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性なる夜は誤字じゃない
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6歳の弟ジェフリーは、ある日変態男を連れて帰ってきた。
18歳の兄である俺アルフレッドは、まぁまぁ困惑したよ。
「兄ちゃん、ちゃんとお世話するから飼いたい」
「拾った場所に返してきなさい」
変態男は、首に【飼い主募集中】と書かれたプレートをぶら下げていて、姿は全裸にパンツ一丁というどこからどう見ても変態でしかない姿をしている。
聞くところによると、公園のトイレにいたそうだ。
間違いない……こいつは変態だ!!
警邏隊に連絡案件な気はするが、ひとまずジェフリーの言い分ぐらいは聞いてやるのが兄というものだろう。
だから、俺はジェフリーに話を聞いてみたんだ。
「もう八太郎って名前つけたの」
「わん」
変態改め八太郎(なんで八なのかは不明)は、座ってM字に開脚して両手を猫の手みたいにグーにしてわんわん言い出す。
「………ちょっと警邏隊呼んでくる」
「兄ちゃんやめてーーーっ!八太郎を殺処分しないでーーー!!」
「いや、殺処分はされないよ!?」
ジェフリーは本当に八太郎が殺処分されると思っているのか、必死になって俺を引き止めようと腕を引っ張っている。
「どうか私を飼ってくださいわんわん!」
「黙れ変態」
「ありがとうございます!」
「………今何に感謝されたの!?」
八太郎が飼ってくれと雌豹のポーズになって頼むからつい罵ってしまった。
しかし、何故かそれに対して感謝されて全くもって意味不明である。
「兄ちゃん、八太郎は前の飼い主に浮気されて捨てられた可哀想なトナカイなんだよ」
「は?トナカイ?」
「今はこうして人化して角も隠してはいますが、私の正体はトナカイです。なので飼ってください」
「警邏隊呼んでくる」
「兄ちゃーーーん!!」
俺は、八太郎を頭のおかしい変態だと思った。
何故なら、そんなことを言われても信じられるわけがないからだ。
しかし。
「じゃあみますか?パンツを脱ぐことになりますが」
「何故」
「獣化は基本的に全裸ですから」
パンツを脱ごうとするから、汚れたブツを見たくなくて止めることにした。
俺もみたくはないが、6歳のジェフリーの情操教育に激しく悪い。
純粋で愛らしいジェフリーの綺麗な瞳を穢させはしない!
「私、何でもします!エロいことだったら特に悦んでします!何でも言ってください!踏んでくれてもいいです!」
「やめろ!ジェフリーの耳が汚れる!」
俺の足に縋りついてきた八太郎を俺は何とか引き離した。
「はぁ、わかったわかった。飼うから服を着てくれ」
「エロいことは?」
「性なる夜になら考えなくもない」
「兄ちゃんありがとう!ちゃんとお世話するね!あと、エロって何?」
「ジェフリーは知らなくていいことだよ」
そんなことがクリスマスの前日にあり、今俺達はクリスマスを迎えている。
ちなみに、八太郎の前の飼い主はサンタで、新しいトナカイに乗り換えられて捨てられたらしい。
とりあえず、性なる夜に慰めておいたよ。
なんだかんだ俺と八太郎は相性が良く、いつの間にかラブラブな恋人になっていた。
夜はとてもすごくてね………もう夢中さ。
「あっ…んあっ……はあっ…あぁ…あんっ!」
「ハチ、可愛いよ」
「んあぁん!アル♡アル♡あっ!」
「ハチ!」
「あーーーっ!」
毎晩の楽しみについては、ジェフリーにナイショだよ?
18歳の兄である俺アルフレッドは、まぁまぁ困惑したよ。
「兄ちゃん、ちゃんとお世話するから飼いたい」
「拾った場所に返してきなさい」
変態男は、首に【飼い主募集中】と書かれたプレートをぶら下げていて、姿は全裸にパンツ一丁というどこからどう見ても変態でしかない姿をしている。
聞くところによると、公園のトイレにいたそうだ。
間違いない……こいつは変態だ!!
警邏隊に連絡案件な気はするが、ひとまずジェフリーの言い分ぐらいは聞いてやるのが兄というものだろう。
だから、俺はジェフリーに話を聞いてみたんだ。
「もう八太郎って名前つけたの」
「わん」
変態改め八太郎(なんで八なのかは不明)は、座ってM字に開脚して両手を猫の手みたいにグーにしてわんわん言い出す。
「………ちょっと警邏隊呼んでくる」
「兄ちゃんやめてーーーっ!八太郎を殺処分しないでーーー!!」
「いや、殺処分はされないよ!?」
ジェフリーは本当に八太郎が殺処分されると思っているのか、必死になって俺を引き止めようと腕を引っ張っている。
「どうか私を飼ってくださいわんわん!」
「黙れ変態」
「ありがとうございます!」
「………今何に感謝されたの!?」
八太郎が飼ってくれと雌豹のポーズになって頼むからつい罵ってしまった。
しかし、何故かそれに対して感謝されて全くもって意味不明である。
「兄ちゃん、八太郎は前の飼い主に浮気されて捨てられた可哀想なトナカイなんだよ」
「は?トナカイ?」
「今はこうして人化して角も隠してはいますが、私の正体はトナカイです。なので飼ってください」
「警邏隊呼んでくる」
「兄ちゃーーーん!!」
俺は、八太郎を頭のおかしい変態だと思った。
何故なら、そんなことを言われても信じられるわけがないからだ。
しかし。
「じゃあみますか?パンツを脱ぐことになりますが」
「何故」
「獣化は基本的に全裸ですから」
パンツを脱ごうとするから、汚れたブツを見たくなくて止めることにした。
俺もみたくはないが、6歳のジェフリーの情操教育に激しく悪い。
純粋で愛らしいジェフリーの綺麗な瞳を穢させはしない!
「私、何でもします!エロいことだったら特に悦んでします!何でも言ってください!踏んでくれてもいいです!」
「やめろ!ジェフリーの耳が汚れる!」
俺の足に縋りついてきた八太郎を俺は何とか引き離した。
「はぁ、わかったわかった。飼うから服を着てくれ」
「エロいことは?」
「性なる夜になら考えなくもない」
「兄ちゃんありがとう!ちゃんとお世話するね!あと、エロって何?」
「ジェフリーは知らなくていいことだよ」
そんなことがクリスマスの前日にあり、今俺達はクリスマスを迎えている。
ちなみに、八太郎の前の飼い主はサンタで、新しいトナカイに乗り換えられて捨てられたらしい。
とりあえず、性なる夜に慰めておいたよ。
なんだかんだ俺と八太郎は相性が良く、いつの間にかラブラブな恋人になっていた。
夜はとてもすごくてね………もう夢中さ。
「あっ…んあっ……はあっ…あぁ…あんっ!」
「ハチ、可愛いよ」
「んあぁん!アル♡アル♡あっ!」
「ハチ!」
「あーーーっ!」
毎晩の楽しみについては、ジェフリーにナイショだよ?
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