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1◇暇だったからが始まる理由
1◆そうだ、BL乙女ゲームの世界で楽しもう!
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とある神界で暇を持て余していた腐男子の神様……略して腐神様のシュヴァルツは、BL本にも飽きていた。
そんなシュヴァルツは「そうだ、BL乙女ゲームの世界で楽しもう!」という、まるで地球のとある観光地のポスターみたいな思いつきをする。
……シュヴァルツの性格は【思ったら即行動】だ。
その思いつきを実行するため、シュヴァルツは下僕……ゲフンゲフン親友の地球の神様ミコトに電話をした。
今の世の中は、神様だってスマホを持って簡単に通話ができるのだ。
ちなみにだが、ミコトはシュヴァルツからの電話にはワンコールで出るのは当たり前、チャットも秒で返信するのが当たり前だったりする。
それはシュヴァルツの下僕だから?いいえ。
それはシュヴァルツの親友だから?いいえ。
「あ、ミコト?ちょっと俺、今暇してるから相手しろ」
「うん!秒で向かうね♡僕の愛しのマイダーリン♡」
……それは、ミコトがシュヴァルツのガチ恋勢だからだ。
ついでに言うとミコトは、同担拒否タイプで、たまにヤンデレ気味にもなるし、変態要素まである濃ゆい青年だ。
(都合の良い男扱いされてもいい。貴方が僕だけを愛してくれるなら!ハァハァ♡)
そんなことをミコトはいつも思っている。
愛するシュヴァルツに呼ばれて、ミコトはいつものようにホイホイと秒で現れた。
転移魔法って移動が楽だよね。
ミコトの転移魔法は、昔シュヴァルツから教えてもらった力だったりするぞ。
「シュー君、僕は何をしたらいいの?」
ミコトはシュヴァルツのことを、ダーリンと呼んだりシュー君と呼んだりする。
シュヴァルツという名前は何気に長いのだ……。
そんなことより、シュヴァルツはミコトに暇だったからBL乙女ゲームの世界で楽しみたい話をする。
何度もBL乙女ゲームの世界といっているが、あくまで世界である。
神様なのでゲームソフトとゲーム機でするなんてレベルのゲームではないのだ。
シュヴァルツは神様としていくつも世界を管理しているわけだが、世界は簡潔に言うと神様の箱庭だ。
機嫌一つで滅ぼすことも、楽園にすることもできる。
ちょうどBL乙女ゲームの舞台にできそうな滅びかけの世界があったから、それをゲームの舞台らしくしっかり整えて、シュヴァルツは再利用することにした。
ちなみに、滅びかけていた理由は魔王が世界征服したからである。
その魔王もイケメンなので、攻略対象にしておこうとシュヴァルツはニヤけていた。
「シュー君が他の男のことばっかり考えてるの妬けるなぁ……」
「俺の一番はミコトだけだよ」
「ダーリン!!♡」
シュヴァルツがちょっと甘いことを言うとミコトはすぐに瞳にハートを浮かべて喜ぶので、シュヴァルツから内心チョロいと思われていたりする。
「ミコトに頼みたいのは、ヒロインに憑依させる魂をランダムで貸してくれ」
「うん、わかった!男って条件さえ満たしていたら誰でもいいんだね?」
ゲームのヒロインには、地球の人間(男限定)の魂をランダムで憑依させる。
その人間が現実に戻る方法は、何かしらのエンドを迎えればいい。
できればハッピーエンドがいいシュヴァルツだが、プレイ内容なんて人によるから場合によってはメリバもバッドもあるだろう。
ちなみに、エンドになったらゲーム世界は新しいヒロインを迎えて、何度もループするのだ。
……ループしていることを知っているのはシュヴァルツとミコトのみ。
世界はいつまでループするのか?
それはきっと、シュヴァルツがこの世界に飽きるまで……。
「ミコト、ありがとうな!愛してる♡」
「ひゃあぁん!!嬉しい……子作りする?するよね?しよう♡ハァハァ」
「それはまた今度な」
調教には飴と鞭というが、飴を与え過ぎるとミコトに襲われてしまうので、シュヴァルツは飴の与え過ぎには注意している。
そんなシュヴァルツは「そうだ、BL乙女ゲームの世界で楽しもう!」という、まるで地球のとある観光地のポスターみたいな思いつきをする。
……シュヴァルツの性格は【思ったら即行動】だ。
その思いつきを実行するため、シュヴァルツは下僕……ゲフンゲフン親友の地球の神様ミコトに電話をした。
今の世の中は、神様だってスマホを持って簡単に通話ができるのだ。
ちなみにだが、ミコトはシュヴァルツからの電話にはワンコールで出るのは当たり前、チャットも秒で返信するのが当たり前だったりする。
それはシュヴァルツの下僕だから?いいえ。
それはシュヴァルツの親友だから?いいえ。
「あ、ミコト?ちょっと俺、今暇してるから相手しろ」
「うん!秒で向かうね♡僕の愛しのマイダーリン♡」
……それは、ミコトがシュヴァルツのガチ恋勢だからだ。
ついでに言うとミコトは、同担拒否タイプで、たまにヤンデレ気味にもなるし、変態要素まである濃ゆい青年だ。
(都合の良い男扱いされてもいい。貴方が僕だけを愛してくれるなら!ハァハァ♡)
そんなことをミコトはいつも思っている。
愛するシュヴァルツに呼ばれて、ミコトはいつものようにホイホイと秒で現れた。
転移魔法って移動が楽だよね。
ミコトの転移魔法は、昔シュヴァルツから教えてもらった力だったりするぞ。
「シュー君、僕は何をしたらいいの?」
ミコトはシュヴァルツのことを、ダーリンと呼んだりシュー君と呼んだりする。
シュヴァルツという名前は何気に長いのだ……。
そんなことより、シュヴァルツはミコトに暇だったからBL乙女ゲームの世界で楽しみたい話をする。
何度もBL乙女ゲームの世界といっているが、あくまで世界である。
神様なのでゲームソフトとゲーム機でするなんてレベルのゲームではないのだ。
シュヴァルツは神様としていくつも世界を管理しているわけだが、世界は簡潔に言うと神様の箱庭だ。
機嫌一つで滅ぼすことも、楽園にすることもできる。
ちょうどBL乙女ゲームの舞台にできそうな滅びかけの世界があったから、それをゲームの舞台らしくしっかり整えて、シュヴァルツは再利用することにした。
ちなみに、滅びかけていた理由は魔王が世界征服したからである。
その魔王もイケメンなので、攻略対象にしておこうとシュヴァルツはニヤけていた。
「シュー君が他の男のことばっかり考えてるの妬けるなぁ……」
「俺の一番はミコトだけだよ」
「ダーリン!!♡」
シュヴァルツがちょっと甘いことを言うとミコトはすぐに瞳にハートを浮かべて喜ぶので、シュヴァルツから内心チョロいと思われていたりする。
「ミコトに頼みたいのは、ヒロインに憑依させる魂をランダムで貸してくれ」
「うん、わかった!男って条件さえ満たしていたら誰でもいいんだね?」
ゲームのヒロインには、地球の人間(男限定)の魂をランダムで憑依させる。
その人間が現実に戻る方法は、何かしらのエンドを迎えればいい。
できればハッピーエンドがいいシュヴァルツだが、プレイ内容なんて人によるから場合によってはメリバもバッドもあるだろう。
ちなみに、エンドになったらゲーム世界は新しいヒロインを迎えて、何度もループするのだ。
……ループしていることを知っているのはシュヴァルツとミコトのみ。
世界はいつまでループするのか?
それはきっと、シュヴァルツがこの世界に飽きるまで……。
「ミコト、ありがとうな!愛してる♡」
「ひゃあぁん!!嬉しい……子作りする?するよね?しよう♡ハァハァ」
「それはまた今度な」
調教には飴と鞭というが、飴を与え過ぎるとミコトに襲われてしまうので、シュヴァルツは飴の与え過ぎには注意している。
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