【完結】《馬鹿王子は、間違っています》その人は、さすがに無理だと思います!!

のんびり歩く

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番外編 見ていた

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叫ぶレイラに、楽しそうにしているユドルフ。
そんな二人の邪魔をしない為か、いつの間にか部屋の片隅に避難・・・・控えていた、ユドルフの側近と、レイラのメイドは、二人から目を離す事なく、そっと言葉を交わしていた。

「本当に、ユドルフ殿下が申し訳ありません・・。」

「何をおっしゃいます。ユドルフ様には感謝するばかりですよ。」

「感謝ですか??」

「ええ、お嬢様は幼い頃から病弱ではありましたが、気持ちだけは元気いっぱいな方で、よく笑い、よく泣き、よく叫ぶ子でした。」

「叫ぶ・・・?」

「ええ、ベットの上で動かないでいると、気が滅入るからと、よく叫んで気を紛らわせてらっしゃいました。

「・・・・・」

「ですが、王妃教育が進み、王妃となるべく仮面を被るようになってから、叫ぶ事も無くなってしまって・・・。」

「・・・・」

「ですが、ほら。今はあんなに全力で叫ばれて。」

「・・・あの・・・叫ぶって、アレで良いんですか?」

「アレこそが、本来のお嬢様ですわ。」

ユドルフの側近は、深く考えることを放棄した。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

tago
2021.02.22 tago

いやー良い意味で騙されたw
最初は何だこの浮気な馬鹿王子は…
こんな奴と婚約破棄出来ずにくっつくのか…と思ったら一途でヤンデレ気味な素敵な王子だった💕

2021.02.22 のんびり歩く

感想ありがとうございます!!
少しでも気に入ってもらえたのなら、作者はそれだけで、目が痒くて、鼻水が出てきそうなくらい嬉しいです。

・・・花粉症のせいだけじゃナイヨ・・・タブン!!

解除

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