30股の不倫旦那を地獄の変態谷に突き落とす妻

3◆スカーレット視点

それから、変態によるクソ旦那への扱きが終わるまで一晩かかったわ。

クソ旦那は、メンタルをボロボロにやられて目が死んでいる。

まぁ、楽しめたから私はもう帰るわね。

ということで。

「クソ駄犬、この書類に名前を書きなさい」

「はい、女王様」

しっかり離縁届けにサインさせる。

もう私、貴方には会いたくないのよ。

ちなみに、私達がこの変態谷にきている間にクソ旦那の荷物は業者に来てもらってクソ旦那の実家に運んでもらったわ。

クソ旦那への慰謝料は、変態谷で働いて全額返済してもらうから、クソ旦那は慰謝料返済が済むまで変態谷から出られない。

谷っていっても、変態ならではの仕事ってあるものなのよ？

変態好きのマニア向けの大人のお店とか……ね。

死にはしないから、頑張ってね！

じゃあさようなら。

私はクソ旦那…もう元になるからクソ男でいいわね！クソ男を蔑む眼差しでみつめてから帰宅した。



あれから数年。

クソ男と浮気女からの返済はまだ終わらない。

だから、二人共街には帰って来ていないの。

変態谷の変態さん曰く、クソ男は人気がなくて中々お客がつかないらしい。

だから変態になるための調教…じゃなくて矯正が未だに続いてるそうだわ。

はっ……いい気味ね。

浮気女の方の報告は、問題を起こしては謹慎を繰り返しているらしい。

はぁ……早く返済してしまえばいいのにね。

そう思いながら私は新しい恋人と劇をみにいくのだった。



完

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