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11◆許さない(ミレイユ視点
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愛しい愛しい私の婚約者リューレン様が、雑魚人形と番になってしまったという話で人々は盛り上がっている。
私という最愛がいるにも関わらずよ。
雑魚雑魚な存在で竜人ですらない人形が身分不相応にも私のリューレン様を寝取りやがったのよ。
許せないわ。許さないわ。
リューレン様は悪くないの……悪いのは、全部全部調子に乗ったあの雑魚人形だから。
………だから、私は貴方を取り戻すの。
だって貴方は私の夫になるのだから………。
私は地上に馬車で降り立つと、魔族の暗殺者を雇った。
彼の名前はラティス。
額に角が一本生えている猫科の魔物が人化した魔族。
最初はただの魔物だったらしいけど、叶えたい夢があって、強くなって、そして人化ができるほどの実力者になったそうだ。
ただの魔物から魔族になるほどの努力なんて、すごいことね。
まぁ、私には全部興味のない話なのだけれど。
貴方が何だってどうでもいいの。
ただ、黙って仕事を熟してくれたらそれでいいのよ。
「ラティス、この馬車に乗るのよ」
「この馬、ペガサスってやつか?始めてみたな」
ラティスはペガサスの力で空を飛ぶ馬車にはしゃいでいる。
あまりに無邪気で、ちょっと不安だわ。
ちゃんとあの雑魚人形を始末してくれるんでしょうね?
私は軽くため息を吐くのだった。
私という最愛がいるにも関わらずよ。
雑魚雑魚な存在で竜人ですらない人形が身分不相応にも私のリューレン様を寝取りやがったのよ。
許せないわ。許さないわ。
リューレン様は悪くないの……悪いのは、全部全部調子に乗ったあの雑魚人形だから。
………だから、私は貴方を取り戻すの。
だって貴方は私の夫になるのだから………。
私は地上に馬車で降り立つと、魔族の暗殺者を雇った。
彼の名前はラティス。
額に角が一本生えている猫科の魔物が人化した魔族。
最初はただの魔物だったらしいけど、叶えたい夢があって、強くなって、そして人化ができるほどの実力者になったそうだ。
ただの魔物から魔族になるほどの努力なんて、すごいことね。
まぁ、私には全部興味のない話なのだけれど。
貴方が何だってどうでもいいの。
ただ、黙って仕事を熟してくれたらそれでいいのよ。
「ラティス、この馬車に乗るのよ」
「この馬、ペガサスってやつか?始めてみたな」
ラティスはペガサスの力で空を飛ぶ馬車にはしゃいでいる。
あまりに無邪気で、ちょっと不安だわ。
ちゃんとあの雑魚人形を始末してくれるんでしょうね?
私は軽くため息を吐くのだった。
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