21 / 49
21
しおりを挟む
「分かったよ」
「だって、君にはそんな人間になって欲しくないんだよ。幸せになってほしい」
「分かったから……」
「……。ごめん……。なんだか嫌な記憶を思い出させちゃったみたいだね……」
それから、高い金を払ってまで女とエッチをしに行くが、全然イケず、自分が完全に男として終わってしまったのを理解してしまった。
死ぬほどの絶望を抱えながら家に帰ると、カンナが笑顔で出迎えてきた。
「おかえり! 思い出できた!?」
「なあ……、女のマンコってみんなあんなに緩いの?」
「うーん、運動している人とかだと締まってるよ」
「なんで知ってんの? お前、同性愛者じゃないの?」
「ボクは顔は良いし、お金が無くなった時には、嫌だけど女の人相手に売春してたからね。ボクは経験は豊富だよ」
「なんだか、負けた気分だ……」
「ははは……。でも、ボクが好きなのは男の人だからさ」
それから、しばらくしても、ソファーから立ち上がることもできなかった……。
「ちゃんと射精までできた?」
「いや、無理だった。でも、勿体なくて自分でしごいて出した……」
「笑っちゃいけないけど、笑える」
「あークソ。俺のネガティブが、とめらんねえよ……。俺はとことん敗者なんだよな……」
「しょうがない。可哀そうな君に、男の体を知り尽くしているボクが君を気持ちよくしてあげよう」
「いや、男の尻にいれるのは……」
「ボクも一応、お尻でイケるけど、あれって、終わった後が大変だからね。しばらく、お尻が締まんなくなる時あるし、だから、基本、ボクは入れる専門。それに、まだ初心者の君では、ボクのお尻にいれようが、女の人に入れようが、君は気持ちよくなれない。だから、君はまずお尻を開いてボクに教わるべきなんだ」
「おい。俺はいつになったら男になれるんだよ……」
「いいからいいから。先にちんちん掃除してあげるね」
そう言って、先ほどまで女の中に入っていたちんこを、カンナは気にすることなく口に含んだ。
別に、フェラでも気持ちがいいわけではなかったが、当て方がうまくて刺激がちゃんと伝わってくる。
「ちんちんは、刺激を当て続けないと快感が起きないから、基本は擦るイメージ。で、緩いのがそもそも無理な人って言うのは、基本、女の人に対して性欲が沸かない人だから、射精まではかなり無理がある。だから、まずは君は好きな人を探すべきだね」
「好きなだけでセックスまでできるなら誰も困らねえよ」
「そもそもそういうこと。その考えがそもそも射精できない原因を引き起こしてるんだ。好きな人たちにずうっとフラれ続けたとか、自分に諦めてしまっているんだ。だからもう、奇跡が起こらない限り、女の人では射精できないよ」
「俺の人生ってまじくだらねえ……」
「でも、君は女の子の才能あるから、普通よりも気持ちよくなれるんだよ。それに、たぶん、君はそういう才能があるってことは、基本優しくされると惚れちゃうタイプ」
実のところカンナの言うことは、ドンピシャで当たっていて、もう、俺は諦めていた。
弱っているところを優しくされたら、きっとまた惚れてしまう。
優しくされながらカンナに犯されて、俺はまた自分からキスをする。
「だって、君にはそんな人間になって欲しくないんだよ。幸せになってほしい」
「分かったから……」
「……。ごめん……。なんだか嫌な記憶を思い出させちゃったみたいだね……」
それから、高い金を払ってまで女とエッチをしに行くが、全然イケず、自分が完全に男として終わってしまったのを理解してしまった。
死ぬほどの絶望を抱えながら家に帰ると、カンナが笑顔で出迎えてきた。
「おかえり! 思い出できた!?」
「なあ……、女のマンコってみんなあんなに緩いの?」
「うーん、運動している人とかだと締まってるよ」
「なんで知ってんの? お前、同性愛者じゃないの?」
「ボクは顔は良いし、お金が無くなった時には、嫌だけど女の人相手に売春してたからね。ボクは経験は豊富だよ」
「なんだか、負けた気分だ……」
「ははは……。でも、ボクが好きなのは男の人だからさ」
それから、しばらくしても、ソファーから立ち上がることもできなかった……。
「ちゃんと射精までできた?」
「いや、無理だった。でも、勿体なくて自分でしごいて出した……」
「笑っちゃいけないけど、笑える」
「あークソ。俺のネガティブが、とめらんねえよ……。俺はとことん敗者なんだよな……」
「しょうがない。可哀そうな君に、男の体を知り尽くしているボクが君を気持ちよくしてあげよう」
「いや、男の尻にいれるのは……」
「ボクも一応、お尻でイケるけど、あれって、終わった後が大変だからね。しばらく、お尻が締まんなくなる時あるし、だから、基本、ボクは入れる専門。それに、まだ初心者の君では、ボクのお尻にいれようが、女の人に入れようが、君は気持ちよくなれない。だから、君はまずお尻を開いてボクに教わるべきなんだ」
「おい。俺はいつになったら男になれるんだよ……」
「いいからいいから。先にちんちん掃除してあげるね」
そう言って、先ほどまで女の中に入っていたちんこを、カンナは気にすることなく口に含んだ。
別に、フェラでも気持ちがいいわけではなかったが、当て方がうまくて刺激がちゃんと伝わってくる。
「ちんちんは、刺激を当て続けないと快感が起きないから、基本は擦るイメージ。で、緩いのがそもそも無理な人って言うのは、基本、女の人に対して性欲が沸かない人だから、射精まではかなり無理がある。だから、まずは君は好きな人を探すべきだね」
「好きなだけでセックスまでできるなら誰も困らねえよ」
「そもそもそういうこと。その考えがそもそも射精できない原因を引き起こしてるんだ。好きな人たちにずうっとフラれ続けたとか、自分に諦めてしまっているんだ。だからもう、奇跡が起こらない限り、女の人では射精できないよ」
「俺の人生ってまじくだらねえ……」
「でも、君は女の子の才能あるから、普通よりも気持ちよくなれるんだよ。それに、たぶん、君はそういう才能があるってことは、基本優しくされると惚れちゃうタイプ」
実のところカンナの言うことは、ドンピシャで当たっていて、もう、俺は諦めていた。
弱っているところを優しくされたら、きっとまた惚れてしまう。
優しくされながらカンナに犯されて、俺はまた自分からキスをする。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
性的イジメ
ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。
作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。
全二話 毎週日曜日正午にUPされます。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
昭和から平成の性的イジメ
ポコたん
BL
バブル期に出てきたチーマーを舞台にしたイジメをテーマにした創作小説です。
内容は実際にあったとされる内容を小説にする為に色付けしています。私自身がチーマーだったり被害者だったわけではないので目撃者などに聞いた事を取り上げています。
実際に被害に遭われた方や目撃者の方がいましたら感想をお願いします。
全2話
チーマーとは
茶髪にしたりピアスをしたりしてゲームセンターやコンビニにグループ(チーム)でたむろしている不良少年。 [補説] 昭和末期から平成初期にかけて目立ち、通行人に因縁をつけて金銭を脅し取ることなどもあった。 東京渋谷センター街が発祥の地という。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる