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46 コザ、再び
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「準備はいいかしらぁ?」
「はい、行きましょう」
俺個人のために四天王の一人が直々に護衛してくれるというのは、なんだかとてももったいないような気がする。
だけど……それくらい大事に思ってくれていると思うとやはり胸が熱くなり、心が震える。
付いていきたくもなる。
これがカリスマ性というやつなのだろうか?
なんにせよ、今はクレアの好意に甘えるとしよう。
「私ねぇ、クロードのアレに乗っかるの凄い楽しみにしてたのよぉ?」
「あれ、ですか?」
「そぉよぉ、大きくてかたぁいアレ。名前が分からないからアレとしか言えないわぁん」
身をくねらせ、うっとりとした艶やかな表情で言われると、カルディオールの妖艶さも相まってとてつもなく危険な言葉に聞こえてしまう。
これが四天王の一人、カルディオールが司る闇の力だというのか。
とてつもなく強力な力だ……恐ろしい力の片鱗を味わった気がする。
ドレスローブの脇は大きく開いたスリットになっているせいで、鍛え上げられた生足が太ももまでばっちり見えてしまっている。
そのせいで俺の鼓動が早さを増し、心が闇に侵食され始めている気がする。
恐ろしい……なんて恐ろしい力なんだ……。
けど俺は負けない。
そう堅く決意して、全力で平常心を保つ
「そ、そうですか。アレ……あ、ひょっとしてチヌークの事ですか? それともカイオワ?」
「カイオワかしらん。直近のアレ、乗ってみたいのぉ」
「いいですけど……どうせなら違うやつに乗りませんか?」
「乗るわ! 乗らせて頂戴!」
「わ、わかりました!」
そんな淫らなようで全然そんな事ない会話を続けながら城の中庭までやってきた。
「サモン:MH6リトルバード」
俺の声に答えて現れたリトルバードが、テイルローターだけをくるくると回している。
「かわいらしいわねぇ。尻尾がついた卵みたいねぇ」
カルディオールは手をぱちぱちと叩き、実に嬉しそうにしている。
気に入ってくれたみたいでよかった。
早速乗り込むと、リトルバードは軽く体を震わせ、勢いよくローターを回転させてゆっくりと浮き上がった。
「わ! わ! 飛んだわぁ! 凄いわねぇ」
「行きます」
一気に上昇したリトルバードは、現在も監視を続けているTホークの元へと急行したのだった。
カルディオールは始終興奮した様子だったのだが、地面にコザ達の姿を視認し、目をすい、と細めて言った。
「いたわぁ」
「よし、リトルバード、着地だ」
コザ達もこちらに気付いたらしく、各々が武器を手に警戒している。
「お久しぶりですね。コザ司令官殿」
リトルバードから降り、語りかけながらゆっくりとコザとの距離を詰めていく。
「く……クロード! 探したぞ!」
「はぁ?」
コザは俺の顔を認めるなり武器を下ろして近付いてきた。
「下がれ。それ以上の接近はこの私が許さない」
「なんだ貴様は!」
一瞬誰の声かわからなかったけど、それは俺の隣にいたカルディオールの声だった。
いつもの甘ったるい喋り方ではない、凛々しい物言い。
カルディオールは俺とコザの間に手を差し入れ、じっとコザを見つめていた。
コザの後ろには十人程度の兵達が--テイル王国では将官クラスだった見慣れた顔があった。
「ふ、知らないのも無理はないわね。私はあなた方の国とは関わった事、ないもの」
「邪魔だ! 我々はそこのクロード・ラストに用がある! たかが女如きが軍人の話を遮っていい道理はない!」
相変わらずの横柄な啖呵だが、知らぬが花とは言え、コザも無謀な事をするな。
失礼な物言いに怒るかと思ったが、カルディオールは差し入れていた手を下ろし、嘲るように鼻で笑っただけだった。
「なるほど。弱い犬ほどよく吠える」
「なにぃ!? 貴様! もう一度言ってみろ!」
カルディオールの煽りにあっさりと乗るコザだが、当人をほっておいて盛り上がらないでもらいたい。
「コザ司令官殿、何かご用だったのでは?」
「そ、そうだ! 今はこんな失礼な馬鹿女に構っている暇はない! クロードよ! 国に戻れ!」
「どうしてですか?」
「今、テイル王国はお前の起こしたテロまがいの事件で荒れに荒れてしまっているのだ! さっさと帰って事態の収集に努めろ!」
「はぁ……? テロ……?」
コザは焦ったようにそう言うが、テロだって?
「テロみたいなものだろう! 国の所有物であるモンスター達を制御していた何かを持ち去ったのだろう? だからモンスター達は自由になった。おかげで国はめちゃくちゃだ! モンスターの制御をしていた何かも国の所有物だったのだろう? ならば早く帰り、復旧に努めるのが道理だろう!」
「いや、最初に言ったじゃないですか。知りませんよって」
「何!? あの時のセリフがテロの予告だったか! 貴様は一体何を考えているんだ!」
「その通り、お前はしてはならない事をしたんだ。そこを弁えたまえよ」
意味不明な事を喚くコザの横に、もう一人、見慣れた人物が立った。
騎兵部隊をまとめていた男で、確か少将だったような。
「はい、行きましょう」
俺個人のために四天王の一人が直々に護衛してくれるというのは、なんだかとてももったいないような気がする。
だけど……それくらい大事に思ってくれていると思うとやはり胸が熱くなり、心が震える。
付いていきたくもなる。
これがカリスマ性というやつなのだろうか?
なんにせよ、今はクレアの好意に甘えるとしよう。
「私ねぇ、クロードのアレに乗っかるの凄い楽しみにしてたのよぉ?」
「あれ、ですか?」
「そぉよぉ、大きくてかたぁいアレ。名前が分からないからアレとしか言えないわぁん」
身をくねらせ、うっとりとした艶やかな表情で言われると、カルディオールの妖艶さも相まってとてつもなく危険な言葉に聞こえてしまう。
これが四天王の一人、カルディオールが司る闇の力だというのか。
とてつもなく強力な力だ……恐ろしい力の片鱗を味わった気がする。
ドレスローブの脇は大きく開いたスリットになっているせいで、鍛え上げられた生足が太ももまでばっちり見えてしまっている。
そのせいで俺の鼓動が早さを増し、心が闇に侵食され始めている気がする。
恐ろしい……なんて恐ろしい力なんだ……。
けど俺は負けない。
そう堅く決意して、全力で平常心を保つ
「そ、そうですか。アレ……あ、ひょっとしてチヌークの事ですか? それともカイオワ?」
「カイオワかしらん。直近のアレ、乗ってみたいのぉ」
「いいですけど……どうせなら違うやつに乗りませんか?」
「乗るわ! 乗らせて頂戴!」
「わ、わかりました!」
そんな淫らなようで全然そんな事ない会話を続けながら城の中庭までやってきた。
「サモン:MH6リトルバード」
俺の声に答えて現れたリトルバードが、テイルローターだけをくるくると回している。
「かわいらしいわねぇ。尻尾がついた卵みたいねぇ」
カルディオールは手をぱちぱちと叩き、実に嬉しそうにしている。
気に入ってくれたみたいでよかった。
早速乗り込むと、リトルバードは軽く体を震わせ、勢いよくローターを回転させてゆっくりと浮き上がった。
「わ! わ! 飛んだわぁ! 凄いわねぇ」
「行きます」
一気に上昇したリトルバードは、現在も監視を続けているTホークの元へと急行したのだった。
カルディオールは始終興奮した様子だったのだが、地面にコザ達の姿を視認し、目をすい、と細めて言った。
「いたわぁ」
「よし、リトルバード、着地だ」
コザ達もこちらに気付いたらしく、各々が武器を手に警戒している。
「お久しぶりですね。コザ司令官殿」
リトルバードから降り、語りかけながらゆっくりとコザとの距離を詰めていく。
「く……クロード! 探したぞ!」
「はぁ?」
コザは俺の顔を認めるなり武器を下ろして近付いてきた。
「下がれ。それ以上の接近はこの私が許さない」
「なんだ貴様は!」
一瞬誰の声かわからなかったけど、それは俺の隣にいたカルディオールの声だった。
いつもの甘ったるい喋り方ではない、凛々しい物言い。
カルディオールは俺とコザの間に手を差し入れ、じっとコザを見つめていた。
コザの後ろには十人程度の兵達が--テイル王国では将官クラスだった見慣れた顔があった。
「ふ、知らないのも無理はないわね。私はあなた方の国とは関わった事、ないもの」
「邪魔だ! 我々はそこのクロード・ラストに用がある! たかが女如きが軍人の話を遮っていい道理はない!」
相変わらずの横柄な啖呵だが、知らぬが花とは言え、コザも無謀な事をするな。
失礼な物言いに怒るかと思ったが、カルディオールは差し入れていた手を下ろし、嘲るように鼻で笑っただけだった。
「なるほど。弱い犬ほどよく吠える」
「なにぃ!? 貴様! もう一度言ってみろ!」
カルディオールの煽りにあっさりと乗るコザだが、当人をほっておいて盛り上がらないでもらいたい。
「コザ司令官殿、何かご用だったのでは?」
「そ、そうだ! 今はこんな失礼な馬鹿女に構っている暇はない! クロードよ! 国に戻れ!」
「どうしてですか?」
「今、テイル王国はお前の起こしたテロまがいの事件で荒れに荒れてしまっているのだ! さっさと帰って事態の収集に努めろ!」
「はぁ……? テロ……?」
コザは焦ったようにそう言うが、テロだって?
「テロみたいなものだろう! 国の所有物であるモンスター達を制御していた何かを持ち去ったのだろう? だからモンスター達は自由になった。おかげで国はめちゃくちゃだ! モンスターの制御をしていた何かも国の所有物だったのだろう? ならば早く帰り、復旧に努めるのが道理だろう!」
「いや、最初に言ったじゃないですか。知りませんよって」
「何!? あの時のセリフがテロの予告だったか! 貴様は一体何を考えているんだ!」
「その通り、お前はしてはならない事をしたんだ。そこを弁えたまえよ」
意味不明な事を喚くコザの横に、もう一人、見慣れた人物が立った。
騎兵部隊をまとめていた男で、確か少将だったような。
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