2 / 5
僕はレイン
しおりを挟む
「じゃねぇ!!! なんだぁ!?」
俺は蘇生ポイントである教会に座標転移されられたのを感じると、ガバッと勢いよく飛び起きた。
周りの神官NPCが叫びながら起き上がる不審者に肩をビクッと跳ね上がらせているがそんな場合ではない。
「い、いや……いくらなんでもスライムにワンパンって……いやその前に、なんだあのスイングスピード!? 虫が止まるんだが!」
俺は慌てて虚空に指を滑らせてメニュー画面を開く。目の前に現れた、俺にしか見えない俺のステータス。そこにはとんでもない数字が 二つ、刻まれていた。
[物理攻撃力]……359
[攻撃スピード]……-288
「マイナスゥ!?」
──そりゃ遅いわ!!
俺は心中で叫んだ。
[攻撃スピード]は読んで字の如く、攻撃を繰り出すスピードだ。これが高ければシステムによるアシストで攻撃は何処までも速くなる。
しかしマイナスだなんて聞いたことがない……このゲームは今日発売なのだから当然といえばそうなのだが、マイナスってそれもう敵から攻撃が遠ざかっていくレベルじゃないのか?
いや、これだけでは攻撃が遅い方には説明がついても、最弱モンスターであるスライムに一撃でやられた方には説明がつきようがない。
それで注意深く見れば、[物理攻撃力]に振る前に比べれば他のステータスも一律で少し下がっている。
[物理防御力]は始めた瞬間は31あった事は確認していたのに今は16しかないし、[HP]も50あったところが35に減っている。詳しい計算式は知らないが、初期状態から更に低くなったパラメーターなら一撃でやられてしまっても不思議はないだろう……しかし。
「えぇ……な、なんでこんな事に?」
そう、何故。
何故こんな事になってしまったのか。
俺は顎に手を当ててうんうんと唸る。
……まぁぶっちゃけ、百戦錬磨のゲームオタクである俺には答えが薄々わかっていたんだが、現実逃避くらいしてもいいと思う。
「ありゃ? もう教会にプレイヤーがいるの?」
快活そうな声が耳を叩いた。
ふと顔を上げると、開きっぱなしになっている教会の大きな扉の先。街道から興味深そうにこちらを見てくる少年がいる。
「おっかしいなぁ……そんなに早く死んじゃうものじゃないと思うんだけど。もしかして初心者さん? それとも、経験値があまり減らないうちにデスペナを確認したかった人かな?」
デスペナ……略さずいうと、デス・ペナルティ。つまり死んだ時に蘇生されず、ゲームで設定された蘇生ポイントに移動されられる時に発生するペナルティだ。大体のゲームでは所持金が経験値が減ったりする。
まぁそれではなかったので俺は首を横に振った。
「……残念だけどどっちでもない。普通にスライムに実力で負けたクチだよ」
「えぇ……? 攻撃しなかったの?」
「したつもりだったんだけどなぁ……」
「つもりって……もしかしてVRゲームは初めて?」
「いや、それも違う。大体のタイトルはやってるよ」
「それじゃあ、倒し方くらいわかるよね。どういう事なんだろう……あぁ、待って。考えるから答えは言わないで」
そういうと少年は手を俺に突き出して考え始めた。
急いでいるわけではないにせよただ待っているのもなんなので、暇に飽かして少年の事を観察し始める。
身長は随分低い。VRゲームは全般、仮想現実内での発声は現実と殆ど同じになるようになっているのでこの快活で高めな声は地声だろう。顔立ちがいいのはゲーム内だと余程ネタに走らない限り全員の共通点だが、何処か中性的な印象を与えてくる。
髪色は茶色で、髪は肩にかからないくらいの長さだ。見た目では正直性別はわからないが、口調からして少年だろう、と俺は結論付けた。
武器はどうやら片手剣らしいので、職業は[軽剣士]といったところだろうか。ダメージは少ないが機敏な動きが得意な職業だ。
そのまま少し待つも、どうやら少年は答えにたどり着けなかったらしく、頭を掻きはじめた。そりゃそうだ。やった本人ですら死ぬまで気づかなかったのだし。
「うーん、わかんないや……」
「いや、それが真っ当な感覚だ。そうそうわかるもんじゃない。それより、キミは?」
「あ、ゴメンゴメン。あんまり不思議だったものだからさ。僕はレイン。良かったら今後ともよろしくお願いしたいな。こうして会ったのも何かの縁じゃないかと思うし」
「オッケー、俺はヨウムだ。よろしくレイン。今後ともって方も勿論いいけど。死んでフレンドが増えるってのも複雑だな……」
「あはは、まぁ悪いことばっかじゃない! ってね」
苦笑すると、レインはにこりと笑う。
まぁ、確かにこういう出会いもあるのがMMOの良いところではあるんだが……。
「問題は深刻なんだよなぁ……どうすっか」
「あ、そうだそうだ。結局どうしてそんな事になっちゃったわけなのさ」
素朴な疑問に、俺は心底溜息をついて答える。
「…………多分だけど、特定のステータスに振りすぎてステータスとレベルが適正で釣り合ってないと対応する他のステータスにペナルティが入るんだよ。それから、これも予想だけど最初に決められてる職業ごとのステータス、運営が決めた理想のバランスって事なんだろうけど多分-15くらいまでは減らして他のステータスに振り替えられるんだ。今の俺の[物理攻撃力]、明らかに初期値プラス与えられたステータスポイントより多い。他のステータスから持ってきちゃったんだと思う……」
言い終わると同時に、俺は指を払うような動作でレインに自分のステータスを開示した。
それを見たレインが面白半分、戦慄半分みたいな複雑な感情を顔に浮かべる。
「えぇ……ぶ、[物理攻撃力]たっか……なにがキミをそうまでさせたのさ……」
「男には……ロマンがなによりも重要になる時があるんだよ」
「そうなのかなぁ……よくわかんないや……」
首を傾げるレインをよそに、俺は宙空を儚げに見据え、心の中で弱音を吐く。
──マジどうすっかな、これ……
どうするにも取り敢えず、前途多難な旅になるのは間違いがなさそうだった──。
俺は蘇生ポイントである教会に座標転移されられたのを感じると、ガバッと勢いよく飛び起きた。
周りの神官NPCが叫びながら起き上がる不審者に肩をビクッと跳ね上がらせているがそんな場合ではない。
「い、いや……いくらなんでもスライムにワンパンって……いやその前に、なんだあのスイングスピード!? 虫が止まるんだが!」
俺は慌てて虚空に指を滑らせてメニュー画面を開く。目の前に現れた、俺にしか見えない俺のステータス。そこにはとんでもない数字が 二つ、刻まれていた。
[物理攻撃力]……359
[攻撃スピード]……-288
「マイナスゥ!?」
──そりゃ遅いわ!!
俺は心中で叫んだ。
[攻撃スピード]は読んで字の如く、攻撃を繰り出すスピードだ。これが高ければシステムによるアシストで攻撃は何処までも速くなる。
しかしマイナスだなんて聞いたことがない……このゲームは今日発売なのだから当然といえばそうなのだが、マイナスってそれもう敵から攻撃が遠ざかっていくレベルじゃないのか?
いや、これだけでは攻撃が遅い方には説明がついても、最弱モンスターであるスライムに一撃でやられた方には説明がつきようがない。
それで注意深く見れば、[物理攻撃力]に振る前に比べれば他のステータスも一律で少し下がっている。
[物理防御力]は始めた瞬間は31あった事は確認していたのに今は16しかないし、[HP]も50あったところが35に減っている。詳しい計算式は知らないが、初期状態から更に低くなったパラメーターなら一撃でやられてしまっても不思議はないだろう……しかし。
「えぇ……な、なんでこんな事に?」
そう、何故。
何故こんな事になってしまったのか。
俺は顎に手を当ててうんうんと唸る。
……まぁぶっちゃけ、百戦錬磨のゲームオタクである俺には答えが薄々わかっていたんだが、現実逃避くらいしてもいいと思う。
「ありゃ? もう教会にプレイヤーがいるの?」
快活そうな声が耳を叩いた。
ふと顔を上げると、開きっぱなしになっている教会の大きな扉の先。街道から興味深そうにこちらを見てくる少年がいる。
「おっかしいなぁ……そんなに早く死んじゃうものじゃないと思うんだけど。もしかして初心者さん? それとも、経験値があまり減らないうちにデスペナを確認したかった人かな?」
デスペナ……略さずいうと、デス・ペナルティ。つまり死んだ時に蘇生されず、ゲームで設定された蘇生ポイントに移動されられる時に発生するペナルティだ。大体のゲームでは所持金が経験値が減ったりする。
まぁそれではなかったので俺は首を横に振った。
「……残念だけどどっちでもない。普通にスライムに実力で負けたクチだよ」
「えぇ……? 攻撃しなかったの?」
「したつもりだったんだけどなぁ……」
「つもりって……もしかしてVRゲームは初めて?」
「いや、それも違う。大体のタイトルはやってるよ」
「それじゃあ、倒し方くらいわかるよね。どういう事なんだろう……あぁ、待って。考えるから答えは言わないで」
そういうと少年は手を俺に突き出して考え始めた。
急いでいるわけではないにせよただ待っているのもなんなので、暇に飽かして少年の事を観察し始める。
身長は随分低い。VRゲームは全般、仮想現実内での発声は現実と殆ど同じになるようになっているのでこの快活で高めな声は地声だろう。顔立ちがいいのはゲーム内だと余程ネタに走らない限り全員の共通点だが、何処か中性的な印象を与えてくる。
髪色は茶色で、髪は肩にかからないくらいの長さだ。見た目では正直性別はわからないが、口調からして少年だろう、と俺は結論付けた。
武器はどうやら片手剣らしいので、職業は[軽剣士]といったところだろうか。ダメージは少ないが機敏な動きが得意な職業だ。
そのまま少し待つも、どうやら少年は答えにたどり着けなかったらしく、頭を掻きはじめた。そりゃそうだ。やった本人ですら死ぬまで気づかなかったのだし。
「うーん、わかんないや……」
「いや、それが真っ当な感覚だ。そうそうわかるもんじゃない。それより、キミは?」
「あ、ゴメンゴメン。あんまり不思議だったものだからさ。僕はレイン。良かったら今後ともよろしくお願いしたいな。こうして会ったのも何かの縁じゃないかと思うし」
「オッケー、俺はヨウムだ。よろしくレイン。今後ともって方も勿論いいけど。死んでフレンドが増えるってのも複雑だな……」
「あはは、まぁ悪いことばっかじゃない! ってね」
苦笑すると、レインはにこりと笑う。
まぁ、確かにこういう出会いもあるのがMMOの良いところではあるんだが……。
「問題は深刻なんだよなぁ……どうすっか」
「あ、そうだそうだ。結局どうしてそんな事になっちゃったわけなのさ」
素朴な疑問に、俺は心底溜息をついて答える。
「…………多分だけど、特定のステータスに振りすぎてステータスとレベルが適正で釣り合ってないと対応する他のステータスにペナルティが入るんだよ。それから、これも予想だけど最初に決められてる職業ごとのステータス、運営が決めた理想のバランスって事なんだろうけど多分-15くらいまでは減らして他のステータスに振り替えられるんだ。今の俺の[物理攻撃力]、明らかに初期値プラス与えられたステータスポイントより多い。他のステータスから持ってきちゃったんだと思う……」
言い終わると同時に、俺は指を払うような動作でレインに自分のステータスを開示した。
それを見たレインが面白半分、戦慄半分みたいな複雑な感情を顔に浮かべる。
「えぇ……ぶ、[物理攻撃力]たっか……なにがキミをそうまでさせたのさ……」
「男には……ロマンがなによりも重要になる時があるんだよ」
「そうなのかなぁ……よくわかんないや……」
首を傾げるレインをよそに、俺は宙空を儚げに見据え、心の中で弱音を吐く。
──マジどうすっかな、これ……
どうするにも取り敢えず、前途多難な旅になるのは間違いがなさそうだった──。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

勇者召喚に巻き込まれたモブキャラの俺。女神の手違いで勇者が貰うはずのチートスキルを貰っていた。気づいたらモブの俺が世界を救っちゃってました。
つくも
ファンタジー
主人公——臼井影人(うすいかげと)は勉強も運動もできない、影の薄いどこにでもいる普通の高校生である。
そんな彼は、裏庭の掃除をしていた時に、影人とは対照的で、勉強もスポーツもできる上に生徒会長もしている——日向勇人(ひなたはやと)の勇者召喚に巻き込まれてしまった。
勇人は異世界に旅立つより前に、女神からチートスキルを付与される。そして、異世界に召喚されるのであった。
始まりの国。エスティーゼ王国で目覚める二人。当然のように、勇者ではなくモブキャラでしかない影人は用無しという事で、王国を追い出された。
だが、ステータスを開いた時に影人は気づいてしまう。影人が勇者が貰うはずだったチートスキルを全て貰い受けている事に。
これは勇者が貰うはずだったチートスキルを手違いで貰い受けたモブキャラが、世界を救う英雄譚である。
※他サイトでも公開

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる