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本編◆第一章
4◆ルディガー視点
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「バジル、良く似合うじゃないか!」
「ありがとうございます」
バジルに浴衣を着てもらった。
もちろん下着はない。
この村に住むからには、これからこの衣類に慣れてもらうつもりだ。
ちなみに、靴は草履だ。
バジルは浴衣も草履も初めてらしいから、なんだかソワソワしていて可愛いな。
「ちょっと下を捲くってみてもいいだろうか?」
バジルの下半身がみたくて、手をワキワキ構えていたらクロムに頭を叩かれてしまったよ。
「クロム、痛い」
「ルディガー様、やめてあげてください」
クロム、なんだその残念なものをみるような眼差しは!
だが、確かにバジルはまだ私の想いを受け入れているわけじゃないからな………。
それはまた今度にしよう。(諦める気はない)
「仕方ない。じゃあバジル、私のを捲くるからみてくれ」
「ひえぇっ!」
嫌がっている相手に見せてと強請るのはダメだけど、好意を持っている相手に自分のを見せるのは自由だから、これにはクロムもストップをかけなかった。
バジルには悲鳴をあげられたけれど………。
何故だろうか?
まだ臨戦態勢じゃないのに………。
ペラッと浴衣の下の方を捲くると、こんにちはをする通常サイズの私のイチモツ。
自慢のイチモツである自信あるんだぞ♡
「バジル、よくみてくれ。悲鳴をあげる必要はない。こんなに可愛いじゃないか!私のイチモツは!!」
「ひぎゃぁーーーっ!?」
バジル、私のイチモツの良さに気づいてくれ。はぁはぁ。
私はバジルに触ってほしくて、ブランブランとイチモツを露出したままバジルに近寄った。
すると、バジルは悲鳴を上げてクロムの後ろに逃げようと走り出す。
私はそれを追いかける。
そして、クロムを中心にして始まってしまったバジルと私の鬼ごっこ。
………クロムがとても迷惑そうだった。
「………えいっ」
「おあっ!?」
突如クロムが足をかけて、私はその場に転んでしまった。
クロムは笑顔だったけど、青筋が額に浮かんでいたのを私はみてしまった。
やべ、ちょっと怒らせたようだ。
「長ともあろうお方が鬼ごっこして転けてしまうだなんてー」
「おい、クロム棒読みだぞ」
「ふえぇ……クロムさぁんっ………!!」
「よしよし、うちの長がすみません」
バジルが泣いてクロムに縋りつく。
いいな……私もバジルに縋りついてほしい。
いや、むしろ抱きしめてほしい。
私が羨ましいなという気持ちで露出したままバジルを眺めていると、クロムから冷めた眼差しで言われた。
「ルディガー様、バジルは人間なんですから、加減というものを考えてください。最悪、出ていかれますよ?」
「え!?やだ!!」
私は、少しアプローチの仕方を考え直そうと思った。………下半身を露出したまま。
「クロムさん、ルディガーさんはなんでずっと出したままなんでしょうか」
「たぶん、出してるの忘れてるんですよ」
「あぁ……社会の窓の閉め忘れ的な………」
クロムとバジルがそんな会話をしていることで、私は下半身が露出したままだということにやっと気づいたのだった。
「ありがとうございます」
バジルに浴衣を着てもらった。
もちろん下着はない。
この村に住むからには、これからこの衣類に慣れてもらうつもりだ。
ちなみに、靴は草履だ。
バジルは浴衣も草履も初めてらしいから、なんだかソワソワしていて可愛いな。
「ちょっと下を捲くってみてもいいだろうか?」
バジルの下半身がみたくて、手をワキワキ構えていたらクロムに頭を叩かれてしまったよ。
「クロム、痛い」
「ルディガー様、やめてあげてください」
クロム、なんだその残念なものをみるような眼差しは!
だが、確かにバジルはまだ私の想いを受け入れているわけじゃないからな………。
それはまた今度にしよう。(諦める気はない)
「仕方ない。じゃあバジル、私のを捲くるからみてくれ」
「ひえぇっ!」
嫌がっている相手に見せてと強請るのはダメだけど、好意を持っている相手に自分のを見せるのは自由だから、これにはクロムもストップをかけなかった。
バジルには悲鳴をあげられたけれど………。
何故だろうか?
まだ臨戦態勢じゃないのに………。
ペラッと浴衣の下の方を捲くると、こんにちはをする通常サイズの私のイチモツ。
自慢のイチモツである自信あるんだぞ♡
「バジル、よくみてくれ。悲鳴をあげる必要はない。こんなに可愛いじゃないか!私のイチモツは!!」
「ひぎゃぁーーーっ!?」
バジル、私のイチモツの良さに気づいてくれ。はぁはぁ。
私はバジルに触ってほしくて、ブランブランとイチモツを露出したままバジルに近寄った。
すると、バジルは悲鳴を上げてクロムの後ろに逃げようと走り出す。
私はそれを追いかける。
そして、クロムを中心にして始まってしまったバジルと私の鬼ごっこ。
………クロムがとても迷惑そうだった。
「………えいっ」
「おあっ!?」
突如クロムが足をかけて、私はその場に転んでしまった。
クロムは笑顔だったけど、青筋が額に浮かんでいたのを私はみてしまった。
やべ、ちょっと怒らせたようだ。
「長ともあろうお方が鬼ごっこして転けてしまうだなんてー」
「おい、クロム棒読みだぞ」
「ふえぇ……クロムさぁんっ………!!」
「よしよし、うちの長がすみません」
バジルが泣いてクロムに縋りつく。
いいな……私もバジルに縋りついてほしい。
いや、むしろ抱きしめてほしい。
私が羨ましいなという気持ちで露出したままバジルを眺めていると、クロムから冷めた眼差しで言われた。
「ルディガー様、バジルは人間なんですから、加減というものを考えてください。最悪、出ていかれますよ?」
「え!?やだ!!」
私は、少しアプローチの仕方を考え直そうと思った。………下半身を露出したまま。
「クロムさん、ルディガーさんはなんでずっと出したままなんでしょうか」
「たぶん、出してるの忘れてるんですよ」
「あぁ……社会の窓の閉め忘れ的な………」
クロムとバジルがそんな会話をしていることで、私は下半身が露出したままだということにやっと気づいたのだった。
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