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第三章 魔王の真実
第89話 スキル集め12
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ロックの意識が戻ってから、改めて話し合った3人。
ミラが無茶したのはよくないが、今後格上の敵と戦う事態は必ず発生する。
命をかけなければいけない時も訪れる。
その時にお互いが信頼し合い、それぞれが自分の足で立って戦わなければきっと乗り越えられない。
真の仲間、パーティになるために本当の意味での信頼を築いていこう、そう話し合った。
しかし、なかなか割り切れることではないし、人は同じことを繰り返す。
迷いながら、その度に向かうべき道を見直しながら進んでいくのだ。
俯いて進めべき方向がわからなくなった時、前を向かせてくれ、光の差す方を一緒に探してくれる仲間、それが本当の仲間だ。
膝枕の次はおっぱいにより冒険を終わらそうとしてしまったロックであるが、仲間達の言葉に、改めて前を向くことができた。
「よーし!
じゃあ先に進もう!!」
【起死回生】でミラのMPが回復したため、スキル集めを続行する。
「次の敵はまだ察知できる範囲にいる?」
「ちょっと待ってね…。
…少し離れたけど、あっちにいる!」
「3体いるのよね。
気をつけて行きましょう。」
【気配察知】で近くに3体のモンスターがいることがわかっている3人。
気付かれないように近づく。
「リザードマンの上位種みたいね。
剣と弓、杖を持ってるわ。」
A級モンスター、エンペラーリザードだ。
「じゃあまずは杖を持ってるやつのスキルを奪って、それから【威圧】を試してみるよ。
効かなければスキルを奪う。
隙を作るための援護をお願いね。」
「わかったわ。
気をつけてね。」
「じゃあ強化するよ!
[ミドルフォース]
[ミドルフォース]
[ミドルフォース]
[ミドルシールド]!」
[ミドルシールド]の防御力は魔力の3倍。
効果を高めるためにミラ自身にもバフをかけてから、ロックに唱えた。
今日はこの戦闘までで終わることにしているので、惜しみなく使う。
「ありがとう。
いってくるね。」
ロックがリザードマンへと近づく。
まずは、このスキルからだ。
「<スキルスナッチ>!」
杖持ちからスキルを奪おうとするロック。
「ギ!?」
気づいて攻撃を仕掛けようとしてくる。
『どのスキルを奪いますか?』
『【上級攻撃魔法】スキル
【魔力50%UP】スキル
【バーリア!】』
(きた!
上級だ!)
剣持ちがロックの方へ走り寄ってくる。
弓持ちは矢で攻撃してくる。
杖持ちは攻撃魔法を繰り出そうとするが、ロックがスキルを奪う方が一瞬早かった。
「ギャ!?」
戸惑っている杖持ち。
ロックは【上級攻撃魔法】を奪い、【起死回生】と入れ替えた。
そして矢を避けながら剣持ちを警戒するロック。
接近した剣持ちが[武技]を使い強力な一撃を放ってくる。
ステータス差が大きいため、余裕を持って避けるロック。
その時弓持ちの方は、ティナからの矢をくらい、攻撃ができない。
(ナイス、ティナ!)
「<威圧>!」
大技直後の隙を狙ってスキルを発動。
隙といっても相手はAランク。
剣持ちもすぐ次の攻撃に移ったが、一歩遅かった。
剣持ちも硬直。
弓持ちから矢が飛んでくる。
攻撃を躱しながら距離を詰めるロック。
ロックに攻撃しようとするとティナから矢が飛んでくるため、集中できない様子の弓持ち。
標的を杖持ちにすると、杖持ちは人差し指と中指を交差させて前方にバリアのようなものを張った。
防御に回ってくれるならこれ幸いと、弓持ちに意識を集中。
接近されてしまえば弓の強さを発揮できず、弓持ちもロックの【威圧】により硬直させられた。
すかさず杖持ちにも【威圧】を発動。
防御系のスキルが裏目に出たようだ。
ティナたちがロックの元に駆け寄ってきた。
「【上級攻撃魔法】を奪えたから、ティナに渡すね!」
「本当!?
ありがとう!」
「<スキルギフト>。」
【上級攻撃魔法】をティナに渡し、ティナは【慈愛の祈り】と入れ替えた。
「この弓を持ってるやつのスキルももらおう。
<スキルスナッチ>!」
そうロックが唱えた瞬間、剣持ちの身体がピクッと動いた。
「ロック!
剣のモンスターが!」
ミラが無茶したのはよくないが、今後格上の敵と戦う事態は必ず発生する。
命をかけなければいけない時も訪れる。
その時にお互いが信頼し合い、それぞれが自分の足で立って戦わなければきっと乗り越えられない。
真の仲間、パーティになるために本当の意味での信頼を築いていこう、そう話し合った。
しかし、なかなか割り切れることではないし、人は同じことを繰り返す。
迷いながら、その度に向かうべき道を見直しながら進んでいくのだ。
俯いて進めべき方向がわからなくなった時、前を向かせてくれ、光の差す方を一緒に探してくれる仲間、それが本当の仲間だ。
膝枕の次はおっぱいにより冒険を終わらそうとしてしまったロックであるが、仲間達の言葉に、改めて前を向くことができた。
「よーし!
じゃあ先に進もう!!」
【起死回生】でミラのMPが回復したため、スキル集めを続行する。
「次の敵はまだ察知できる範囲にいる?」
「ちょっと待ってね…。
…少し離れたけど、あっちにいる!」
「3体いるのよね。
気をつけて行きましょう。」
【気配察知】で近くに3体のモンスターがいることがわかっている3人。
気付かれないように近づく。
「リザードマンの上位種みたいね。
剣と弓、杖を持ってるわ。」
A級モンスター、エンペラーリザードだ。
「じゃあまずは杖を持ってるやつのスキルを奪って、それから【威圧】を試してみるよ。
効かなければスキルを奪う。
隙を作るための援護をお願いね。」
「わかったわ。
気をつけてね。」
「じゃあ強化するよ!
[ミドルフォース]
[ミドルフォース]
[ミドルフォース]
[ミドルシールド]!」
[ミドルシールド]の防御力は魔力の3倍。
効果を高めるためにミラ自身にもバフをかけてから、ロックに唱えた。
今日はこの戦闘までで終わることにしているので、惜しみなく使う。
「ありがとう。
いってくるね。」
ロックがリザードマンへと近づく。
まずは、このスキルからだ。
「<スキルスナッチ>!」
杖持ちからスキルを奪おうとするロック。
「ギ!?」
気づいて攻撃を仕掛けようとしてくる。
『どのスキルを奪いますか?』
『【上級攻撃魔法】スキル
【魔力50%UP】スキル
【バーリア!】』
(きた!
上級だ!)
剣持ちがロックの方へ走り寄ってくる。
弓持ちは矢で攻撃してくる。
杖持ちは攻撃魔法を繰り出そうとするが、ロックがスキルを奪う方が一瞬早かった。
「ギャ!?」
戸惑っている杖持ち。
ロックは【上級攻撃魔法】を奪い、【起死回生】と入れ替えた。
そして矢を避けながら剣持ちを警戒するロック。
接近した剣持ちが[武技]を使い強力な一撃を放ってくる。
ステータス差が大きいため、余裕を持って避けるロック。
その時弓持ちの方は、ティナからの矢をくらい、攻撃ができない。
(ナイス、ティナ!)
「<威圧>!」
大技直後の隙を狙ってスキルを発動。
隙といっても相手はAランク。
剣持ちもすぐ次の攻撃に移ったが、一歩遅かった。
剣持ちも硬直。
弓持ちから矢が飛んでくる。
攻撃を躱しながら距離を詰めるロック。
ロックに攻撃しようとするとティナから矢が飛んでくるため、集中できない様子の弓持ち。
標的を杖持ちにすると、杖持ちは人差し指と中指を交差させて前方にバリアのようなものを張った。
防御に回ってくれるならこれ幸いと、弓持ちに意識を集中。
接近されてしまえば弓の強さを発揮できず、弓持ちもロックの【威圧】により硬直させられた。
すかさず杖持ちにも【威圧】を発動。
防御系のスキルが裏目に出たようだ。
ティナたちがロックの元に駆け寄ってきた。
「【上級攻撃魔法】を奪えたから、ティナに渡すね!」
「本当!?
ありがとう!」
「<スキルギフト>。」
【上級攻撃魔法】をティナに渡し、ティナは【慈愛の祈り】と入れ替えた。
「この弓を持ってるやつのスキルももらおう。
<スキルスナッチ>!」
そうロックが唱えた瞬間、剣持ちの身体がピクッと動いた。
「ロック!
剣のモンスターが!」
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