17 / 73
17 やること
しおりを挟む
施設管理課でのゆるいような厳しい三日間が終わった。
親方を始め、施設管理課のみなさんは肉体派なだけあり、ご飯特盛り、酒は滝のように飲み干す強者ばかりだった。
初日の夜に歓迎会として酒盛りを開いてくれて、それはとても嬉しい事だったのだが、いかんせんみなさんが酒豪すぎた。
酒瓶が何本も転がり、突然寝出す人や腕相撲が始まったり女性の話になり、魔王城では誰それが可愛いだとか、誰と誰がくっついただの、実にカオスな宴会だった。
そして次の日にはけろっとして仕事をしているんだから凄いよなぁ。
俺はあまり酒が強くないので、弱めのお酒をちびちびと飲んでいただけだったのだけど。
「さて、クロードよ」
「はい」
今日は光風のクレイモアの元でお仕事だ。
けど司令官戦闘補佐という仕事内容があまり思い浮かばずに今に至る。
「何をしような」
「え?」
「お前は何がしたい?」
「何がしたい、と言われましても……」
「ま、そうよな」
椅子に座り、ペラペラと書類をめくるクレイモアの姿をじっと見つめるが、一向に席を立って仕事、という感じにはなりそうになかった。
「実はな」
「はい」
「正直今はあまり仕事がない」
「えぇっ!?」
「ほれ、今は特にどこと矛を交えているというのはないからな。まぁ、あるにはあるが、そちらは今別部隊が出張中なんだよ」
「なるほど」
「あーどっか攻めてきてくれないかなぁ」
「物騒な事言い出しますね!?」
「だってそうだろう? 我ら魔族にとって戦いは--全てとは言わんが大事な事だ。軍人としてもな」
「戦うのがお仕事ですからね」
「うむ。まぁそこらへんにある資料でも読みあさっているといい」
「わかりました」
今はクレア直轄の魔王軍が動くような激しい侵攻はなく、この数ヶ月は平穏そのもの。
基本的に魔族には好戦的な種族が多く、もちろん争いが好きではない温厚な種族もいる。
ピクシー族とかシルフィール族とか、結構いるみたいだ。
そして軍属となっている者は大体好戦的な種族ばかりであり、最近軍部では集団スパーリングと称しての乱戦が多発している。
スポーツ感覚で殴り合うんだから相当な肝いりだよ。
魔王城敷地内には小型のコロッセオもあり、そこでは毎日のように対戦が行われ、常に満員御礼の人気スポットになってる。
たまに四天王の方々やクレイモア、魔王クレアも参戦するらしいので人気の理由もわかるが。
やはりクレアは魔王だけあり、圧倒的な強さを持ち、幼い見た目と反比例するその強さは多くの部下を惹き付けてやまず【クレア様ファンクラブ】なるものも密かに存在するという。
クレア様のイラスト一枚いくら、なんていうアコギな商売も公認で行われているそうだ。
コロッセオには魔王城のスタッフ以外、近くの街から観戦しにくる人達もいるし、遠くの街からはるばるやってくる人達もいて、なかなかの収入源になっている。
「よくやるよなぁ」
「ん?」
「あ、いえ、コロッセオの話です」
「あぁ、クロードも興味があれば参戦してみるといい。きっと盛り上がるぞ?」
「いえいえ、俺なんて一捻りされちゃいますよ」
「何を言っている。お前ではなく、お前が召喚したモンスターを戦わせればいいではないか」
「いいんですかそんなの」
「いいも何も、それがお前の戦い方だろう? それに対して卑怯だなんだというこすい輩はおらんよ」
「そう、なんですか」
そう言われるとちょっとだけ興味が湧いてくる。
誰を召喚しよう、どのタイミングで入れ替えよう、なんて妄想が膨らむ。
あ、でも入れ替えたらそれはさすがに卑怯か。
入れ替え禁止、一対一、正々堂々だな。
今度の休みに覗いてみようかな。
「それと、コロッセオに出るならいつでもいいぞ? 既に登録は済んでいる。他の部署で勤務している時は知らないが、ウチで働いている時であればいつでも参戦可能だからな」
「いいんですか!?」
「対戦も立派な訓練の一つだ。実戦形式でのバトル、それこそ戦場で立つ魂を鍛え上げる。命のやりとりという点では違うがな」
「はぁ」
「もっともクロードは前線にも後方支援にも回れるオールラウンダーだろうがな」
「そう、ですね。どっちもいけると思います」
「ほう? 言うではないか」
ぽろっとこぼした言葉にクレイモアが怪しい輝きを瞳に灯して反応する。
「ええ……そんな不吉な笑い方しないでください」
「かっかっか! 充分留意しておくとしよう」
「お手柔らかにお願いします……」
クレイモアはひとしきり笑ったあと、再び手元の書類をペラペラとめくり始める。
俺もそれにならい、適当に手に取った資料をめくる。
そして室内にペラペラという紙擦れの音が静かに鳴り続けた。
親方を始め、施設管理課のみなさんは肉体派なだけあり、ご飯特盛り、酒は滝のように飲み干す強者ばかりだった。
初日の夜に歓迎会として酒盛りを開いてくれて、それはとても嬉しい事だったのだが、いかんせんみなさんが酒豪すぎた。
酒瓶が何本も転がり、突然寝出す人や腕相撲が始まったり女性の話になり、魔王城では誰それが可愛いだとか、誰と誰がくっついただの、実にカオスな宴会だった。
そして次の日にはけろっとして仕事をしているんだから凄いよなぁ。
俺はあまり酒が強くないので、弱めのお酒をちびちびと飲んでいただけだったのだけど。
「さて、クロードよ」
「はい」
今日は光風のクレイモアの元でお仕事だ。
けど司令官戦闘補佐という仕事内容があまり思い浮かばずに今に至る。
「何をしような」
「え?」
「お前は何がしたい?」
「何がしたい、と言われましても……」
「ま、そうよな」
椅子に座り、ペラペラと書類をめくるクレイモアの姿をじっと見つめるが、一向に席を立って仕事、という感じにはなりそうになかった。
「実はな」
「はい」
「正直今はあまり仕事がない」
「えぇっ!?」
「ほれ、今は特にどこと矛を交えているというのはないからな。まぁ、あるにはあるが、そちらは今別部隊が出張中なんだよ」
「なるほど」
「あーどっか攻めてきてくれないかなぁ」
「物騒な事言い出しますね!?」
「だってそうだろう? 我ら魔族にとって戦いは--全てとは言わんが大事な事だ。軍人としてもな」
「戦うのがお仕事ですからね」
「うむ。まぁそこらへんにある資料でも読みあさっているといい」
「わかりました」
今はクレア直轄の魔王軍が動くような激しい侵攻はなく、この数ヶ月は平穏そのもの。
基本的に魔族には好戦的な種族が多く、もちろん争いが好きではない温厚な種族もいる。
ピクシー族とかシルフィール族とか、結構いるみたいだ。
そして軍属となっている者は大体好戦的な種族ばかりであり、最近軍部では集団スパーリングと称しての乱戦が多発している。
スポーツ感覚で殴り合うんだから相当な肝いりだよ。
魔王城敷地内には小型のコロッセオもあり、そこでは毎日のように対戦が行われ、常に満員御礼の人気スポットになってる。
たまに四天王の方々やクレイモア、魔王クレアも参戦するらしいので人気の理由もわかるが。
やはりクレアは魔王だけあり、圧倒的な強さを持ち、幼い見た目と反比例するその強さは多くの部下を惹き付けてやまず【クレア様ファンクラブ】なるものも密かに存在するという。
