15 / 22
第二章◇ミコト、魔王軍に転移!?
3◆ミコト×アンドロメダ
しおりを挟む
「ラジエラ様、何を拾ってきたんですか?」
「アンドロメダ、ミコトは私の旦那だ」
「いや、いつ俺達は結婚したんだよ。プロポーズもされてないよ。何なら付き合ってさえないよ」
「ヤリ逃げする気か!?逃さんぞ!!」
「………」
俺のことを見定めるような眼差しで見てきているのは、ラジエラの執事アンドロメダだ。
堕天使特有の黒い翼が美しい美人さん。
アンドロメダは一度ため息を吐くと、ラジエラを睨みつけた。
「お父さん、どうせちゃんとお世話できないでしょ?どうせ、いつの間にかお世話するのは私になっているんでしょ?悪いことは言いません。拾ったところに返してきなさい」
突然始まった寸劇。
アンドロメダは確か、魔王軍のお母さんポジションだったな。
え、さっきはラジエラ様って言ってなかった?
「お母さん、私はちゃんと世話をする。だから、このまま飼っていいだろう!?結婚していいだろう!!」
対してラジエラは、魔王軍のお父さんポジション。
流石、魔王軍のトップである魔王だよな。
………というか、ラジエラとアンドロメダが夫婦設定やると、なんか俺が寝とりやらかした間男みたいになる。
なんか……気まずい………。
二人はそういう関係なんだろうか?
「いけません。人間は寿命がとても短いんですよ。どうせそのうち死にます。悲しい思いをするのですから、無責任に人間を飼おうと思ってはいけません。返してきなさい」
「お母さん!!」
「………俺は何を見せられてるんだ」
どちらかというとこれは、間男というより拾われてきた犬猫だな。
俺は一度咳払いをしてから、二人の関係を聞いてみることにした。
「二人って夫婦なのか?」
「いいえ、主人と執事の関係です。これは魔王軍ジョークみたいなものなので、実際には付き合ってすらいませんよ」
澄ました顔でアンドロメダはそう言った。
なるほど、良かった。
「アンドロメダは好みではない」
ラジエラも澄ました顔をしているけれど、それを言った瞬間……アンドロメダのかなり鋭い右ストレートがラジエラの鳩尾を狙い撃ちする。
ひぃっ!めり込んでる!!
「ふんっ!」
真顔のアンドロメダ。
「ぐえっ!?」
口から、魂的な何かが一瞬こんにちはしたラジエラ。
「!?」
硬直する俺。
「うふふ♡」
穏やかな顔をしたアンドロメダは、何事もなかったかのように、気絶しているラジエラの首根っこを掴んでいるよ。
ひえぇ……っ!ガクガクブルブル。
「おや、ラジエラ様はお疲れのようですね。ちょっと寝かせてくるので、お待ちください」
そう言ったアンドロメダは、ラジエラの首根っこを引っ張りズルズルと引きずってどこかに行ってしまった。
俺は心の中で、アンドロメダは怒らせてはいけない人物だと思った。
「さて、ミコト。ラジエラ様を抱いたんでしょう?ラジエラ様を落としたご自慢のブツで、私も落としてみなさいよ。私の身体で接待するんですから、文句などないですよね?」
「有り難く頂きます!」
戻ってきたアンドロメダがそう言って、積極的に俺に乗っかってくる。
なんか知らないけど、アンドロメダがもう勃起していて可愛いから、俺も下半身が素直に勃起したよ。
「…ふあっ♡…あん!……あっ…はぁっ!♡」
俺は今、アンドロメダと何プレイかちょっとわからない繋がり方をしている。
あえて言うなら、フライプレイ?………あ、ダメだ。揚げ物みたいになった。
アンドロメダには翼がある。
今な、その翼で飛んでいるアンドロメダと駅弁スタイルでヤっているんだ。
飛んでいるから腕がめちゃくちゃ楽だよ!
「翼疲れない?」
「興奮し……んっ!たら……飛びっ♡…たくなる…ぁ…んです…よ!あぁっ♡」
「なるほど」
気持ち良くて堪らないらしいアンドロメダに、俺のブツが張り切っていたのは言うまでもない。
「アンドロメダ、ミコトは私の旦那だ」
「いや、いつ俺達は結婚したんだよ。プロポーズもされてないよ。何なら付き合ってさえないよ」
「ヤリ逃げする気か!?逃さんぞ!!」
「………」
俺のことを見定めるような眼差しで見てきているのは、ラジエラの執事アンドロメダだ。
堕天使特有の黒い翼が美しい美人さん。
アンドロメダは一度ため息を吐くと、ラジエラを睨みつけた。
「お父さん、どうせちゃんとお世話できないでしょ?どうせ、いつの間にかお世話するのは私になっているんでしょ?悪いことは言いません。拾ったところに返してきなさい」
突然始まった寸劇。
アンドロメダは確か、魔王軍のお母さんポジションだったな。
え、さっきはラジエラ様って言ってなかった?
「お母さん、私はちゃんと世話をする。だから、このまま飼っていいだろう!?結婚していいだろう!!」
対してラジエラは、魔王軍のお父さんポジション。
流石、魔王軍のトップである魔王だよな。
………というか、ラジエラとアンドロメダが夫婦設定やると、なんか俺が寝とりやらかした間男みたいになる。
なんか……気まずい………。
二人はそういう関係なんだろうか?
「いけません。人間は寿命がとても短いんですよ。どうせそのうち死にます。悲しい思いをするのですから、無責任に人間を飼おうと思ってはいけません。返してきなさい」
「お母さん!!」
「………俺は何を見せられてるんだ」
どちらかというとこれは、間男というより拾われてきた犬猫だな。
俺は一度咳払いをしてから、二人の関係を聞いてみることにした。
「二人って夫婦なのか?」
「いいえ、主人と執事の関係です。これは魔王軍ジョークみたいなものなので、実際には付き合ってすらいませんよ」
澄ました顔でアンドロメダはそう言った。
なるほど、良かった。
「アンドロメダは好みではない」
ラジエラも澄ました顔をしているけれど、それを言った瞬間……アンドロメダのかなり鋭い右ストレートがラジエラの鳩尾を狙い撃ちする。
ひぃっ!めり込んでる!!
「ふんっ!」
真顔のアンドロメダ。
「ぐえっ!?」
口から、魂的な何かが一瞬こんにちはしたラジエラ。
「!?」
硬直する俺。
「うふふ♡」
穏やかな顔をしたアンドロメダは、何事もなかったかのように、気絶しているラジエラの首根っこを掴んでいるよ。
ひえぇ……っ!ガクガクブルブル。
「おや、ラジエラ様はお疲れのようですね。ちょっと寝かせてくるので、お待ちください」
そう言ったアンドロメダは、ラジエラの首根っこを引っ張りズルズルと引きずってどこかに行ってしまった。
俺は心の中で、アンドロメダは怒らせてはいけない人物だと思った。
「さて、ミコト。ラジエラ様を抱いたんでしょう?ラジエラ様を落としたご自慢のブツで、私も落としてみなさいよ。私の身体で接待するんですから、文句などないですよね?」
「有り難く頂きます!」
戻ってきたアンドロメダがそう言って、積極的に俺に乗っかってくる。
なんか知らないけど、アンドロメダがもう勃起していて可愛いから、俺も下半身が素直に勃起したよ。
「…ふあっ♡…あん!……あっ…はぁっ!♡」
俺は今、アンドロメダと何プレイかちょっとわからない繋がり方をしている。
あえて言うなら、フライプレイ?………あ、ダメだ。揚げ物みたいになった。
アンドロメダには翼がある。
今な、その翼で飛んでいるアンドロメダと駅弁スタイルでヤっているんだ。
飛んでいるから腕がめちゃくちゃ楽だよ!
「翼疲れない?」
「興奮し……んっ!たら……飛びっ♡…たくなる…ぁ…んです…よ!あぁっ♡」
「なるほど」
気持ち良くて堪らないらしいアンドロメダに、俺のブツが張り切っていたのは言うまでもない。
0
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
転生令息は冒険者を目指す!?
葛城 惶
BL
ある時、日本に大規模災害が発生した。
救助活動中に取り残された少女を助けた自衛官、天海隆司は直後に土砂の崩落に巻き込まれ、意識を失う。
再び目を開けた時、彼は全く知らない世界に転生していた。
異世界で美貌の貴族令息に転生した脳筋の元自衛官は憧れの冒険者になれるのか?!
とってもお馬鹿なコメディです(;^_^A
転生したら弟がブラコン重傷者でした!!!
Lynne
BL
俺の名前は佐々木塁、元高校生だ。俺は、ある日学校に行く途中、トラックに轢かれて死んでしまった...。
pixivの方でも、作品投稿始めました!
名前やアイコンは変わりません
主にアルファポリスで投稿するため、更新はアルファポリスのほうが早いと思います!
クラスのボッチくんな僕が風邪をひいたら急激なモテ期が到来した件について。
とうふ
BL
題名そのままです。
クラスでボッチ陰キャな僕が風邪をひいた。友達もいないから、誰も心配してくれない。静かな部屋で落ち込んでいたが...モテ期の到来!?いつも無視してたクラスの人が、先生が、先輩が、部屋に押しかけてきた!あの、僕風邪なんですけど。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
独占欲強い系の同居人
狼蝶
BL
ある美醜逆転の世界。
その世界での底辺男子=リョウは学校の帰り、道に倒れていた美形な男=翔人を家に運び介抱する。
同居生活を始めることになった二人には、お互い恋心を抱きながらも相手を独占したい気持ちがあった。彼らはそんな気持ちに駆られながら、それぞれの生活を送っていく。
BLゲーの悪役に転生したら予想外の展開でした。
たら
BL
はぁぁん??意味わからない。
【主人公】
前世→腐男子くん
前世は普通に平凡なオタクの腐男子。
周りには萌え系が好きと言っているが腐男子の事は墓場まで秘密にしている。
何故かめちゃくちゃハマってたBLゲームの大嫌いな悪役キャラに転生しててショック。
死んだ訳では無いのに意味わからん状態。
西園寺光輝 (さいおんじ こうき)悪役
超大金持ち西園寺財閥、西園寺家の御曹司。
我儘で俺様でありながら何でも完璧にこなす天才。
そのカリスマ性に憧れて取り巻きが沢山居る。
容姿は美しく髪は濡羽色で瞳は宝石のアメトリン。
ヒロインが攻略キャラ達と仲が良いのが気に食わなくて上手こと裏で虐めていた。
最終的には攻略キャラと攻略キャラ達に卒業パーティーで断罪されて学園を追放される。
ついでに西園寺財閥も悪事を暴かれて倒産した。
【君と僕とのLove学園】(君ラブ)
ストーリーとキャラデザ&設定が神すぎる上にボイスキャストも豪華でかなり話題になった大人気BLゲーム。
〜あらすじ〜
可愛い容姿をした超貧乏学生のヒロイン( ♂)がひょんな事から、道端で周りの人間に見て見ぬふりをされて心臓発作で蹲ってたLove学園の学園長を助けてお礼はいらないと言って立ち去った。
優しいヒロインの事が気になり勝手に調査したが、貧乏すぎて高校に行ってない事が分かり編入させるという形で恩返しをした。
そこから攻略キャラ達とラブストーリーが始まる!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる