ついには止めてしまった。
アリスはまだ子供だから仕方ないことだが、ジークリンテは才能があるようで、瞑想にどんどん入り込んでいく。
十人十色。得意不得意があって良いことじゃないか。アリスもジークリンテも、私の誇らしい家族だ。
――――――
国境を越えていくほど、魔物という存在を目にする機会が増えてきた。
大抵の魔物は重力場で動きを封じる程度で済むのだが、あまりにも大きな相手となると、姿を隠して進んだ方が精神的にも楽に感じてきた。
キャンピングカーに透過の魔法をかけるだけなので、音はどうしても消せず、魔物が音を頼りに、周囲を警戒しているのが唯一の不安だ。
そんな魔物が群生する中を勢いよく突っ切るので、ちょっとしたアトラクション気分で私は楽しんでいた。
だが、しかし、みんな後部座席で怯えていたようで、エンジンの音がする中で、みんな息すらも殺して待っていた。
ようやく魔物の群れから抜け出ると、みんな疲れ切ったような顔をし始めた。
「アデ先生。あの魔物は何だったんだ?」
「あれはファイアドレイク。ワイバーンの一種で、口から火を吐いて敵を攻撃するの。ドラゴンに見た目は近いけど、ドラゴンという種族とは違くて、爬虫類からの派生なの。強力な魔力を受け続けて、進化したトカゲが、ファイアドレイクだとされているね」
「ドラゴンか一度戦ってみたいな」
「やめて……」
私のつぶやきに、アデ先生が死んだような顔をする。
なので、私も少し反省することにした。
ーーーーーー
国境を超え、魔都の領域にはいってから1か月、結構な長旅になってきてはいるが、ようやく最初の街が見えてきた。
補給も兼ねて、街に入ろうとするが、中世のようなレンガの街並みが見えてきて、なんだか、ゲームの世界に入ったような非現実的な感覚に陥りそうになった。
街の中には人間が殆どいない。いるのは、尻尾と翼の生えた悪魔と言われる種族。それに、バーサーカーと言われる体の大きい種族が沢山いる。
悪魔の特徴は悪戯好きなところにあり、近寄らない方が得策だと本で読んだことがある。
バーサーカーは、見た目こそ厳ついが、内面は非常に穏やかで、話が通じる相手だ。
しかし、一たび怒らせてしまえば手が付けられなくなるので、どのみち近づかない方が得策だと聞いたことがある。
悪魔やバーサーカーの着ている毛皮から露出した筋肉は、アリスやジークリンテにとっては恐怖でしかない。
二人の私の服を掴む手の力が一段と強くなったのを感じたので、二人を寄せて、いつでも守れる体勢を作っておく。
マーラは、アデ先生に腕を引かれているので、おそらく大丈夫だろう。
それよりも、何かの表紙でマーラが迷子にならないかの方が心配だ。
私がみんなを引き連れて歩いていると、サキュバスやインキュバス、それにバーサーカーに囲まれ始めた。
「ねえ、こんなところに人間なんて珍しいね。どこへ行くの?」
「今、新しい香水のテスターを探してるの。少しどうかしら?」
「あの……、おいらと……」
囲まれてなんと歩きづらいことか。自分が人気であることは嬉しいのだが、アリスやジークリンテには楽しいものではない。
適当に断ろうとするが、寄ってくる口の数が、なにせ多すぎる。
バーサーカーは口数自体が少ないのか、何を言おうとしているのか分からないので軽く相手をすることもないが。まあ、言いたいことはなんとなく分かるが、何か要領を得た聞き方をしてこないので、断ることもできないでいたのが正直なところだ。
「すまないが、食料品を買い足したいのだが、案内してくれないだろうか?」
私がそう言うと、インキュバスたちが一斉に手をあげた。
「あっ! 俺に付いてきてください!」
「じゃあ、案内をしてもらおうか」
一人の見た目の良いインキュバスに連れられて行くのだが、これは……、
俗に言う細マッチョってやつか? 露出の多い服で、ほぼ半裸だ。
栄養失調で必要な筋肉さえも削がれているのに、これを私の世界では細マッチョと例えていた。
しかし、私にはそんな人間の考えが分からず、性欲がピクリとも動かないので、中々に安心してついて行けている。
