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1◆森で変質者に出会った
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その日、俺はちょっと困っていた。
俺の名前は佐川 春斗。
ちょうど20歳になったばかりだ。
俺の今の見た目は、適当なジャージのズボンに無地の白いシャツ、スニーカー、銀髪に染めた長髪と青いカラコンの瞳で、黒いマスクをしている。
マスクについては、今はマスクをつけているのが当たり前の社会だからだ。
耳にピアスなどもしているのだが、よく小さな子供から唐突な告白をされることがある。
……あれって、なんでなんだろうとは思っている。
ちなみに俺は男が好きだ。
得意の攻撃は拳で、いつもポケットには愛用のナックルを持ち歩いている。
なんでそんな物騒なもの持っているかって?
………よくヤンキーとかチンピラとかいう人種に喧嘩売られるから。
「ここは、どこなんだ……」
そこは知らない森の中。
明らかに日本の景色ではない。
いや……俺は森とか行かないから、もしかしたら日本のどこかの森かもしれないけれど………町ではないのは確かだ。
知らない場所に俺は途方に暮れた。
……なんで俺は、こんなところにいるんだ?
その時、悩む俺に魔の手が迫る!
「ガアッ!」
「な、何だっ!?」
草むらからいきなり現れたそれは魔物だった。
ラノベでお馴染みの魔物が俺に襲いかかってきたのだ。
「何だテメェ!俺を殺ろうってのか!?だったら返り討ちにしてやるぜーーーっ!」
「グワッ!?」
だが、まさかの反撃に驚く魔物。
俺は、売られた喧嘩は10倍返しで買うことをモットーにしているんだ。
ナックルを素早く装備して、オラッと殴る殴る!
そして、魔物はあっという間に殺られてしまった。
ふっ、大したことなかったな。
「俺の力を舐めてんじゃねぇよ。はんっ!さて、とりあえず移動するか」
状況がわからないなら情報を集める。
大事なことだと俺は思っている。
そして移動するが、魔物にめちゃくちゃ襲われてちぎっては投げちぎっては投げと俺の拳が火を吹いた。
そうして迷い続けて3日。
俺は戦い続けながらもなんとか生き延びていた。
そして、森の中で怪しい男に出会ってしまったのだ。
全身黒ずくめの姿の怪しい男をみた感想は、有名なあの組織かと思ったね。
ヤバい薬とか出してきそう……。
「やぁ、君から強いエロスを感じて僕濡れちゃうよ。ふふ、お兄さんがいいモノをあげるね♡」
だが、口を開けばただの変質者だった。
「怪しいというより、変態……!?」
身体をくねらせながら、ちょっとはぁはぁ言っている。
違う意味のヤバい薬を出すつもりなのだろうか。
人生で初めて変質者に会ったが、殴って大丈夫だろうか?
男は引いてる俺を気にせずに話を続ける。
「ダンジョンコアなんだけど、エロトラップダンジョンとか作ってその強いエロスを開放してみないかい?世界が薔薇色になるよ」
「エロトラップダンジョン」
何、その夢が広がりングなワードは………!!
男を怪しいとか変質者とか変態とか思っているのに、俺はダンジョンコアを受け取ってしまった………。
それは、腕輪として左の手首に装備されている。
………ちなみに、何故か取れなくなってしまった。
まさか、呪いのアイテムだったのだろうか?
そんなこんなで、その日やっと救世主が現れる。
……自力では森を脱出できなかったから助かった。
「勇者様!ご無事ですかーーーっ!?」
「?」
救世……主?
勇者ってなんぞや。
そんなものになった覚えはない。
だが、騎士の姿をした男達に俺は勇者勇者言われながら保護された。
………人違いの気配を濃厚に感じながら、保護された俺は一難去ってまた一難みたいな気持ちになった。
俺の名前は佐川 春斗。
ちょうど20歳になったばかりだ。
俺の今の見た目は、適当なジャージのズボンに無地の白いシャツ、スニーカー、銀髪に染めた長髪と青いカラコンの瞳で、黒いマスクをしている。
マスクについては、今はマスクをつけているのが当たり前の社会だからだ。
耳にピアスなどもしているのだが、よく小さな子供から唐突な告白をされることがある。
……あれって、なんでなんだろうとは思っている。
ちなみに俺は男が好きだ。
得意の攻撃は拳で、いつもポケットには愛用のナックルを持ち歩いている。
なんでそんな物騒なもの持っているかって?
………よくヤンキーとかチンピラとかいう人種に喧嘩売られるから。
「ここは、どこなんだ……」
そこは知らない森の中。
明らかに日本の景色ではない。
いや……俺は森とか行かないから、もしかしたら日本のどこかの森かもしれないけれど………町ではないのは確かだ。
知らない場所に俺は途方に暮れた。
……なんで俺は、こんなところにいるんだ?
その時、悩む俺に魔の手が迫る!
「ガアッ!」
「な、何だっ!?」
草むらからいきなり現れたそれは魔物だった。
ラノベでお馴染みの魔物が俺に襲いかかってきたのだ。
「何だテメェ!俺を殺ろうってのか!?だったら返り討ちにしてやるぜーーーっ!」
「グワッ!?」
だが、まさかの反撃に驚く魔物。
俺は、売られた喧嘩は10倍返しで買うことをモットーにしているんだ。
ナックルを素早く装備して、オラッと殴る殴る!
そして、魔物はあっという間に殺られてしまった。
ふっ、大したことなかったな。
「俺の力を舐めてんじゃねぇよ。はんっ!さて、とりあえず移動するか」
状況がわからないなら情報を集める。
大事なことだと俺は思っている。
そして移動するが、魔物にめちゃくちゃ襲われてちぎっては投げちぎっては投げと俺の拳が火を吹いた。
そうして迷い続けて3日。
俺は戦い続けながらもなんとか生き延びていた。
そして、森の中で怪しい男に出会ってしまったのだ。
全身黒ずくめの姿の怪しい男をみた感想は、有名なあの組織かと思ったね。
ヤバい薬とか出してきそう……。
「やぁ、君から強いエロスを感じて僕濡れちゃうよ。ふふ、お兄さんがいいモノをあげるね♡」
だが、口を開けばただの変質者だった。
「怪しいというより、変態……!?」
身体をくねらせながら、ちょっとはぁはぁ言っている。
違う意味のヤバい薬を出すつもりなのだろうか。
人生で初めて変質者に会ったが、殴って大丈夫だろうか?
男は引いてる俺を気にせずに話を続ける。
「ダンジョンコアなんだけど、エロトラップダンジョンとか作ってその強いエロスを開放してみないかい?世界が薔薇色になるよ」
「エロトラップダンジョン」
何、その夢が広がりングなワードは………!!
男を怪しいとか変質者とか変態とか思っているのに、俺はダンジョンコアを受け取ってしまった………。
それは、腕輪として左の手首に装備されている。
………ちなみに、何故か取れなくなってしまった。
まさか、呪いのアイテムだったのだろうか?
そんなこんなで、その日やっと救世主が現れる。
……自力では森を脱出できなかったから助かった。
「勇者様!ご無事ですかーーーっ!?」
「?」
救世……主?
勇者ってなんぞや。
そんなものになった覚えはない。
だが、騎士の姿をした男達に俺は勇者勇者言われながら保護された。
………人違いの気配を濃厚に感じながら、保護された俺は一難去ってまた一難みたいな気持ちになった。
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