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背に腹は代えられないか
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途方に暮れる俺。
まぁ現実的に考えれば──誰かとパーティを組むのが一番堅実だろうが。
果たしてまだ始まったばかりのゲームでこんなアホみたいなお荷物に付き合ってくれる人間などいるだろうか……?
遊び心のあるゲーマーは古今東西いるので、何ヶ月かたってゆとりが出てきたらそういう人も出てくるだろうが、今はまだ難しい気がする。
かといって何ヶ月もこのゲームを封印するのも嫌だ。出遅れたくないとかではなくて、買ったゲームを当日で積むとかなんの拷問ですか。
因みに、アカウントやデータを作り直すことは出来ない。アカウントに紐づけられるデータは一つきりだし、複数アカウントは 脳波単位で厳しくチェックされているので誤魔化しようがない。
戦闘を避けて採取系クエストをこなし金を貯めて装備を買う。これが一番現実的なところだろうかと打算していると、不意に黙っていたレインが意を決したように「よしっ!」と声を上げた。
「僕がレベル上げを手伝ってあげよう!」
「……何?」
「いやだからさ、僕が手伝ってあげようって。ちょっとレベル上げたら返済できる負債でしょ?」
いやまぁ、確かに──このゲームはステータスの種類が自由度の名の下にやたらめったら多いし、レベルアップボーナスは全て自由に振り分け出来るステータスポイントなこともあってレベルが上がった時に得られるポイントは多い。
マイナス3桁という数字の大きさに踊らされずによく考えてみれば、決してなんとかできない数字ではないのだ。
尤も、まともに戦えるようにするなら何度かのレベルアップボーナスは全てそれに注がれる事になるのでまさに借金の返済さながらというか、何処か勿体無い感じはするが……
「まぁ、背に腹は代えられないか……」
「よし、決まりだね! パーティ申請……送ったよ! 早速フィールドに出てみようよ」
申請を承認すると、左上の俺のHPバーの下に《Rain》という名前と、もう一本のHPバーが現れる。
そうしてレインに手を引かれ、俺は再び先程死んだばかりのフィールドに出た。
「とりあえずレベル上げだけど……お互いにまだ1だよね。スライムでちょうどいいかな」
「あぁ……まぁちょうどいいと思ったら俺は死んだんだけどな……」
「それはキミがアホみたいな事してるからじゃん」
「あ、アホみたいっていうな! 真剣なんだよこっちはぁ!」
「真剣ならデメリットくらい考慮しておくべきでしょ! とりあえずフィールドに出て死んじゃうなんて……」
「ぐぐぐ……」
まぁぐぅの音も出ない正論なんだが。
しかも挙げ句の果てに他の人に頼ることになってるし。
お互い、どうやらゲーマーだ。デスペナの重さというか、食らったときの虚無感はよく理解している。どうやら初期金は減った様子がないので、ペナルティが経験値で今回は助かったみたいだが……って、そういえば。
「初期金結構あるんだから鎧くらい買っても良かったかもな」
「あぁ、確かに! 僕が装備屋さんの帰りだったからうっかり忘れてたよ。ごめん。後で一緒に行こうか?」
「そうしてくれると助かる。場所ワカンねぇし……」
とかいっていると。見覚えのある場所に見覚えのあるシルエットがちらついた。
死んだのは十数分前なので同じ個体とは断定できないが、同じ場所に同じようなスライムが蠢いている。
まぁデータ的には同じだろうし、暫定的に俺の仇にしておこう。
レインの肩を軽く叩く。
「あれ、多分……俺の仇だな」
「そうなんだ? じゃあ倒しちゃおうか」
「おう。過去の俺を乗り越えさせてくれ」
お互いに目配せをして、同時に剣を抜き放つ。
レインの武器は片手直剣。普通はもう片手にバックラーのような小さく軽い盾を持つものなのだが、それはしていないらしい。
まぁなんとなく理由に察しはつくが……なにせ、片手剣の仕立てが俺の初期装備のそれに比べれば明らかに高そうだ。
「……武器に金かけすぎたな?」
「……うん。いやでもほら、防御力より攻撃力のほうが敵を倒す効率が上がるからお金貯まるのも早いしさ」
「死んだら意味ねーぞー」
「キミにだけは言われたくないよ!?」
ぎゃあぎゃあ騒いでるうちにスライムがなんとなくこちらに気づいたっぽい挙動を見せてくる。俺はわざとらしくため息をついた。
「ほら気づかれた。全くうるさくするからだ。反省しろ」
「うぐ……! ふ、腑に落ちない……!!」
小声で不服を漏らしながら、レインがスライムに斬りかかる。
振り下ろされた剣に当たった粘体がグニャリと変形し、スライムのHPバーが三割ほど減耗する。
反撃とばかりにスライムが全身で跳ねるあのあの体当たりを繰り出してくるが、レインは流麗な動きで回避する。流石に動きに経験が見られた。
そのまま空中で身動きが取れないスライムを上からガントレットで殴りつけ、地面に叩きつけて隙をつくる。
「よし、決めちゃえヨウム!」
期待に満ちた視線が俺に向けられるが。
俺はもちろん、剣を振りかぶった姿勢から殆ど動いていない。
「……え? それ、もしかして……攻撃、してるの?」
「勿論だ」
心底から真剣に、真顔で答える俺。
数秒の沈黙があり。その後に耐えかねたようにレインが叫んだ。
「………………おっそぉぉぉぉぉい!!?!」
「だから言っただろ、遅いんだよ」
「ここまでとは聞いてない! え、マイナスってそんなことになるの!? なんかもう前衛的な彫刻みたいになってるけど!?」
とかなんとか言ってるうちに、姿勢を回復したらしいスライムがもう一度跳躍しかけている。ヤバイ。
「ちょ、助けてくれ! 避けれねぇし、死んでしまう!!」
「え? いやいくらなんでもスライムの攻撃だよ? 一発くらい」
「おま──」
反論する暇も説明する暇もなく、スライムが跳躍した。
消滅するHPバー。赤く染まる視界。倒れる身体。転がる俺の両手剣。十分ぶりに見る『YOU DEAD!』。
レインが俺に駆け寄り、信じられないものを見るような目で俺を見た。
──一撃とは聞いてない!!
そんな叫びが、残響となって耳を何度も叩いた。
まぁ現実的に考えれば──誰かとパーティを組むのが一番堅実だろうが。
果たしてまだ始まったばかりのゲームでこんなアホみたいなお荷物に付き合ってくれる人間などいるだろうか……?
遊び心のあるゲーマーは古今東西いるので、何ヶ月かたってゆとりが出てきたらそういう人も出てくるだろうが、今はまだ難しい気がする。
かといって何ヶ月もこのゲームを封印するのも嫌だ。出遅れたくないとかではなくて、買ったゲームを当日で積むとかなんの拷問ですか。
因みに、アカウントやデータを作り直すことは出来ない。アカウントに紐づけられるデータは一つきりだし、複数アカウントは 脳波単位で厳しくチェックされているので誤魔化しようがない。
戦闘を避けて採取系クエストをこなし金を貯めて装備を買う。これが一番現実的なところだろうかと打算していると、不意に黙っていたレインが意を決したように「よしっ!」と声を上げた。
「僕がレベル上げを手伝ってあげよう!」
「……何?」
「いやだからさ、僕が手伝ってあげようって。ちょっとレベル上げたら返済できる負債でしょ?」
いやまぁ、確かに──このゲームはステータスの種類が自由度の名の下にやたらめったら多いし、レベルアップボーナスは全て自由に振り分け出来るステータスポイントなこともあってレベルが上がった時に得られるポイントは多い。
マイナス3桁という数字の大きさに踊らされずによく考えてみれば、決してなんとかできない数字ではないのだ。
尤も、まともに戦えるようにするなら何度かのレベルアップボーナスは全てそれに注がれる事になるのでまさに借金の返済さながらというか、何処か勿体無い感じはするが……
「まぁ、背に腹は代えられないか……」
「よし、決まりだね! パーティ申請……送ったよ! 早速フィールドに出てみようよ」
申請を承認すると、左上の俺のHPバーの下に《Rain》という名前と、もう一本のHPバーが現れる。
そうしてレインに手を引かれ、俺は再び先程死んだばかりのフィールドに出た。
「とりあえずレベル上げだけど……お互いにまだ1だよね。スライムでちょうどいいかな」
「あぁ……まぁちょうどいいと思ったら俺は死んだんだけどな……」
「それはキミがアホみたいな事してるからじゃん」
「あ、アホみたいっていうな! 真剣なんだよこっちはぁ!」
「真剣ならデメリットくらい考慮しておくべきでしょ! とりあえずフィールドに出て死んじゃうなんて……」
「ぐぐぐ……」
まぁぐぅの音も出ない正論なんだが。
しかも挙げ句の果てに他の人に頼ることになってるし。
お互い、どうやらゲーマーだ。デスペナの重さというか、食らったときの虚無感はよく理解している。どうやら初期金は減った様子がないので、ペナルティが経験値で今回は助かったみたいだが……って、そういえば。
「初期金結構あるんだから鎧くらい買っても良かったかもな」
「あぁ、確かに! 僕が装備屋さんの帰りだったからうっかり忘れてたよ。ごめん。後で一緒に行こうか?」
「そうしてくれると助かる。場所ワカンねぇし……」
とかいっていると。見覚えのある場所に見覚えのあるシルエットがちらついた。
死んだのは十数分前なので同じ個体とは断定できないが、同じ場所に同じようなスライムが蠢いている。
まぁデータ的には同じだろうし、暫定的に俺の仇にしておこう。
レインの肩を軽く叩く。
「あれ、多分……俺の仇だな」
「そうなんだ? じゃあ倒しちゃおうか」
「おう。過去の俺を乗り越えさせてくれ」
お互いに目配せをして、同時に剣を抜き放つ。
レインの武器は片手直剣。普通はもう片手にバックラーのような小さく軽い盾を持つものなのだが、それはしていないらしい。
まぁなんとなく理由に察しはつくが……なにせ、片手剣の仕立てが俺の初期装備のそれに比べれば明らかに高そうだ。
「……武器に金かけすぎたな?」
「……うん。いやでもほら、防御力より攻撃力のほうが敵を倒す効率が上がるからお金貯まるのも早いしさ」
「死んだら意味ねーぞー」
「キミにだけは言われたくないよ!?」
ぎゃあぎゃあ騒いでるうちにスライムがなんとなくこちらに気づいたっぽい挙動を見せてくる。俺はわざとらしくため息をついた。
「ほら気づかれた。全くうるさくするからだ。反省しろ」
「うぐ……! ふ、腑に落ちない……!!」
小声で不服を漏らしながら、レインがスライムに斬りかかる。
振り下ろされた剣に当たった粘体がグニャリと変形し、スライムのHPバーが三割ほど減耗する。
反撃とばかりにスライムが全身で跳ねるあのあの体当たりを繰り出してくるが、レインは流麗な動きで回避する。流石に動きに経験が見られた。
そのまま空中で身動きが取れないスライムを上からガントレットで殴りつけ、地面に叩きつけて隙をつくる。
「よし、決めちゃえヨウム!」
期待に満ちた視線が俺に向けられるが。
俺はもちろん、剣を振りかぶった姿勢から殆ど動いていない。
「……え? それ、もしかして……攻撃、してるの?」
「勿論だ」
心底から真剣に、真顔で答える俺。
数秒の沈黙があり。その後に耐えかねたようにレインが叫んだ。
「………………おっそぉぉぉぉぉい!!?!」
「だから言っただろ、遅いんだよ」
「ここまでとは聞いてない! え、マイナスってそんなことになるの!? なんかもう前衛的な彫刻みたいになってるけど!?」
とかなんとか言ってるうちに、姿勢を回復したらしいスライムがもう一度跳躍しかけている。ヤバイ。
「ちょ、助けてくれ! 避けれねぇし、死んでしまう!!」
「え? いやいくらなんでもスライムの攻撃だよ? 一発くらい」
「おま──」
反論する暇も説明する暇もなく、スライムが跳躍した。
消滅するHPバー。赤く染まる視界。倒れる身体。転がる俺の両手剣。十分ぶりに見る『YOU DEAD!』。
レインが俺に駆け寄り、信じられないものを見るような目で俺を見た。
──一撃とは聞いてない!!
そんな叫びが、残響となって耳を何度も叩いた。
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