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28 驚くべき人材
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「サリア、御前に。クレア様、一体全体どうしたんですか?」
「カレン、御前に。クレア様がお呼び立てするなんて……」
「ダレク、御前に。俺何かしちまったかと思ってるんですが、悪い事しましたか?」
膝をつき、頭を垂れる三人を横目でチラ見しながら俺も挨拶を済ませる。
施設管理部で修繕工事をしていたら、急にクレアが呼んでると言われて来てみたら……一体何事だというのだろう。
というより、魔王城に人間がいる事は聞いていたけど実際会うのは初めてなんだけど……なんかどこかで見た事あるようなないような。
「人間軍が進行してきているのは知っておるな?」
クレアの言葉に全員が首を縦に振る。
魔王城内部でその事実を知らない者はいない。
「なんかのう、変なんじゃよ」
「変とは?」
クレアの言葉に質問をなげかけたのはサリアという女性。
黒いローブを羽織り、分厚い本を手に持っている。
本の表紙は複雑な魔法人が描かれており、なんらかの魔導書だというのはわかる。
ローブのせいで細部はわからないけど、眠たそうな目をしているのは分かる。
「進行してきているのはブルーリバー軍なのじゃがの。きゃつら何かを探しているのうなんじゃ」
「何かというのは……分からないのですよね」
「まあの」
次に口を開いたのはカレンという女性。
サリアとは違い、ドレスとローブを合わせたような不思議な服を身につけているが、切れ長の瞳が涼やかで涙袋がぷっくりと出ている可愛らしい顔立ちの人だ。
「もしかして……俺達に直接聞いてこい、とか仰いませんよね?」
「なはは! よう分かっとるじゃあないか!」
「ああもう! そうなると思ったッスよ!」
頭を軽くかきながら苦笑いをするのはダレクという戦士風の男性。
赤みがかった茶髪を短く切り揃え日に焼けた肌がとても健康的かつ、筋肉がより引き締まって見える。
頬に付いた大きな傷跡が特徴的だが、人相はそこまで悪くはない、と思う。
多分。
「ダレクの言う通り、お主らにはブルーリバー軍の元に行き、何をしているのかを聞いてきて欲しいんじゃよ。人間であれば向こうも多少の警戒はあるやもしれんが話をしてくれるじゃろ。魔族が行くより数倍良いわい。それと、警告もしておけ。このまま進むのなら容赦せんぞ、とな」
「それは分かりましたけど……聞くだけ聞いて帰ってくればいいんですか?」
と、純粋な疑問をぶつけてみる。
「それで良いよ。じゃがもし……」
「もし?」
「もしも宣戦布告をしてくるようなら排除してもかまわんぞい。ま、五万程度で喧嘩を売るような馬鹿じゃないと思っとるがの」
「わかりました」
「それと、探し物が分かり協力出来そうなら協力してやれ」
「いいんですか?」
「当たり前じゃ。困ってる時は手を差し伸べてやらんとな。それに--」
「それに?」
「ぶっちゃけ目障りじゃからな」
「あっはい」
クレアは髪の毛先をいじり、枝毛を探しながら無造作にそう言った。
自分の支配地域にずかずかと乗り込まれ、うろうろされたらやっぱりそうなるよな。
自分の庭にお隣さんが乗り込んでくるようなもんだからな。
「領土侵犯とかで潰しちゃえばいいじゃないですか」
サリアが眠たそうな目をさらに細めて物騒な事を言い出した。
それは正論なのだけど。
他国で許可もなく行う軍事行動は侵略と見做されても仕方ない事だ。
「潰すのは簡単じゃがの。そうしない為の警告じゃ。手を出すのは簡単じゃが引くのは中々難しいでの」
「はーい」
「では各自よろしく頼む。現地まではクロードに運んでもらうとよいぞ」
話を終え、玉座の間から出る。
ぎぎい、と扉がしまったのを皮切りにダレクが手を差し伸べてきた。
「ダレク・アルタイルだ。一応剣士をやっている。君とは同じ軍属だが初めましてだな」
「クロード・ラストです。召喚士です」
「ねぇねぇ、私も初めましてだよね? 私はカレン・アイランハート。賢者やってた! 今は図書館で司書やってるの、よろしくね」
「私はサリア・パトレイシア。魔法研究をしてる。前は魔導師やってたわ、召喚士って初めて聞いた」
自己紹介を聞いた所で、俺の中で目の前の三人の素性が閃光のように閃いた。
ダレク・アルタイル。
武術に重きを置いた国であるレアルガ帝国で剣聖と呼ばれていた男じゃないか……!
だけど数年前の戦争で確か死んだって聞いたけど……生きていたのか。
そしてカレン・アイランハート。
マイザース公国にて希代の天才賢者と言われた女性で、簡単な治癒魔法を開発しそれに応じた治療院の普及や孤児達の救済措置などを次々と考案した聖女とも言われる人。
流行病で命を落としたらしいが……生きてたな。
最後にサリア・パトレイシア。
生涯をかけて世界を渡り歩き、あらゆる知識を吸収した結果、今一般的に知れ渡っている魔法の二割を開発したとされる人だけど……どこかに塔を建てたきり行方不明になったって話だぞ……百年前に。
「何? 見過ぎだよ?」
「あ、すみません」
おもわずサリアの顔をじろじろと見てしまったが、とても百歳を超えた人物には見えない。
行方不明になった時が三十歳くらいのはずだから……百三十歳……? うそだろ。
肌も張りがあってきめ細かいし、しわの一つもない。
まさに魔女……!
「んで、クレア様はクロードに運んでもらえっていってたけど……」
「あ、あぁはい! 大丈夫ですよ」
各自準備があるということで、三十分後に演習場に集合ということになった。
俺も親方に事情を説明し、持ち物は特に必要ないので予定より二十分ほど早く演習場についてしまった。
一応召喚するのは偵察用のヘリO H-58カイオワあたりでいいと思っている。
四人乗りだし、四人でチヌークを使う必要もないしな。
「出しておくか。サモン:カイオワ」
出現したカイオワは非武装のタイプだ。
カイオワ・ウォリアーというのもあるけど、あれは二人乗りだし現地に向かうだけだから武装も必要ないだろうという判断の上で非武装のタイプを選んだ。
機銃とかはついてるけど使わなければいいだけだ。
「頼むぞ。カイオワ」
『ヒュヒュヒュ』
「ローター音なのか鳴き声なのかってところだよな」
カイオワは少しだけ身震いをすると羽を勢いよく回転させ始めた。
「おいおいおいおい! なんだこれ! すげぇ!」
背後からダレクの歓声が聞こえ、ダレクはそのままカイオワの元に駆け寄っていく。
やっぱり男はヘリが好きだよな。
きっと血がそうさせているんだと思う。
多分。
「きゃーー! 風が強いー! スカートめくれちゃうよー!」
「中々に面妖な……」
少し遅れて女子二人……一人女子と言っていいのかわからないが、ともかく二人が到着した。
そのまま座席に乗り込んでもらい、すぐに発進した。
「カレン、御前に。クレア様がお呼び立てするなんて……」
「ダレク、御前に。俺何かしちまったかと思ってるんですが、悪い事しましたか?」
膝をつき、頭を垂れる三人を横目でチラ見しながら俺も挨拶を済ませる。
施設管理部で修繕工事をしていたら、急にクレアが呼んでると言われて来てみたら……一体何事だというのだろう。
というより、魔王城に人間がいる事は聞いていたけど実際会うのは初めてなんだけど……なんかどこかで見た事あるようなないような。
「人間軍が進行してきているのは知っておるな?」
クレアの言葉に全員が首を縦に振る。
魔王城内部でその事実を知らない者はいない。
「なんかのう、変なんじゃよ」
「変とは?」
クレアの言葉に質問をなげかけたのはサリアという女性。
黒いローブを羽織り、分厚い本を手に持っている。
本の表紙は複雑な魔法人が描かれており、なんらかの魔導書だというのはわかる。
ローブのせいで細部はわからないけど、眠たそうな目をしているのは分かる。
「進行してきているのはブルーリバー軍なのじゃがの。きゃつら何かを探しているのうなんじゃ」
「何かというのは……分からないのですよね」
「まあの」
次に口を開いたのはカレンという女性。
サリアとは違い、ドレスとローブを合わせたような不思議な服を身につけているが、切れ長の瞳が涼やかで涙袋がぷっくりと出ている可愛らしい顔立ちの人だ。
「もしかして……俺達に直接聞いてこい、とか仰いませんよね?」
「なはは! よう分かっとるじゃあないか!」
「ああもう! そうなると思ったッスよ!」
頭を軽くかきながら苦笑いをするのはダレクという戦士風の男性。
赤みがかった茶髪を短く切り揃え日に焼けた肌がとても健康的かつ、筋肉がより引き締まって見える。
頬に付いた大きな傷跡が特徴的だが、人相はそこまで悪くはない、と思う。
多分。
「ダレクの言う通り、お主らにはブルーリバー軍の元に行き、何をしているのかを聞いてきて欲しいんじゃよ。人間であれば向こうも多少の警戒はあるやもしれんが話をしてくれるじゃろ。魔族が行くより数倍良いわい。それと、警告もしておけ。このまま進むのなら容赦せんぞ、とな」
「それは分かりましたけど……聞くだけ聞いて帰ってくればいいんですか?」
と、純粋な疑問をぶつけてみる。
「それで良いよ。じゃがもし……」
「もし?」
「もしも宣戦布告をしてくるようなら排除してもかまわんぞい。ま、五万程度で喧嘩を売るような馬鹿じゃないと思っとるがの」
「わかりました」
「それと、探し物が分かり協力出来そうなら協力してやれ」
「いいんですか?」
「当たり前じゃ。困ってる時は手を差し伸べてやらんとな。それに--」
「それに?」
「ぶっちゃけ目障りじゃからな」
「あっはい」
クレアは髪の毛先をいじり、枝毛を探しながら無造作にそう言った。
自分の支配地域にずかずかと乗り込まれ、うろうろされたらやっぱりそうなるよな。
自分の庭にお隣さんが乗り込んでくるようなもんだからな。
「領土侵犯とかで潰しちゃえばいいじゃないですか」
サリアが眠たそうな目をさらに細めて物騒な事を言い出した。
それは正論なのだけど。
他国で許可もなく行う軍事行動は侵略と見做されても仕方ない事だ。
「潰すのは簡単じゃがの。そうしない為の警告じゃ。手を出すのは簡単じゃが引くのは中々難しいでの」
「はーい」
「では各自よろしく頼む。現地まではクロードに運んでもらうとよいぞ」
話を終え、玉座の間から出る。
ぎぎい、と扉がしまったのを皮切りにダレクが手を差し伸べてきた。
「ダレク・アルタイルだ。一応剣士をやっている。君とは同じ軍属だが初めましてだな」
「クロード・ラストです。召喚士です」
「ねぇねぇ、私も初めましてだよね? 私はカレン・アイランハート。賢者やってた! 今は図書館で司書やってるの、よろしくね」
「私はサリア・パトレイシア。魔法研究をしてる。前は魔導師やってたわ、召喚士って初めて聞いた」
自己紹介を聞いた所で、俺の中で目の前の三人の素性が閃光のように閃いた。
ダレク・アルタイル。
武術に重きを置いた国であるレアルガ帝国で剣聖と呼ばれていた男じゃないか……!
だけど数年前の戦争で確か死んだって聞いたけど……生きていたのか。
そしてカレン・アイランハート。
マイザース公国にて希代の天才賢者と言われた女性で、簡単な治癒魔法を開発しそれに応じた治療院の普及や孤児達の救済措置などを次々と考案した聖女とも言われる人。
流行病で命を落としたらしいが……生きてたな。
最後にサリア・パトレイシア。
生涯をかけて世界を渡り歩き、あらゆる知識を吸収した結果、今一般的に知れ渡っている魔法の二割を開発したとされる人だけど……どこかに塔を建てたきり行方不明になったって話だぞ……百年前に。
「何? 見過ぎだよ?」
「あ、すみません」
おもわずサリアの顔をじろじろと見てしまったが、とても百歳を超えた人物には見えない。
行方不明になった時が三十歳くらいのはずだから……百三十歳……? うそだろ。
肌も張りがあってきめ細かいし、しわの一つもない。
まさに魔女……!
「んで、クレア様はクロードに運んでもらえっていってたけど……」
「あ、あぁはい! 大丈夫ですよ」
各自準備があるということで、三十分後に演習場に集合ということになった。
俺も親方に事情を説明し、持ち物は特に必要ないので予定より二十分ほど早く演習場についてしまった。
一応召喚するのは偵察用のヘリO H-58カイオワあたりでいいと思っている。
四人乗りだし、四人でチヌークを使う必要もないしな。
「出しておくか。サモン:カイオワ」
出現したカイオワは非武装のタイプだ。
カイオワ・ウォリアーというのもあるけど、あれは二人乗りだし現地に向かうだけだから武装も必要ないだろうという判断の上で非武装のタイプを選んだ。
機銃とかはついてるけど使わなければいいだけだ。
「頼むぞ。カイオワ」
『ヒュヒュヒュ』
「ローター音なのか鳴き声なのかってところだよな」
カイオワは少しだけ身震いをすると羽を勢いよく回転させ始めた。
「おいおいおいおい! なんだこれ! すげぇ!」
背後からダレクの歓声が聞こえ、ダレクはそのままカイオワの元に駆け寄っていく。
やっぱり男はヘリが好きだよな。
きっと血がそうさせているんだと思う。
多分。
「きゃーー! 風が強いー! スカートめくれちゃうよー!」
「中々に面妖な……」
少し遅れて女子二人……一人女子と言っていいのかわからないが、ともかく二人が到着した。
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