クレア様のイラスト一枚いくら、なんていうアコギな商売も公認で行われているそうだ。
コロッセオには魔王城のスタッフ以外、近くの街から観戦しにくる人達もいるし、遠くの街からはるばるやってくる人達もいて、なかなかの収入源になっている。
「よくやるよなぁ」
「ん?」
「あ、いえ、コロッセオの話です」
「あぁ、クロードも興味があれば参戦してみるといい。きっと盛り上がるぞ?」
「いえいえ、俺なんて一捻りされちゃいますよ」
「何を言っている。お前ではなく、お前が召喚したモンスターを戦わせればいいではないか」
「いいんですかそんなの」
「いいも何も、それがお前の戦い方だろう? それに対して卑怯だなんだというこすい輩はおらんよ」
「そう、なんですか」
そう言われるとちょっとだけ興味が湧いてくる。
誰を召喚しよう、どのタイミングで入れ替えよう、なんて妄想が膨らむ。
あ、でも入れ替えたらそれはさすがに卑怯か。
入れ替え禁止、一対一、正々堂々だな。
今度の休みに覗いてみようかな。
「それと、コロッセオに出るならいつでもいいぞ? 既に登録は済んでいる。他の部署で勤務している時は知らないが、ウチで働いている時であればいつでも参戦可能だからな」
「いいんですか!?」
「対戦も立派な訓練の一つだ。実戦形式でのバトル、それこそ戦場で立つ魂を鍛え上げる。命のやりとりという点では違うがな」
「はぁ」
「もっともクロードは前線にも後方支援にも回れるオールラウンダーだろうがな」
「そう、ですね。どっちもいけると思います」
「ほう? 言うではないか」
ぽろっとこぼした言葉にクレイモアが怪しい輝きを瞳に灯して反応する。
「ええ……そんな不吉な笑い方しないでください」
「かっかっか! 充分留意しておくとしよう」
「お手柔らかにお願いします……」
クレイモアはひとしきり笑ったあと、再び手元の書類をペラペラとめくり始める。
俺もそれにならい、適当に手に取った資料をめくる。
そして室内にペラペラという紙擦れの音が静かに鳴り続けた。
2
お気に入りに追加
3,534
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
前世では伝説の魔法使いと呼ばれていた子爵令嬢です。今度こそのんびり恋に生きようと思っていたら、魔王が復活して世界が混沌に包まれてしまいました
柚木ゆず
ファンタジー
――次の人生では恋をしたい!!――
前世でわたしは10歳から100歳になるまでずっと魔法の研究と開発に夢中になっていて、他のことは一切なにもしなかった。
100歳になってようやくソレに気付いて、ちょっと後悔をし始めて――。『他の人はどんな人生を過ごしてきたのかしら?』と思い妹に会いに行って話を聞いているうちに、わたしも『恋』をしたくなったの。
だから転生魔法を作ってクリスチアーヌという子爵令嬢に生まれ変わって第2の人生を始め、やがて好きな人ができて、なんとその人と婚約をできるようになったのでした。
――妹は婚約と結婚をしてから更に人生が薔薇色になったって言っていた。薔薇色の日々って、どんなものなのかしら――。
婚約を交わしたわたしはワクワクしていた、のだけれど……。そんな時突然『魔王』が復活して、この世が混沌に包まれてしまったのでした……。
((魔王なんかがいたら、落ち着いて過ごせないじゃないのよ! 邪魔をする者は、誰であろうと許さない。大好きな人と薔薇色の日々を過ごすために、これからアンタを討ちにいくわ……!!))
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
召喚学園で始める最強英雄譚~仲間と共に少年は最強へ至る~
さとう
ファンタジー
生まれながらにして身に宿る『召喚獣』を使役する『召喚師』
誰もが持つ召喚獣は、様々な能力を持ったよきパートナーであり、位の高い召喚獣ほど持つ者は強く、憧れの存在である。
辺境貴族リグヴェータ家の末っ子アルフェンの召喚獣は最低も最低、手のひらに乗る小さな『モグラ』だった。アルフェンは、兄や姉からは蔑まれ、両親からは冷遇される生活を送っていた。
だが十五歳になり、高位な召喚獣を宿す幼馴染のフェニアと共に召喚学園の『アースガルズ召喚学園』に通うことになる。
学園でも蔑まれるアルフェン。秀な兄や姉、強くなっていく幼馴染、そしてアルフェンと同じ最底辺の仲間たち。同じレベルの仲間と共に絆を深め、一時の平穏を手に入れる
これは、全てを失う少年が最強の力を手に入れ、学園生活を送る物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
A級パーティーを追放された黒魔導士、拾ってくれた低級パーティーを成功へと導く~この男、魔力は極小だが戦闘勘が異次元の鋭さだった~
名無し
ファンタジー
「モンド、ここから消えろ。てめえはもうパーティーに必要ねえ!」
「……え? ゴート、理由だけでも聴かせてくれ」
「黒魔導士のくせに魔力がゴミクズだからだ!」
「確かに俺の魔力はゴミ同然だが、その分を戦闘勘の鋭さで補ってきたつもりだ。それで何度も助けてやったことを忘れたのか……?」
「うるせえ、とっとと消えろ! あと、お前について悪い噂も流しておいてやったからな。役立たずの寄生虫ってよ!」
「くっ……」
問答無用でA級パーティーを追放されてしまったモンド。
彼は極小の魔力しか持たない黒魔導士だったが、持ち前の戦闘勘によってパーティーを支えてきた。しかし、地味であるがゆえに貢献を認められることは最後までなかった。
さらに悪い噂を流されたことで、冒険者としての道を諦めかけたモンドだったが、悪評高い最下級パーティーに拾われ、彼らを成功に導くことで自分の居場所や高い名声を得るようになっていく。
「魔力は低かったが、あの動きは只者ではなかった! 寄生虫なんて呼ばれてたのが信じられん……」
「地味に見えるけど、やってることはどう考えても尋常じゃなかった。こんな達人を追放するとかありえねえだろ……」
「方向性は意外ですが、これほどまでに優れた黒魔導士がいるとは……」
拾われたパーティーでその高い能力を絶賛されるモンド。
これは、様々な事情を抱える低級パーティーを、最高の戦闘勘を持つモンドが成功に導いていく物語である……。
推しがラスボスなので救いたい〜ゲーマーニートは勇者になる
ケイちゃん
ファンタジー
ゲームに熱中していた彼は、シナリオで現れたラスボスを好きになってしまう。
彼はその好意にラスボスを倒さず何度もリトライを重ねて会いに行くという狂気の推し活をしていた。
だがある日、ストーリーのエンディングが気になりラスボスを倒してしまう。
結果、ラスボスのいない平和な世界というエンドで幕を閉じ、推しのいない世界の悲しみから倒れて死んでしまう。
そんな彼が次に目を開けるとゲームの中の主人公に転生していた!
主人公となれば必ず最後にはラスボスに辿り着く、ラスボスを倒すという未来を変えて救いだす事を目的に彼は冒険者達と旅に出る。
ラスボスを倒し世界を救うという定められたストーリーをねじ曲げ、彼はラスボスを救う事が出来るのか…?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
良家で才能溢れる新人が加入するので、お前は要らないと追放された後、偶然お金を落とした穴が実はガチャで全財産突っ込んだら最強になりました
ぽいづん
ファンタジー
ウェブ・ステイは剣士としてパーティに加入しそこそこ活躍する日々を過ごしていた。
そんなある日、パーティリーダーからいい話と悪い話があると言われ、いい話は新メンバー、剣士ワット・ファフナーの加入。悪い話は……ウェブ・ステイの追放だった……
失意のウェブは気がつくと街外れをフラフラと歩き、石に躓いて転んだ。その拍子にポケットの中の銅貨1枚がコロコロと転がり、小さな穴に落ちていった。
その時、彼の目の前に銅貨3枚でガチャが引けます。という文字が現れたのだった。
※小説家になろうにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる