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14◆責任をとるつもり満々

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「うぅ……腰が………」

僕はボソリと呟く。

聞いてないよ……一週間もヤルなんて!

初めてだったのにとベッドの住人になりながら拗ねていると、肌艶がものすごくよくなったアンリがレモン味のシャーベットを持ってきた。

「カンナ、責任はとるよ♡」

「………」

ジト目でアンリを睨むが、アンリは幸せそうに尻尾を振っている。

………可愛いけど僕は怒っているんだからね。

あーんってされて、シャーベットを食べると冷たくて癒やされる。

アンリの手作りだけど、アンリは何を作っても美味しいから怒りが鎮まってきちゃうよ。

腰が怠くてまともに起きれない僕を、アンリは甲斐甲斐しく世話をしている。

責任って、世話をするって意味だったっけ?

まぁ、そんなことはどうでもいい。

アンリに美味しく頂かれた時、途中から意識が朦朧とした。

行為中にアンリが大型犬サイズの狐になった時は、ちょっと死ぬかと思った。

ずっと夢中で抱かれて、意識がはっきりしなかった僕は、アンリが満足した……というより発情期が終わるまで大変だった。

………しばらくベッドでゆったりするしかないね。



「ところでカンナ」

「……何?」

「酸っぱい物がほしくない?」

「………別に」

「そっか………」

「?」

アンリは気になって仕方ない。

カンナが妊娠したかどうかが!

妊娠すると酸っぱい物がほしくなるというから、カンナが酸っぱい物がほしくなるのを今か今かと期待している。

そんなこととは知らないカンナは、ソワソワしているアンリを不思議そうに見ているのだった。
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