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4◆ガルム視点
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僕はガルム・アクアマリン。
アクアマリン子爵家の長男で、今年18歳だ。
妹が二人いて上はアリア14歳。
さて、皆様お気付きだろうが末っ子のジュリアは誘拐されている。
「この物語のヒロインを助け出すのだ!」
「お兄様、メタなことを言ってはいけませんわ」
「あ、うん」
現在、我が家では緊急家族会議が行われている。
当然ジュリアの救出のための作戦会議だ。
「家の天使を拐うとは、地獄をみたいようだな」
父上は怒りのあまり額に青筋が現れていて、ちょっと心配なレベルだ。
「ジュリアちゃん泣いてないかしら?きっと泣いているわよね!ああ、犯人は絶対に潰すわ!人生も男としても!!」
母上は涙をハンカチで拭いながら、恐ろしいことを言っている。
潰すって……どこを………!?
「私の可愛いジュリア。誘拐犯には裁きの鉄槌を!」
アリアはハンマー片手に目が据わっている。
何気に一番殺意高いのはアリアだとお兄ちゃんは思うよ。
「ジュリアを誘拐するなんて、闇に葬る一択だよな」
僕は剣を手入れしながらそう呟く。
よ~く切れるように、しっかりしっかり手入れしないとな。
「にゃ~(犯人の喉笛を私の爪で始末する)」
猫のクリスティーナが何か猫語で言っているが、残念ながら僕達には猫語がわからない。
きっとジュリアを心配しているんだろう。
僕達の可愛いジュリア。
早く助けに行くからもう少しの辛抱だからね!
僕達は、使える伝手を全て使ってジュリアを探した。
アクアマリン子爵家の長男で、今年18歳だ。
妹が二人いて上はアリア14歳。
さて、皆様お気付きだろうが末っ子のジュリアは誘拐されている。
「この物語のヒロインを助け出すのだ!」
「お兄様、メタなことを言ってはいけませんわ」
「あ、うん」
現在、我が家では緊急家族会議が行われている。
当然ジュリアの救出のための作戦会議だ。
「家の天使を拐うとは、地獄をみたいようだな」
父上は怒りのあまり額に青筋が現れていて、ちょっと心配なレベルだ。
「ジュリアちゃん泣いてないかしら?きっと泣いているわよね!ああ、犯人は絶対に潰すわ!人生も男としても!!」
母上は涙をハンカチで拭いながら、恐ろしいことを言っている。
潰すって……どこを………!?
「私の可愛いジュリア。誘拐犯には裁きの鉄槌を!」
アリアはハンマー片手に目が据わっている。
何気に一番殺意高いのはアリアだとお兄ちゃんは思うよ。
「ジュリアを誘拐するなんて、闇に葬る一択だよな」
僕は剣を手入れしながらそう呟く。
よ~く切れるように、しっかりしっかり手入れしないとな。
「にゃ~(犯人の喉笛を私の爪で始末する)」
猫のクリスティーナが何か猫語で言っているが、残念ながら僕達には猫語がわからない。
きっとジュリアを心配しているんだろう。
僕達の可愛いジュリア。
早く助けに行くからもう少しの辛抱だからね!
僕達は、使える伝手を全て使ってジュリアを探した。
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