小さな店で食料品を買い足している間もインキュバスたちが私を口説こうと顔を褒めてくる。
まあ、少しなら相手をしてやっても良いかと考えたころ、マーラがトイレに行きたいというので、連れていくことにした。
マーラがお母さんと言い、私に子供がいると分かった途端に、インキュバスたちが離れていく。
残ったバーサーカーが、いつまでも後ろを付いてくるので、止めてくれないかと言おうとしたところ、
「ここらへんは、危ない。おいらが守る」
「いや、ありがたいが大丈夫だ──」
途端に、大きな地鳴りが私の言葉を遮った。
「逃げろ。蛇がくる」
「蛇?」
地鳴りが響いたかと思うと、住民たちが一斉にどこかへ向かって逃げ出した。
さっきまで私を口説いていたインキュバスたちも、脇目もふらずにひた走っている。
そんな光景に、私も危険を感じ、家族の姿を透過させようとするが、途中で止めた。
私の知る蛇が相手であれば、熱源だけでこちらを捉えられてしまうからだ。
マーラのトイレのこともあり、みんなでキャンピングカーに引き返そうかとしていると、森の隙間からひっそりと舌を出す蛇を私は見つけた。
私たちの体の何十倍はあろう大蛇に睨まれ、私以外がカエルのように固まってしまっている。
あの大蛇が敵かどうかは分からないが、先に、攻撃を仕掛けてくる前に重力場で押しとどめることにした。
重力場を仕掛け、それでも口を開けたところ、何か液体のような物を飛ばしてきたので、今度は土壁で防御をする。
毒液かもしれないので、触れないよう、遠距離魔法のクイックバーンで大蛇の顔を焼いて怯ませる。
すると、軽く焼かれただけで、大蛇は暴れをして森に引き返していってくれた。
木々が倒されていくので、どこへ逃げていくのかが分かる。
もう二度と大蛇が来ないよう追撃しようとするが、側にいたバーサーカーが思いっきり叫んで私を止めた。
「殺しちゃだめだ! その子は人間の女の子なんだ!」
「なっ!? 人間!?」
日ごろから踏み倒され、剥き出しになった土の道は、進べき道を示すかのように一本だけが東に向かって伸びている。そのため、私は迷いなく進めべき方向を目指して行けている。
しかし、私の運転も三時間は越えていることもあり、集中力の限界が来ていた。そろそろ休憩を挟もうかと考えいると、ちょうど、近くに綺麗な川辺も見つけたので、運動も兼ねてしばらくそこで休憩をすることにした。
エンジンを切って、ハンドブレーキを引いて、みんなに休憩をしようと告げる。
アデ先生が、小腹が空いたと言うので、食事を作ってもらっている間、私は日課の魔力の訓練に加え、肉体的な鍛錬も行うことにした。
体がバキバキに固まって、お尻も痛いので、体の血行が悪くなっている。
軽いストレッチをして、軽く筋トレで体を追い込んでから、水分補給と共に土を食べる。
そんなことをしていると、アデ先生に見つかって奇異な目で見られた。
「アーシャたん。土を食べてるの?」
「大丈夫だ。ちゃんと煮沸消毒をしている」
「煮沸消毒? なんで土を食べてるの? お腹減ったの?」
「いや、土を食べると魔力の回復速度が上がるんだ」
「へえ……」
私の言葉にアデ先生が見るからに引いている。
「アーシャたん。土を食べるって言うのはね、昔、土にいた虫にやられて死んだ神様がいるの。そういうことだから、みんな誰もやらないの。お腹すいたなら私が作ってあげるからね? 変なことはやっちゃだめよ」
「あれか? 虫って寄生虫のことか?」
アデ先生はよく分からないといった顔をする。
神が死んだということは、このおそろしい虫というものが存在するのだろう。だが、まあ、病気や虫については、警戒していたから私は無事だったのだろうが。煮沸消毒もしていたしな。
おそらく、全て魔法で治すという概念が強いこの世界では、消毒などの予防という意識は少ないのかもしれない。そのせいで、誰も土を食さないのだろう。
まあ、そんな話を聞いたからには、食べる土も畑などの食用に近い物をえらぶようにするが……。
だが、待てよ。
みんなが食べないとなれば、魔力の回復速度については私の一人勝ちということではないか?
そんな、ちょっと危険な考えを頭の隅に起きつつ、体の鍛錬を終えて、魔力の練習をし始めると、今度はジークリンテが寄ってきた。
「アーシャ。どうしたの? 具合悪いの?」
「魔力量を増やす練習をしていたんだ。君もやるか?」
「うん」
「そうか。じゃあ、そこに座りなさい」
ジークリンテに魔力の練習方法を教えて、いざ、一緒に瞑想を始めようとすると、今度はアリスがやって来た。
アリスも混ぜて魔力の練習をするが、アリスは集中力がないらしく、体をそわそわ動かして、ついには止めてしまった。
アリスはまだ子供だから仕方ないことだが、ジークリンテは才能があるようで、瞑想にどんどん入り込んでいく。
十人十色。得意不得意があって良いことじゃないか。アリスもジークリンテも、私の誇らしい家族だ。
――――――
国境を越えていくほど、魔物という存在を目にする機会が増えてきた。
大抵の魔物は重力場で動きを封じる程度で済むのだが、あまりにも大きな相手となると、姿を隠して進んだ方が精神的にも楽に感じてきた。
キャンピングカーに透過の魔法をかけるだけなので、音はどうしても消せず、魔物が音を頼りに、周囲を警戒しているのが唯一の不安だ。
そんな魔物が群生する中を勢いよく突っ切るので、ちょっとしたアトラクション気分で私は楽しんでいた。
だが、しかし、みんな後部座席で怯えていたようで、エンジンの音がする中で、みんな息すらも殺して待っていた。
ようやく魔物の群れから抜け出ると、みんな疲れ切ったような顔をし始めた。
「アデ先生。あの魔物は何だったんだ?」
「あれはファイアドレイク。ワイバーンの一種で、口から火を吐いて敵を攻撃するの。ドラゴンに見た目は近いけど、ドラゴンという種族とは違くて、爬虫類からの派生なの。強力な魔力を受け続けて、進化したトカゲが、ファイアドレイクだとされているね」
「ドラゴンか一度戦ってみたいな」
「やめて……」
私のつぶやきに、アデ先生が死んだような顔をする。
なので、私も少し反省することにした。
ーーーーーー
国境を超え、魔都の領域にはいってから1か月、結構な長旅になってきてはいるが、ようやく最初の街が見えてきた。
補給も兼ねて、街に入ろうとするが、中世のようなレンガの街並みが見えてきて、なんだか、ゲームの世界に入ったような非現実的な感覚に陥りそうになった。
街の中には人間が殆どいない。いるのは、尻尾と翼の生えた悪魔と言われる種族。それに、バーサーカーと言われる体の大きい種族が沢山いる。
悪魔の特徴は悪戯好きなところにあり、近寄らない方が得策だと本で読んだことがある。
バーサーカーは、見た目こそ厳ついが、内面は非常に穏やかで、話が通じる相手だ。
しかし、一たび怒らせてしまえば手が付けられなくなるので、どのみち近づかない方が得策だと聞いたことがある。
悪魔やバーサーカーの着ている毛皮から露出した筋肉は、アリスやジークリンテにとっては恐怖でしかない。
二人の私の服を掴む手の力が一段と強くなったのを感じたので、二人を寄せて、いつでも守れる体勢を作っておく。
マーラは、アデ先生に腕を引かれているので、おそらく大丈夫だろう。
それよりも、何かの表紙でマーラが迷子にならないかの方が心配だ。
私がみんなを引き連れて歩いていると、サキュバスやインキュバス、それにバーサーカーに囲まれ始めた。
「ねえ、こんなところに人間なんて珍しいね。どこへ行くの?」
「今、新しい香水のテスターを探してるの。少しどうかしら?」
「あの……、おいらと……」
囲まれてなんと歩きづらいことか。自分が人気であることは嬉しいのだが、アリスやジークリンテには楽しいものではない。
適当に断ろうとするが、寄ってくる口の数が、なにせ多すぎる。
バーサーカーは口数自体が少ないのか、何を言おうとしているのか分からないので軽く相手をすることもないが。まあ、言いたいことはなんとなく分かるが、何か要領を得た聞き方をしてこないので、断ることもできないでいたのが正直なところだ。
「すまないが、食料品を買い足したいのだが、案内してくれないだろうか?」
私がそう言うと、インキュバスたちが一斉に手をあげた。
「あっ! 俺に付いてきてください!」
「じゃあ、案内をしてもらおうか」
一人の見た目の良いインキュバスに連れられて行くのだが、これは……、
俗に言う細マッチョってやつか? 露出の多い服で、ほぼ半裸だ。
栄養失調で必要な筋肉さえも削がれているのに、これを私の世界では細マッチョと例えていた。
しかし、私にはそんな人間の考えが分からず、性欲がピクリとも動かないので、中々に安心してついて行けている。
小さな店で食料品を買い足している間もインキュバスたちが私を口説こうと顔を褒めてくる。
まあ、少しなら相手をしてやっても良いかと考えたころ、マーラがトイレに行きたいというので、連れていくことにした。
マーラがお母さんと言い、私に子供がいると分かった途端に、インキュバスたちが離れていく。
残ったバーサーカーが、いつまでも後ろを付いてくるので、止めてくれないかと言おうとしたところ、
「ここらへんは、危ない。おいらが守る」
「いや、ありがたいが大丈夫だ──」
途端に、大きな地鳴りが私の言葉を遮った。
「逃げろ。蛇がくる」
「蛇?」
地鳴りが響いたかと思うと、住民たちが一斉にどこかへ向かって逃げ出した。
さっきまで私を口説いていたインキュバスたちも、脇目もふらずにひた走っている。
そんな光景に、私も危険を感じ、家族の姿を透過させようとするが、途中で止めた。
私の知る蛇が相手であれば、熱源だけでこちらを捉えられてしまうからだ。
マーラのトイレのこともあり、みんなでキャンピングカーに引き返そうかとしていると、森の隙間からひっそりと舌を出す蛇を私は見つけた。
私たちの体の何十倍はあろう大蛇に睨まれ、私以外がカエルのように固まってしまっている。
あの大蛇が敵かどうかは分からないが、先に、攻撃を仕掛けてくる前に重力場で押しとどめることにした。
重力場を仕掛け、それでも口を開けたところ、何か液体のような物を飛ばしてきたので、今度は土壁で防御をする。
毒液かもしれないので、触れないよう、遠距離魔法のクイックバーンで大蛇の顔を焼いて怯ませる。
すると、軽く焼かれただけで、大蛇は暴れをして森に引き返していってくれた。
木々が倒されていくので、どこへ逃げていくのかが分かる。
もう二度と大蛇が来ないよう追撃しようとするが、側にいたバーサーカーが思いっきり叫んで私を止めた。
「殺しちゃだめだ! その子は人間の女の子なんだ!」
「なっ!? 人間!?」
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる