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結局クッキーは一枚もメロウの口には入らなかったが、メロウは三枚のクッキーの代わりに三人の仲間を手に入れたのだった。
メロウ達四人は立ち寄った街で噂を耳にする。
それは、近くの森にやたら強い竜人エステルという男が住み着いて、美人と有名な人族の王太子アリステアと城の宝物庫の宝を盗んだらしい。
国王は怒り、エステル討伐に多額の懸賞金をかけた。
アリステアを無事に救出することも、宝を取り戻すことも、懸賞金を貰う絶対条件である。
メロウは、懸賞金目当てにエステル討伐に向かうことを決めた。
メロウ達は森の中のエステルの住処にやってきた。
そこは森の奥にある洞窟で、歩み進むと最奥にエステルらしき竜人と、アリステアらしきスケスケなネグリジェを着ている美人な青年がいた。
すごく高そうな宝の山も壁付近にある。
まさに盗賊の住処みたいな場所だとメロウ達は思った。
「何じゃい貴様ら!!」
エステルはメロウ達を威嚇した!
「黙りなさい!」
「ぐほっ!」
「「「あっ」」」
………だが、エステルはあっさり倒されたのだった。
メロウの右ストレートが綺麗に決まったから、後は縄でぐるぐる巻きにして終わりである。
アリステアと仲間達が呆然としていたが、メロウは気にしない。
エステルはその後、監獄送りになったそうだ。
宝とアリステアを取り戻したメロウ達。
「あぁ、なんて素敵な方!」
「なんて美しい人なんでしょう!」
メロウとアリステアは一目惚れで惹かれ合った。
その結果、メロウとアリステアは結婚して幸せに暮した。
懸賞金は仲間三人に渡してお別れをしている。
三人は、王太子相手では勝ち目がないとメロウを諦めたのだ。
………懸賞金が手切れ金となって切なかったらしい。
国王の弟……つまり王弟は呟く。
「まさかあのクッキーをあげた子が甥と結婚するとは、世の中何があるかわからないよね!」
ピエロの正体は、趣味でたまにピエロをしている王弟だった。
城を抜け出しては息抜きに使い魔のスライムに乗って、お菓子をくれる謎のピエロをしているのだ。
この秘密は誰も知らないことなので、メロウが知る日はこないのである。
「やぁ!良かったらお菓子をどうぞ!ハッピーになれる美味しさだよ!」
そして王弟は、今日もどこかでピエロをしている。
もしも近くにスライムに乗ってお菓子をくれるピエロがいたら、それはもしかしたら王弟かもしれない………。
メロウ達四人は立ち寄った街で噂を耳にする。
それは、近くの森にやたら強い竜人エステルという男が住み着いて、美人と有名な人族の王太子アリステアと城の宝物庫の宝を盗んだらしい。
国王は怒り、エステル討伐に多額の懸賞金をかけた。
アリステアを無事に救出することも、宝を取り戻すことも、懸賞金を貰う絶対条件である。
メロウは、懸賞金目当てにエステル討伐に向かうことを決めた。
メロウ達は森の中のエステルの住処にやってきた。
そこは森の奥にある洞窟で、歩み進むと最奥にエステルらしき竜人と、アリステアらしきスケスケなネグリジェを着ている美人な青年がいた。
すごく高そうな宝の山も壁付近にある。
まさに盗賊の住処みたいな場所だとメロウ達は思った。
「何じゃい貴様ら!!」
エステルはメロウ達を威嚇した!
「黙りなさい!」
「ぐほっ!」
「「「あっ」」」
………だが、エステルはあっさり倒されたのだった。
メロウの右ストレートが綺麗に決まったから、後は縄でぐるぐる巻きにして終わりである。
アリステアと仲間達が呆然としていたが、メロウは気にしない。
エステルはその後、監獄送りになったそうだ。
宝とアリステアを取り戻したメロウ達。
「あぁ、なんて素敵な方!」
「なんて美しい人なんでしょう!」
メロウとアリステアは一目惚れで惹かれ合った。
その結果、メロウとアリステアは結婚して幸せに暮した。
懸賞金は仲間三人に渡してお別れをしている。
三人は、王太子相手では勝ち目がないとメロウを諦めたのだ。
………懸賞金が手切れ金となって切なかったらしい。
国王の弟……つまり王弟は呟く。
「まさかあのクッキーをあげた子が甥と結婚するとは、世の中何があるかわからないよね!」
ピエロの正体は、趣味でたまにピエロをしている王弟だった。
城を抜け出しては息抜きに使い魔のスライムに乗って、お菓子をくれる謎のピエロをしているのだ。
この秘密は誰も知らないことなので、メロウが知る日はこないのである。
「やぁ!良かったらお菓子をどうぞ!ハッピーになれる美味しさだよ!」
そして王弟は、今日もどこかでピエロをしている。
もしも近くにスライムに乗ってお菓子をくれるピエロがいたら、それはもしかしたら王弟かもしれない………。
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