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第三章◇衝突!王国軍vs魔王軍
2◆キャットファイト
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ミコトが消えて、王国軍はミコトの行方を探した。
そして、ラグナフェルが魔王軍にミコトがいると情報を掴む。
「必ずミコトを奪い返すぞ!」
「「「おー!」」」
こうして、ミコト奪還のための戦いが始まった………。
一方魔王軍は、ミコトがいなくなり王国軍が連れ戻したんだと思った。
だからこそ、こちらもこちらでミコト奪還のための戦いが始まった………。
「ミコトを返せぇーーーっ!」
「そっちこそミコトを返せぇーーーっ!」
俺を求める両軍が、それぞれに得意な魔術なり武術なりとやりたい放題で戦っている。
「ミコトは、私の身体をあんなに熱く求めてくれたんだ!」
雷魔術でラジエラを攻撃するカーマインは、如何に俺がカーマインを求めていたかを熱弁。
「何を言う!ミコトは私の身体の方を貴様よりも求めていた!」
対してラジエラも、得意の槍で防御と攻撃を行い、俺が如何にラジエラを求めていたかを熱弁。
両軍のリーダー達の熱い火花が鮮やかに散っていたよ。
「ミコトは、魔王軍に必要な人なんです!返してください!」
雑用係のグラッドが、何故か前線でローザエルと口論している。
グラッドもローザエルも非戦闘員だから、手は出さないようだ。
「ミコトは私達王国軍の大切で愛しい方。ミコトを私達に返してください!」
ローザエルは何故か色気を振り撒きながら、グラッドと向き合っていた。
「僕のミコトを返せ!ミコトは僕の弟なんだ!」
「そうですか。だから?むしろ、勝手にミコトを連れ戻したんでしょ?返しなさい。ミコトはもう魔王軍の一員なのですから」
兄さんとアンドロメダも睨み合っていて不穏だ。
「ルゼのミコト返して!返して!ルゼのなのーーーっ!!」
「うわっ!うわっ!めちゃくちゃ攻撃してくる!?ていうか、ミコトはお前のじゃないし!」
「シャーーーッ!!」
ルゼが激しくシエルを攻撃するが、シエルは全てギリギリで交わしている。
ちょっとルゼを煽ったせいで、ルゼが威嚇までしているな。
「はっ!まさか賢者と殺り合うとはな。ミコトを返せば命だけは見逃してもいいぜ?」
「ふふ、聖獣と戦うなんて光栄だね。毛皮でミコトのコートでも作ってみようかな?」
ダリアとローウェルもめちゃくちゃ不穏だ。
至る所で、バトルが展開しているカオスな現場に俺は現れた。
とりあえず、俺の存在に気づいてもらうためにお約束のあの言葉を言ってみよう。
………ロードも言っていたしな。
思いっきり深呼吸して………いくぞ!
「皆!俺のために争わないで!!」
「「「「!?」」」」
俺の叫びを聞いた瞬間………あんなに争っていた皆がびっくりして辺りは静寂に包まれる。
そして、ハッとした皆が一斉に俺に駆け寄り全員でいきなり俺を胴上げしだしたんだ。
何事!?
全員というのは、王国軍も魔王軍もということだよ。
そして、まるでバレーボールのようにポンポン胴上げしながら俺を奪い合いし始めたんだ。
お願い……ちょっとやめて……なんか出そう………。
味方から味方へポンポン。
敵に奪われないようにポンポン。
奪われたら奪い返してポンポン。
ポンポンポンポンポンポンポンポン!!
「あ……俺……死ぬ…………ぐふっ」
「「「「「!?」」」」」
真っ青な顔色で俺が気絶したことで、キャットファイトは強制終了したというのを、意識を取り戻してから教えてもらった俺だった。
そして、ラグナフェルが魔王軍にミコトがいると情報を掴む。
「必ずミコトを奪い返すぞ!」
「「「おー!」」」
こうして、ミコト奪還のための戦いが始まった………。
一方魔王軍は、ミコトがいなくなり王国軍が連れ戻したんだと思った。
だからこそ、こちらもこちらでミコト奪還のための戦いが始まった………。
「ミコトを返せぇーーーっ!」
「そっちこそミコトを返せぇーーーっ!」
俺を求める両軍が、それぞれに得意な魔術なり武術なりとやりたい放題で戦っている。
「ミコトは、私の身体をあんなに熱く求めてくれたんだ!」
雷魔術でラジエラを攻撃するカーマインは、如何に俺がカーマインを求めていたかを熱弁。
「何を言う!ミコトは私の身体の方を貴様よりも求めていた!」
対してラジエラも、得意の槍で防御と攻撃を行い、俺が如何にラジエラを求めていたかを熱弁。
両軍のリーダー達の熱い火花が鮮やかに散っていたよ。
「ミコトは、魔王軍に必要な人なんです!返してください!」
雑用係のグラッドが、何故か前線でローザエルと口論している。
グラッドもローザエルも非戦闘員だから、手は出さないようだ。
「ミコトは私達王国軍の大切で愛しい方。ミコトを私達に返してください!」
ローザエルは何故か色気を振り撒きながら、グラッドと向き合っていた。
「僕のミコトを返せ!ミコトは僕の弟なんだ!」
「そうですか。だから?むしろ、勝手にミコトを連れ戻したんでしょ?返しなさい。ミコトはもう魔王軍の一員なのですから」
兄さんとアンドロメダも睨み合っていて不穏だ。
「ルゼのミコト返して!返して!ルゼのなのーーーっ!!」
「うわっ!うわっ!めちゃくちゃ攻撃してくる!?ていうか、ミコトはお前のじゃないし!」
「シャーーーッ!!」
ルゼが激しくシエルを攻撃するが、シエルは全てギリギリで交わしている。
ちょっとルゼを煽ったせいで、ルゼが威嚇までしているな。
「はっ!まさか賢者と殺り合うとはな。ミコトを返せば命だけは見逃してもいいぜ?」
「ふふ、聖獣と戦うなんて光栄だね。毛皮でミコトのコートでも作ってみようかな?」
ダリアとローウェルもめちゃくちゃ不穏だ。
至る所で、バトルが展開しているカオスな現場に俺は現れた。
とりあえず、俺の存在に気づいてもらうためにお約束のあの言葉を言ってみよう。
………ロードも言っていたしな。
思いっきり深呼吸して………いくぞ!
「皆!俺のために争わないで!!」
「「「「!?」」」」
俺の叫びを聞いた瞬間………あんなに争っていた皆がびっくりして辺りは静寂に包まれる。
そして、ハッとした皆が一斉に俺に駆け寄り全員でいきなり俺を胴上げしだしたんだ。
何事!?
全員というのは、王国軍も魔王軍もということだよ。
そして、まるでバレーボールのようにポンポン胴上げしながら俺を奪い合いし始めたんだ。
お願い……ちょっとやめて……なんか出そう………。
味方から味方へポンポン。
敵に奪われないようにポンポン。
奪われたら奪い返してポンポン。
ポンポンポンポンポンポンポンポン!!
「あ……俺……死ぬ…………ぐふっ」
「「「「「!?」」」」」
真っ青な顔色で俺が気絶したことで、キャットファイトは強制終了したというのを、意識を取り戻してから教えてもらった俺だった。
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