19 / 70
第18話
しおりを挟む
「すまない……。婚約者に君の友人になってほしいと頼んでみたんだが、断られてしまった。不甲斐なくて申し訳ない……」
「は?」
テンセイシャは一瞬何のことを言われたのか分からなくて、普段被っているネコも忘れて素で聞き返す。
そしてよくよく聞いてみたら自分に同性の友達が居なくて淋しそうだからと、攻略キャラが勝手に自分の婚約者に友達になってくれないかと頼んだらしい。
(何で?マジで意味分かんない。何で余計なことしようとすんだよ?これでうんとか言ったらどうすんだ頭おかしいだろ?)
「ううん。全然大丈夫だよ」
彼等に心の声を聞く力があったら、恐らくあまりの口汚さと罵りように卒倒していただろう。
というか昨日の話を聞いていなかっただろうかとテンセイシャは訝しがる。自分は「みんなが居てくれれば大丈夫」と言ったのに、まさか攻略キャラに裏切られるとは思ってもみなかった。これで同性の友達なんかできたら最悪だ。
そもそも元の世界ならともかくとして、この世界で友達を作ること自体が有り得ないのだ。そんなのは頭のおかしい人間か、二次元に行きたいなどとほざいているキモいオタクのやることで、あんなのと一緒にしないでほしい。
大体友達なんてみんな言ってるが所謂ぼっち除けであって、こちらがマウントできた時は優越感に浸れるが、向こうがマウントして来た時は一日中気分が悪い。誰かの悪口言い合うのだけが楽しい存在なのにわざわざここで作るメリットなんて何も無かった。
友達という名のパシリなら考えてもやらないが、前に折角パシリに使えそうな地味子でも見繕ってやったら、なんと生意気にも盾ついて来たのだ。地味子のくせに。
しかもヒロインの家の男爵は貴族の中でも爵位が一番下で、あの地味子よりも下だったのである。ヒロインなのに何で地味子よりも爵位が下なのか納得がいかない。
しかもエリザベスと友達なんて何の罰ゲームなのか。これから「エリザベス様にイジメられているんですぅ」って泣きつく為に、頑張って周りに見せつけて嫌がらせされようとしているのに、友達なんかになったらまるで意味が無い。
それにあの高ビー女は侯爵で、自分は男爵で、万が一友達とかになったとしたら絶対にいちいち偉そうに指図してきそうだ。こっちはヒロインなのに悪役令嬢なんかにズケズケ言われるなんて絶対にゴメンだ。
「私はあなた達のこと友達だと思ってるんだけど……、あなた達の方は違うの?」
「違わないさ!ただ同性でしかできない話もあるし、そういった友達が居た方が安心できるだろう?」
(……チッ、マジで空気読めねぇなコイツ等。モブやエリザベス如きとは関わりたくねぇって言ってんだよ察しろよ)
テンセイシャは心の中で舌打ちする。
しかしこのままだとまた勝手に友達になってくれそうな人間を探して来そうで正直いたちごっこだ。パシリならまだしも友達なんて普通に要らないのに。
その時彼女の頭の中である考えが閃く。そうだ、同性の友達ができないのをエリザベスの所為にしてしまえば良いんだと。
神妙な顔をして「実は、周りの子に話しかけても無視されたり避けられてしまって……」と言えば、向こうは直ぐに信じるしエリザベスの婚約破棄に一歩近づく。一石二鳥だ。
「本当に良いの。きっとこの学校で友達はできないだろうし」
「なぜだ?」
意味深な言葉を言えば向こうは簡単に食いついてくれた。ヒロインの顔で悲しそうな顔をすればこんなのはチョロい。
「実は……ずっと前から他の子には無視とか、避けられたりしてて……。あなた達と仲が良いからって……」
ゲームでも攻略キャラと仲の良いヒロインに、モブが嫉妬してハブにする場面があった。それの真似をしたらみんな怒ったような顔になる。
「もしかしてエリザベスの差し金で……!」
「それは…………」
あえて黙っていれば後は勝手に向こうが想像してくれる。これで完璧だ。
良い感じに空気も重くなってマジファインプレーだと自画自賛する。ゲーム内では単なる個人的な嫉妬だったものが上手くエリザベスの所為に誘導できた。
(私ってあったま良いー!コイツ等が勝手なことしてきた時はマジふざけんなって思ったけど、これが雨降って地固まるってやつ?)
火のない所に煙は立たぬと言うが、自分の所にある火をさも違う場所にあると吹聴したテンセイシャは、早くエリザベス達がざまぁされないかとその日が来るのを心待ちにしていた。
「そうだったの。貴女も同じようなことを……」
「はい……。私悔しくて…………」
エリザベスは涙ぐむジュリエットとフィリッパの目元にハンカチを当てる。他の子も友人達のされた仕打ちにカンカンに憤っていて、相手に文句さえ言えないこの状況を非常に残念がっていた。
「皆さん無神経過ぎます!特定の女子との距離が近いだけでなく、その子と友人になれと言うなんて!」
普通の神経をしていたらそんな惨いことは絶対にできない筈なのだ。エリザベスはテンセイシャが関わっていると説明されたが友人達は違う。リンブルク家から手を出すなと忠告はされてもアマーリエの正体がテンセイシャだとは知らないのだ。
こちらの独断でテンセイシャ絡みだと話すこともできず、依然として何らかの要因で彼等の意識や価値観がまったく変わってしまっていると説明するしかない。
自分もテンセイシャが関わっているのだから仕方ないと今まで己の心を騙して来たが、今回の件は失望させるに充分だった。
このままでは自分達はあまりに報われない。いくらテンセイシャに魅了されたとはいえ、もう婚約者との未来を想像できなくなってしまった。表面上は以前の通りに戻ったとしても、もし愛人などが出来たらまた無神経な対応をされやしないかと、常に不安が付き纏ってしまうのだ。
この国では愛人が認められているし、基本的に正妻の子が優先だが、愛人の子も家督を継げられる法律になっている。
もし将来彼に愛人ができたとして、自分そっちのけで愛人の元に入り浸るようになったら。更には自分の子を差し置いて愛人の子に家督を譲ると言いだしたら。
それにあれ以降はこう考えてしまうのだ。テンセイシャに歪まされていたとしても、彼は元からそういう気質を持っていたのではないだろうかと。単に今まで口に出していなかっただけで、今の彼はその気質が増幅した結果なだけなのではと。
そこでエリザベスは、これを機に最近なんとなく考えていたことを、思い切ってみんなに話してみることにした。
「実はバーナード様との婚約を白紙にできないか、近いうちにお父様に相談するつもりなの」
「殿下との婚約を!?」
一様にギョッとした顔をする友人達に、やはり言わなかった方が良かっただろうかと緊張が走る。
彼女達のことは表向きには友人と称しているが、実際には取り巻きと言った方が正しい。完全な利害関係で築かれている訳ではないが、友情だけで結ばれているとも言えば嘘になる。
だからこれを言えば止めようとするかもしれないし、もしバーナードとの婚約が白紙になれば彼女達は離れて行くかもしれない。
覚悟を決めていたエリザベスだが、友人達の言葉は意外なものだった。
「エリザベス様……大きな決断を下す程にお辛かったのですね……」
「え……?」
ナタリアが痛ましい顔をしながらの発言に他のみんなも頷く。まさか肯定されると思わず「止めようとしないの?」とつい聞いてしまった。
「何を仰いますか。私は今まで彼に何度も距離感を考えてほしいと苦言してきました。でもセオドア様はいつも『そういうつもりじゃない』とか『彼女はただの友人だ』とか言い訳ばかりで……。嫌だという気持ちを全然受け取ってくれないんです」
「私もです。婚約者ですもの、嫉妬だってします。ですがマリアス様は『その程度で嫉妬するな』と……。なぜ以前は線引きできていたことができなくなってしまったのか、私の嫉妬は彼にとってはその程度でしかないのだと思ったら、虚しさが込み上げてきて……」
婚約者を持つ二人がまた涙をホロホロと零しながら切々と訴える。
距離が近い。それはエリザベスもリンブルク家からの知らせが来るまで何度も言ってきた言葉だ。今では言うのを止めてしまったが。
何も言わなくなった時の彼の顔を今も覚えている。これで大変なことをしてしまったと自覚してくれるのならまだ期待は持てた。しかし彼は「やっと分かってくれたか」という顔をしたのだ。
あの時泣かなかった自分を褒めてやりたい。いや、今考えれば泣いた方が良かったのかもしれない。
「そうなの……。今はもう顔すら見たくない気持ちが出てしまって……」
そしてここに来ての友人になってほしい旨の依頼。この人はどこまで自分を蔑ろにすれば気が済むのか。そう思ったらもう頑張れなくなってしまったのだ。彼の隣に相応しくあろうとする努力も、彼と歩み寄る努力も。
そうだ、自分はずっと辛かったのだ。これまで自分の気持ちを彼に軽く扱われて顧みられず、ずっと辛かったのだ。
(やっぱり、婚約の白紙をお父様にお願いしよう。断られても何度も何度も説得してみよう)
思いがけず背中を押されたエリザベス。そして彼女の勇気に触発された二人も、それぞれの父親に婚約の白紙を願い出ることを決めた。
そして幾ばくかの不穏を孕みながらも学年初のテストの日を迎える。
「は?」
テンセイシャは一瞬何のことを言われたのか分からなくて、普段被っているネコも忘れて素で聞き返す。
そしてよくよく聞いてみたら自分に同性の友達が居なくて淋しそうだからと、攻略キャラが勝手に自分の婚約者に友達になってくれないかと頼んだらしい。
(何で?マジで意味分かんない。何で余計なことしようとすんだよ?これでうんとか言ったらどうすんだ頭おかしいだろ?)
「ううん。全然大丈夫だよ」
彼等に心の声を聞く力があったら、恐らくあまりの口汚さと罵りように卒倒していただろう。
というか昨日の話を聞いていなかっただろうかとテンセイシャは訝しがる。自分は「みんなが居てくれれば大丈夫」と言ったのに、まさか攻略キャラに裏切られるとは思ってもみなかった。これで同性の友達なんかできたら最悪だ。
そもそも元の世界ならともかくとして、この世界で友達を作ること自体が有り得ないのだ。そんなのは頭のおかしい人間か、二次元に行きたいなどとほざいているキモいオタクのやることで、あんなのと一緒にしないでほしい。
大体友達なんてみんな言ってるが所謂ぼっち除けであって、こちらがマウントできた時は優越感に浸れるが、向こうがマウントして来た時は一日中気分が悪い。誰かの悪口言い合うのだけが楽しい存在なのにわざわざここで作るメリットなんて何も無かった。
友達という名のパシリなら考えてもやらないが、前に折角パシリに使えそうな地味子でも見繕ってやったら、なんと生意気にも盾ついて来たのだ。地味子のくせに。
しかもヒロインの家の男爵は貴族の中でも爵位が一番下で、あの地味子よりも下だったのである。ヒロインなのに何で地味子よりも爵位が下なのか納得がいかない。
しかもエリザベスと友達なんて何の罰ゲームなのか。これから「エリザベス様にイジメられているんですぅ」って泣きつく為に、頑張って周りに見せつけて嫌がらせされようとしているのに、友達なんかになったらまるで意味が無い。
それにあの高ビー女は侯爵で、自分は男爵で、万が一友達とかになったとしたら絶対にいちいち偉そうに指図してきそうだ。こっちはヒロインなのに悪役令嬢なんかにズケズケ言われるなんて絶対にゴメンだ。
「私はあなた達のこと友達だと思ってるんだけど……、あなた達の方は違うの?」
「違わないさ!ただ同性でしかできない話もあるし、そういった友達が居た方が安心できるだろう?」
(……チッ、マジで空気読めねぇなコイツ等。モブやエリザベス如きとは関わりたくねぇって言ってんだよ察しろよ)
テンセイシャは心の中で舌打ちする。
しかしこのままだとまた勝手に友達になってくれそうな人間を探して来そうで正直いたちごっこだ。パシリならまだしも友達なんて普通に要らないのに。
その時彼女の頭の中である考えが閃く。そうだ、同性の友達ができないのをエリザベスの所為にしてしまえば良いんだと。
神妙な顔をして「実は、周りの子に話しかけても無視されたり避けられてしまって……」と言えば、向こうは直ぐに信じるしエリザベスの婚約破棄に一歩近づく。一石二鳥だ。
「本当に良いの。きっとこの学校で友達はできないだろうし」
「なぜだ?」
意味深な言葉を言えば向こうは簡単に食いついてくれた。ヒロインの顔で悲しそうな顔をすればこんなのはチョロい。
「実は……ずっと前から他の子には無視とか、避けられたりしてて……。あなた達と仲が良いからって……」
ゲームでも攻略キャラと仲の良いヒロインに、モブが嫉妬してハブにする場面があった。それの真似をしたらみんな怒ったような顔になる。
「もしかしてエリザベスの差し金で……!」
「それは…………」
あえて黙っていれば後は勝手に向こうが想像してくれる。これで完璧だ。
良い感じに空気も重くなってマジファインプレーだと自画自賛する。ゲーム内では単なる個人的な嫉妬だったものが上手くエリザベスの所為に誘導できた。
(私ってあったま良いー!コイツ等が勝手なことしてきた時はマジふざけんなって思ったけど、これが雨降って地固まるってやつ?)
火のない所に煙は立たぬと言うが、自分の所にある火をさも違う場所にあると吹聴したテンセイシャは、早くエリザベス達がざまぁされないかとその日が来るのを心待ちにしていた。
「そうだったの。貴女も同じようなことを……」
「はい……。私悔しくて…………」
エリザベスは涙ぐむジュリエットとフィリッパの目元にハンカチを当てる。他の子も友人達のされた仕打ちにカンカンに憤っていて、相手に文句さえ言えないこの状況を非常に残念がっていた。
「皆さん無神経過ぎます!特定の女子との距離が近いだけでなく、その子と友人になれと言うなんて!」
普通の神経をしていたらそんな惨いことは絶対にできない筈なのだ。エリザベスはテンセイシャが関わっていると説明されたが友人達は違う。リンブルク家から手を出すなと忠告はされてもアマーリエの正体がテンセイシャだとは知らないのだ。
こちらの独断でテンセイシャ絡みだと話すこともできず、依然として何らかの要因で彼等の意識や価値観がまったく変わってしまっていると説明するしかない。
自分もテンセイシャが関わっているのだから仕方ないと今まで己の心を騙して来たが、今回の件は失望させるに充分だった。
このままでは自分達はあまりに報われない。いくらテンセイシャに魅了されたとはいえ、もう婚約者との未来を想像できなくなってしまった。表面上は以前の通りに戻ったとしても、もし愛人などが出来たらまた無神経な対応をされやしないかと、常に不安が付き纏ってしまうのだ。
この国では愛人が認められているし、基本的に正妻の子が優先だが、愛人の子も家督を継げられる法律になっている。
もし将来彼に愛人ができたとして、自分そっちのけで愛人の元に入り浸るようになったら。更には自分の子を差し置いて愛人の子に家督を譲ると言いだしたら。
それにあれ以降はこう考えてしまうのだ。テンセイシャに歪まされていたとしても、彼は元からそういう気質を持っていたのではないだろうかと。単に今まで口に出していなかっただけで、今の彼はその気質が増幅した結果なだけなのではと。
そこでエリザベスは、これを機に最近なんとなく考えていたことを、思い切ってみんなに話してみることにした。
「実はバーナード様との婚約を白紙にできないか、近いうちにお父様に相談するつもりなの」
「殿下との婚約を!?」
一様にギョッとした顔をする友人達に、やはり言わなかった方が良かっただろうかと緊張が走る。
彼女達のことは表向きには友人と称しているが、実際には取り巻きと言った方が正しい。完全な利害関係で築かれている訳ではないが、友情だけで結ばれているとも言えば嘘になる。
だからこれを言えば止めようとするかもしれないし、もしバーナードとの婚約が白紙になれば彼女達は離れて行くかもしれない。
覚悟を決めていたエリザベスだが、友人達の言葉は意外なものだった。
「エリザベス様……大きな決断を下す程にお辛かったのですね……」
「え……?」
ナタリアが痛ましい顔をしながらの発言に他のみんなも頷く。まさか肯定されると思わず「止めようとしないの?」とつい聞いてしまった。
「何を仰いますか。私は今まで彼に何度も距離感を考えてほしいと苦言してきました。でもセオドア様はいつも『そういうつもりじゃない』とか『彼女はただの友人だ』とか言い訳ばかりで……。嫌だという気持ちを全然受け取ってくれないんです」
「私もです。婚約者ですもの、嫉妬だってします。ですがマリアス様は『その程度で嫉妬するな』と……。なぜ以前は線引きできていたことができなくなってしまったのか、私の嫉妬は彼にとってはその程度でしかないのだと思ったら、虚しさが込み上げてきて……」
婚約者を持つ二人がまた涙をホロホロと零しながら切々と訴える。
距離が近い。それはエリザベスもリンブルク家からの知らせが来るまで何度も言ってきた言葉だ。今では言うのを止めてしまったが。
何も言わなくなった時の彼の顔を今も覚えている。これで大変なことをしてしまったと自覚してくれるのならまだ期待は持てた。しかし彼は「やっと分かってくれたか」という顔をしたのだ。
あの時泣かなかった自分を褒めてやりたい。いや、今考えれば泣いた方が良かったのかもしれない。
「そうなの……。今はもう顔すら見たくない気持ちが出てしまって……」
そしてここに来ての友人になってほしい旨の依頼。この人はどこまで自分を蔑ろにすれば気が済むのか。そう思ったらもう頑張れなくなってしまったのだ。彼の隣に相応しくあろうとする努力も、彼と歩み寄る努力も。
そうだ、自分はずっと辛かったのだ。これまで自分の気持ちを彼に軽く扱われて顧みられず、ずっと辛かったのだ。
(やっぱり、婚約の白紙をお父様にお願いしよう。断られても何度も何度も説得してみよう)
思いがけず背中を押されたエリザベス。そして彼女の勇気に触発された二人も、それぞれの父親に婚約の白紙を願い出ることを決めた。
そして幾ばくかの不穏を孕みながらも学年初のテストの日を迎える。
2
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢に転生したので、剣を執って戦い抜く
秋鷺 照
ファンタジー
断罪イベント(?)のあった夜、シャルロッテは前世の記憶を取り戻し、自分が乙女ゲームの悪役令嬢だと知った。
ゲームシナリオは絶賛進行中。自分の死まで残り約1か月。
シャルロッテは1つの結論を出す。それすなわち、「私が強くなれば良い」。
目指すのは、誰も死なないハッピーエンド。そのために、剣を執って戦い抜く。
※なろうにも投稿しています
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
原産地が同じでも結果が違ったお話
よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。
視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
悪役令嬢アンジェリカの最後の悪あがき
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【追放決定の悪役令嬢に転生したので、最後に悪あがきをしてみよう】
乙女ゲームのシナリオライターとして活躍していた私。ハードワークで意識を失い、次に目覚めた場所は自分のシナリオの乙女ゲームの世界の中。しかも悪役令嬢アンジェリカ・デーゼナーとして断罪されている真っ最中だった。そして下された罰は爵位を取られ、へき地への追放。けれど、ここは私の書き上げたシナリオのゲーム世界。なので作者として、最後の悪あがきをしてみることにした――。
※他サイトでも投稿中
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした
ひなクラゲ
恋愛
突然ですが私は転生者…
ここは乙女ゲームの世界
そして私は悪役令嬢でした…
出来ればこんな時に思い出したくなかった
だってここは全てが終わった世界…
悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ざまぁされるための努力とかしたくない
こうやさい
ファンタジー
ある日あたしは自分が乙女ゲームの悪役令嬢に転生している事に気付いた。
けどなんか環境違いすぎるんだけど?
例のごとく深く考えないで下さい。ゲーム転生系で前世の記憶が戻った理由自体が強制力とかってあんまなくね? って思いつきから書いただけなので。けど知らないだけであるんだろうな。
作中で「身近な物で代用できますよってその身近がすでにないじゃん的な~」とありますが『俺の知識チートが始まらない』の方が書いたのは後です。これから連想して書きました。
ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。
恐らく後で消す私信。電話機は通販なのでまだ来てないけどAndroidのBlackBerry買いました、中古の。
中古でもノーパソ買えるだけの値段するやんと思っただろうけど、ノーパソの場合は妥協しての機種だけど、BlackBerryは使ってみたかった機種なので(後で「こんなの使えない」とぶん投げる可能性はあるにしろ)。それに電話機は壊れなくても後二年も経たないうちに強制的に買い換え決まってたので、最低限の覚悟はしてたわけで……もうちょっと壊れるのが遅かったらそれに手をつけてた可能性はあるけど。それにタブレットの調子も最近悪いのでガラケー買ってそっちも別に買い換える可能性を考えると、妥協ノーパソより有意義かなと。妥協して惰性で使い続けるの苦痛だからね。
……ちなみにパソの調子ですが……なんか無意識に「もう嫌だ」とエンドレスでつぶやいてたらしいくらいの速度です。これだって10動くっていわれてるの買ってハードディスクとか取り替えてもらったりしたんだけどなぁ。
私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。
「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる