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パンツ作りは能力
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パンツ職人アントワーヌ太郎の朝は早い。
実はアントワーヌ太郎は異世界転移した青年で、転移特典で得た能力が【パンツ職人】だったのだ。
と言っても、作るための時間というものがあるので、朝早くから作っている。
パンツ専門商人をしているから、売り物として朝に作っているのだ。
焼きたてのパンならぬできたてのパンツだ!
オーダーメイドのパンツもあるので、なかなかに時間がかかったりもする。
ちなみに、アントワーヌってなんでついてるのか疑問に思うだろう諸君に教えよう。
異世界転移の悪ノリだったと!!
………めちゃくちゃ後悔したよ。
折角の異世界転移だから、異世界らしくしたいっていう気持ちと日本人という部分を残したいという気持ちから、ゲーム感覚でアントワーヌ太郎という名前を付けてしまったのだ。
その結果、ステータスに思いっきり【アントワーヌ太郎】と書かれてしまっているからもう訂正の仕様がない。
だから、俺はアントワーヌ太郎だ!!(泣)
話が脱線したが、早速パンツを作ろうじゃないか。
ノーマルパンツ、アブノーマルパンツ、ロイヤルパンツ、オーダーメイドのスケスケ切れ目アリの勝負パンツ。
俺はパンツ専門だから、ブラが無くてもいい客にしか売らないんだ。
ブラは別の店で買ってくれ。
さぁ、本日の営業だな!
最初にやって来たのはオーダーメイドの客。
「例のブツはできているか?」
お忍びと丸分かりの服装をしている明らかにどこかの王様である男は、威厳のある姿でそう言った。
この人男と結婚しているらしく、最近マンネリを感じてきたらしい。
だから、是非とも勝負パンツを作ってほしいと注文を入れてきたんだ。
「できているぜ。スケスケで大事なところを一切隠していない上に、真ん中の切れ目からお客さんのブツが取り出せる品だ」
「素晴らしい出来だ!これで嫁も興奮間違い無しだ!」
実はこの男、攻めっていうか旦那側なんだ。
男は金を払って去って行く。
マンネリ解消できるといいな。
続々とたくさん人がやってきて今日も大盛況だ。
そう思っていると、やってきてしまった愛しい彼が………。
俺のことを口説き中の客であるジャンに、俺はだいぶ悩まされている。
「アントワーヌ太郎きゅん♡このパンツを穿いた君はきっとすごく可愛いだろう」
そう言っていつも俺に似合いそうなパンツを購入してから、俺にめっちゃ絡んで帰って行く。
………俺のことを好きになってくれるのは嬉しいんだ。
俺も大好きだからな!
両思いで嬉しい……んだけど、その名前で呼ばないでくれ!!
あぁ、一生黒歴史が消えてくれない………。
ジャンにアントワーヌ太郎って言われる度に、羞恥心で思い悩む。
でも、元々の名前は嫌なんだよな………。
ちなみに、俺の元々の名前は何かって?
【皇帝】と書いて【キング】と読む。
王じゃなくて皇帝の理由は、両親のなんとなくだったらしい。
小さい頃からあんなに普通の名前に憧れていたのに、なんでアントワーヌ太郎なんてつけちゃったかな俺は!?
ある日の朝。
ついジャンを思いながらパンツを作ってしまったせいなのか、ほぼ紐のようなセクシーランジェリーを作ってしまったよ。
俺自身でドン引きしてしまったのだった。
実はアントワーヌ太郎は異世界転移した青年で、転移特典で得た能力が【パンツ職人】だったのだ。
と言っても、作るための時間というものがあるので、朝早くから作っている。
パンツ専門商人をしているから、売り物として朝に作っているのだ。
焼きたてのパンならぬできたてのパンツだ!
オーダーメイドのパンツもあるので、なかなかに時間がかかったりもする。
ちなみに、アントワーヌってなんでついてるのか疑問に思うだろう諸君に教えよう。
異世界転移の悪ノリだったと!!
………めちゃくちゃ後悔したよ。
折角の異世界転移だから、異世界らしくしたいっていう気持ちと日本人という部分を残したいという気持ちから、ゲーム感覚でアントワーヌ太郎という名前を付けてしまったのだ。
その結果、ステータスに思いっきり【アントワーヌ太郎】と書かれてしまっているからもう訂正の仕様がない。
だから、俺はアントワーヌ太郎だ!!(泣)
話が脱線したが、早速パンツを作ろうじゃないか。
ノーマルパンツ、アブノーマルパンツ、ロイヤルパンツ、オーダーメイドのスケスケ切れ目アリの勝負パンツ。
俺はパンツ専門だから、ブラが無くてもいい客にしか売らないんだ。
ブラは別の店で買ってくれ。
さぁ、本日の営業だな!
最初にやって来たのはオーダーメイドの客。
「例のブツはできているか?」
お忍びと丸分かりの服装をしている明らかにどこかの王様である男は、威厳のある姿でそう言った。
この人男と結婚しているらしく、最近マンネリを感じてきたらしい。
だから、是非とも勝負パンツを作ってほしいと注文を入れてきたんだ。
「できているぜ。スケスケで大事なところを一切隠していない上に、真ん中の切れ目からお客さんのブツが取り出せる品だ」
「素晴らしい出来だ!これで嫁も興奮間違い無しだ!」
実はこの男、攻めっていうか旦那側なんだ。
男は金を払って去って行く。
マンネリ解消できるといいな。
続々とたくさん人がやってきて今日も大盛況だ。
そう思っていると、やってきてしまった愛しい彼が………。
俺のことを口説き中の客であるジャンに、俺はだいぶ悩まされている。
「アントワーヌ太郎きゅん♡このパンツを穿いた君はきっとすごく可愛いだろう」
そう言っていつも俺に似合いそうなパンツを購入してから、俺にめっちゃ絡んで帰って行く。
………俺のことを好きになってくれるのは嬉しいんだ。
俺も大好きだからな!
両思いで嬉しい……んだけど、その名前で呼ばないでくれ!!
あぁ、一生黒歴史が消えてくれない………。
ジャンにアントワーヌ太郎って言われる度に、羞恥心で思い悩む。
でも、元々の名前は嫌なんだよな………。
ちなみに、俺の元々の名前は何かって?
【皇帝】と書いて【キング】と読む。
王じゃなくて皇帝の理由は、両親のなんとなくだったらしい。
小さい頃からあんなに普通の名前に憧れていたのに、なんでアントワーヌ太郎なんてつけちゃったかな俺は!?
ある日の朝。
ついジャンを思いながらパンツを作ってしまったせいなのか、ほぼ紐のようなセクシーランジェリーを作ってしまったよ。
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ああ、ロイヤルでの勝負はつよつよかも。
なるほど、奥が深い。
コメントありがとうございます!(*´ω`*)
その気になれば、キングパンツもクイーンパンツもアントワーヌ太郎はできるでしょうね!(≧▽≦)
キラキラネームからとんちきネームへの転生(合掌)
というか勝負ぱんつとアブノーマルぱんつってどう違うのか気になりました。
せっかくアブノーマルなのに勝負しないのか?勝負かけないのか?穿いてるだけで満足なのか?
コメントありがとうございます!(*´ω`*)
アブノーマルで勝負するかは購入者の自由です(。•̀ᴗ-)✧
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