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番外編 見ていた
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叫ぶレイラに、楽しそうにしているユドルフ。
そんな二人の邪魔をしない為か、いつの間にか部屋の片隅に避難・・・・控えていた、ユドルフの側近と、レイラのメイドは、二人から目を離す事なく、そっと言葉を交わしていた。
「本当に、ユドルフ殿下が申し訳ありません・・。」
「何をおっしゃいます。ユドルフ様には感謝するばかりですよ。」
「感謝ですか??」
「ええ、お嬢様は幼い頃から病弱ではありましたが、気持ちだけは元気いっぱいな方で、よく笑い、よく泣き、よく叫ぶ子でした。」
「叫ぶ・・・?」
「ええ、ベットの上で動かないでいると、気が滅入るからと、よく叫んで気を紛らわせてらっしゃいました。
「・・・・・」
「ですが、王妃教育が進み、王妃となるべく仮面を被るようになってから、叫ぶ事も無くなってしまって・・・。」
「・・・・」
「ですが、ほら。今はあんなに全力で叫ばれて。」
「・・・あの・・・叫ぶって、アレで良いんですか?」
「アレこそが、本来のお嬢様ですわ。」
ユドルフの側近は、深く考えることを放棄した。
そんな二人の邪魔をしない為か、いつの間にか部屋の片隅に避難・・・・控えていた、ユドルフの側近と、レイラのメイドは、二人から目を離す事なく、そっと言葉を交わしていた。
「本当に、ユドルフ殿下が申し訳ありません・・。」
「何をおっしゃいます。ユドルフ様には感謝するばかりですよ。」
「感謝ですか??」
「ええ、お嬢様は幼い頃から病弱ではありましたが、気持ちだけは元気いっぱいな方で、よく笑い、よく泣き、よく叫ぶ子でした。」
「叫ぶ・・・?」
「ええ、ベットの上で動かないでいると、気が滅入るからと、よく叫んで気を紛らわせてらっしゃいました。
「・・・・・」
「ですが、王妃教育が進み、王妃となるべく仮面を被るようになってから、叫ぶ事も無くなってしまって・・・。」
「・・・・」
「ですが、ほら。今はあんなに全力で叫ばれて。」
「・・・あの・・・叫ぶって、アレで良いんですか?」
「アレこそが、本来のお嬢様ですわ。」
ユドルフの側近は、深く考えることを放棄した。
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