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本編◆第二章

1◆エルミラーダ視点

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私は、私に相応しい男を探していた。

王の私にそこら辺の男が相応しいわけがない。

だから探していた。

そこに、怪しい行商人が現れたんだ。

部屋の前には護衛がいたはずなのに、私の部屋に現れた黒いローブ姿の怪しい人物。

とても怪しいのに、何故か私は行商人を受け入れた。

珍しい物を売っている行商人は、とある飴玉をみせてくれる。

「願いを何でも叶える飴玉です」

私は、行商人の嘘臭いそんな言葉に騙されて購入してしまう。

嘘臭いと思ったのに、何故か買わなければと思ってしまったんだ。

私は、くだらないと思いながらも気になってしまって………飴玉を口に入れてしまった。



『楽しませてくれよ、俺のお人形……アハハハハハ!』



謎の声が頭に響いて、そのまま私は意識を失った。

飴玉の瓶が目の前で消えていったのだけを覚えている。
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