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3◆光り輝く股間
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いつの間にか拓真は眠っていた。
そして、目覚めると秒でバールを持ち戦闘態勢になる。
理由は、見知らぬ全裸の男がいたからだ。
………何故かその股間は謎の光でみえない。
「誰や自分!」
「あっ!タクマ起きたか!私はレンだ!」
「レンは可愛いモフモフや!嘘吐くなやワレ!」
見知らぬ男は、股間から謎の光をピカーッ!とさせながら語る。
だが、犬が人間になるわけないと拓真は疑った。
「私は伝説の聖なる獣フェンリル。こうして人の姿にもなれるのだ」
「フェンリルってなんや?」
拓真はフェンリルという生き物を知らない。
だから、自称フェンリルの男に聞いてみた。
「狼の神的存在と思ってくれてかまわない」
「嘘や!やったらなんであんな小汚い犬やったんや!」
神的存在があんな小汚い犬になるとは信じられない拓真。
「人化するのは疲労するからな。あの時は疲れ果てていたのだ。しかも、泥水を被ってしまって………ついてなかった」
ため息を吐き、遠い目になる男……それでも股間は光り輝いていた。
「………ホンマにレンなんか?」
「獣耳と尻尾出そうか?」
今の男はどうみても人間にしかみえない姿で、普通の人間との違いはやはり光り輝く股間だろう。
10人に聞いたら12人がそう答えるに違いない。………2人多い?気のせいさ。
「モフモフは好きなんやけど、なんか全裸に股間の謎の光と獣耳尻尾の男って……変態度が高すぎてちょっとヤバイなぁ」
「そんなに褒められると照れてしまう」
「褒めとらんわ!」
拓真は、男がレンだと信じることにしたから戦闘態勢を解除して座る。
「ところでレン、パンツとかないん?」
「逆に聞くが、自然界で生きている獣がパンツ持ってると思うか?」
「思わんなぁ。じゃあ、さっきの葉っぱを股間につけたらどや?」
「私は聖獣だから聖なる力で見えない仕様なんだ」
「その謎の光、聖なる力やったんか。聖なる獣というより、変態にみえるせいで性なる野獣のようやで自分」
「私を口説いているのか?照れてしまうじゃないか」
「モフモフやない今は口説いとらんなぁ」
光り輝いているから大事なナニはみえないけれど、それでもなんか気になる拓真は思う。
町をみつけたら絶対にパンツを穿かせようと!
そして、目覚めると秒でバールを持ち戦闘態勢になる。
理由は、見知らぬ全裸の男がいたからだ。
………何故かその股間は謎の光でみえない。
「誰や自分!」
「あっ!タクマ起きたか!私はレンだ!」
「レンは可愛いモフモフや!嘘吐くなやワレ!」
見知らぬ男は、股間から謎の光をピカーッ!とさせながら語る。
だが、犬が人間になるわけないと拓真は疑った。
「私は伝説の聖なる獣フェンリル。こうして人の姿にもなれるのだ」
「フェンリルってなんや?」
拓真はフェンリルという生き物を知らない。
だから、自称フェンリルの男に聞いてみた。
「狼の神的存在と思ってくれてかまわない」
「嘘や!やったらなんであんな小汚い犬やったんや!」
神的存在があんな小汚い犬になるとは信じられない拓真。
「人化するのは疲労するからな。あの時は疲れ果てていたのだ。しかも、泥水を被ってしまって………ついてなかった」
ため息を吐き、遠い目になる男……それでも股間は光り輝いていた。
「………ホンマにレンなんか?」
「獣耳と尻尾出そうか?」
今の男はどうみても人間にしかみえない姿で、普通の人間との違いはやはり光り輝く股間だろう。
10人に聞いたら12人がそう答えるに違いない。………2人多い?気のせいさ。
「モフモフは好きなんやけど、なんか全裸に股間の謎の光と獣耳尻尾の男って……変態度が高すぎてちょっとヤバイなぁ」
「そんなに褒められると照れてしまう」
「褒めとらんわ!」
拓真は、男がレンだと信じることにしたから戦闘態勢を解除して座る。
「ところでレン、パンツとかないん?」
「逆に聞くが、自然界で生きている獣がパンツ持ってると思うか?」
「思わんなぁ。じゃあ、さっきの葉っぱを股間につけたらどや?」
「私は聖獣だから聖なる力で見えない仕様なんだ」
「その謎の光、聖なる力やったんか。聖なる獣というより、変態にみえるせいで性なる野獣のようやで自分」
「私を口説いているのか?照れてしまうじゃないか」
「モフモフやない今は口説いとらんなぁ」
光り輝いているから大事なナニはみえないけれど、それでもなんか気になる拓真は思う。
町をみつけたら絶対にパンツを穿かせようと!
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