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第三章 魔王の真実
第87話 スキル集め10
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無限ガエルから衝撃波が発生し、ロックは弾き飛んだ。
そう、これは【起死回生】スキルだ。
「【起死回生】まで持ってたのか!!」
++++++++++++
【起死回生 ★★★★】・・HPが0になる攻撃を受けた時、HPが1残り、攻撃力・魔攻力を倍増、MP消費がなくなる。その状態で30秒間生き残れば、完全回復した状態に戻る。
++++++++++++
無限ガエルは再び分裂を始めた。
先程の倍、10匹以上に分裂した。
分裂元の本体を狙って倒したが、他の分裂体は平気そうにしている。
おそらく、分裂した瞬間本体が入れ替わるかどうかしてるのだろう。
一撃一殺で分裂体を葬るロック。
しかし、【起死回生】発動後の30秒間の消費MPは0。
すぐに新しい分裂体が生まれる。
さらに、ミラのバフが切れたため、一撃では倒せなくなった。
そして、30秒後。
分裂体が半分に減った。
ということは、本体は完全回復したということ。
「これはどうしようもないな…。」
諦めたのか、構えていた武器をだらんと下げるロック。
無限ガエルは1体を残して一斉にロックに飛びかかる。
ロックは姿が見えなくなるほど無限ガエルにもみくちゃにされた。
「ゲッゲッゲッ!」
本体であろう無限ガエルが愉快そうに笑っている。
その次の瞬間。
分裂体がフッと消えてしまった。
「ゲ!?」
めちゃくちゃ動揺する無限ガエル。
視線の先には無限ガエルに向けて手をかざすロックが立っている。
かっこいいようだが、カエルの粘液でびちょびちょだ。
「<スキルスナッチ>!」
先程無限ガエルに囲まれたロックは、最初と同じように本体は向かってこないと考えた。
あえて動かず分裂体を引きつけることで、本体を特定したのだ。
ステータスが増えていたためダメージはなかったが、カエルのヌメヌメを受け入れるのは覚悟が必要だった。
覚悟を決めた後は、【分裂】スキルを奪うだけ。
そして、【起死回生】も奪った。
入れ替えたのは【全能力50%UP】。
あとは、【威圧】で動けなくしてあっさり倒した。
『レベルが上がりました。』
************
名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:51→52
HP:9868→10058
MP:982→1000
体力:975→995
力:972→992
素早さ:991→1012
器用さ:979→999
魔力:968→989
スキル:
【威圧 ★★★】
【成長促進(パッシブ) ★★★★★】
【起死回生 ★★★★】
【スキルギフト ★★★★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】
************
基礎ステータスがHPで1万、その他が1000を超えることはない。
しかし、ロックは【成長促進】のスキル効果で限界を突破することができた。
「ロックーー!
大丈……ぶ?」
「ろ…っく…。」
戻ってきたティナとミラはロックのヌメヌメっぷりに言葉を失った。
「…ミラ、いつもみたいに抱きついてくれないの?」
自暴自棄になったロックが暴走し始めた。
「い、いや…。
それだけは…、許して…。」
「頑張ったんだから…、抱きしめてくれよーー!」
「いやーーーーー!!!」
いつもからかわれるお返しとばかりにミラを追いかけ回すロック。
どれだけレベルが上がっても、緊張感のないパーティだ…。
ひとしきりふざけたあと、無限ガエルのいた川でヌメヌメを落とした。
【気配察知】でモンスターがいないことは確認済みだ。
「でも、さすがA級モンスターだね。
一筋縄では行かない。」
「そうね。
【麻痺針】コンボのときにも話し合ったけど、スキルに頼り切った戦いをすると危険ね。」
「カエル…。
怖い…。」
カエルの分裂はミラにとってトラウマになったようだ。
「あのカエルとの戦闘はなるべく避けよう。
さっきはなんとかなったけど、ティナやミラが攻撃を受けたら危険だ。」
「あの気配は忘れない…。
絶対に近寄らない…。」
ミラはそうつぶやき、心に決めた。
「それと、【起死回生】スキルを奪ったんだけど、ティナどうする?」
「うーん。
保険としてあったらかなり有用だけど、やめとくわ。
戦闘時の戦力が落ちるから…。」
「わかった。
…よし、2体の方に行ってみよう。
くれぐれも油断しないでね。」
「「うん!」」
「あいつらだね…。」
ミラが察知した2体は、下半身が蛇、上半身が女性のエキドナというモンスターだった。
手には槍を持っている。
「じゃあティナ、援護お願いね。」
「わかったわ。
気をつけてね。」
「うん。」
ミラのMPが枯渇してきたため、ロックとティナへバフをかけたが、シールドまでは張れなかった。
この戦闘までで今日は終わる予定だ。
静かにエキドナたちへ近づくロック。
エキドナが気づいて臨戦態勢へ。
「<威圧>!」
先制攻撃の【威圧】を1体へ発動する。
…が、硬直しない!
「なんで!?
ステータスが高いのか…?」
そう、これは【起死回生】スキルだ。
「【起死回生】まで持ってたのか!!」
++++++++++++
【起死回生 ★★★★】・・HPが0になる攻撃を受けた時、HPが1残り、攻撃力・魔攻力を倍増、MP消費がなくなる。その状態で30秒間生き残れば、完全回復した状態に戻る。
++++++++++++
無限ガエルは再び分裂を始めた。
先程の倍、10匹以上に分裂した。
分裂元の本体を狙って倒したが、他の分裂体は平気そうにしている。
おそらく、分裂した瞬間本体が入れ替わるかどうかしてるのだろう。
一撃一殺で分裂体を葬るロック。
しかし、【起死回生】発動後の30秒間の消費MPは0。
すぐに新しい分裂体が生まれる。
さらに、ミラのバフが切れたため、一撃では倒せなくなった。
そして、30秒後。
分裂体が半分に減った。
ということは、本体は完全回復したということ。
「これはどうしようもないな…。」
諦めたのか、構えていた武器をだらんと下げるロック。
無限ガエルは1体を残して一斉にロックに飛びかかる。
ロックは姿が見えなくなるほど無限ガエルにもみくちゃにされた。
「ゲッゲッゲッ!」
本体であろう無限ガエルが愉快そうに笑っている。
その次の瞬間。
分裂体がフッと消えてしまった。
「ゲ!?」
めちゃくちゃ動揺する無限ガエル。
視線の先には無限ガエルに向けて手をかざすロックが立っている。
かっこいいようだが、カエルの粘液でびちょびちょだ。
「<スキルスナッチ>!」
先程無限ガエルに囲まれたロックは、最初と同じように本体は向かってこないと考えた。
あえて動かず分裂体を引きつけることで、本体を特定したのだ。
ステータスが増えていたためダメージはなかったが、カエルのヌメヌメを受け入れるのは覚悟が必要だった。
覚悟を決めた後は、【分裂】スキルを奪うだけ。
そして、【起死回生】も奪った。
入れ替えたのは【全能力50%UP】。
あとは、【威圧】で動けなくしてあっさり倒した。
『レベルが上がりました。』
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名前:ロック
パーティ:ラフリンクス
Lv:51→52
HP:9868→10058
MP:982→1000
体力:975→995
力:972→992
素早さ:991→1012
器用さ:979→999
魔力:968→989
スキル:
【威圧 ★★★】
【成長促進(パッシブ) ★★★★★】
【起死回生 ★★★★】
【スキルギフト ★★★★★】
【スキルスナッチ ★★★★★ 】
************
基礎ステータスがHPで1万、その他が1000を超えることはない。
しかし、ロックは【成長促進】のスキル効果で限界を突破することができた。
「ロックーー!
大丈……ぶ?」
「ろ…っく…。」
戻ってきたティナとミラはロックのヌメヌメっぷりに言葉を失った。
「…ミラ、いつもみたいに抱きついてくれないの?」
自暴自棄になったロックが暴走し始めた。
「い、いや…。
それだけは…、許して…。」
「頑張ったんだから…、抱きしめてくれよーー!」
「いやーーーーー!!!」
いつもからかわれるお返しとばかりにミラを追いかけ回すロック。
どれだけレベルが上がっても、緊張感のないパーティだ…。
ひとしきりふざけたあと、無限ガエルのいた川でヌメヌメを落とした。
【気配察知】でモンスターがいないことは確認済みだ。
「でも、さすがA級モンスターだね。
一筋縄では行かない。」
「そうね。
【麻痺針】コンボのときにも話し合ったけど、スキルに頼り切った戦いをすると危険ね。」
「カエル…。
怖い…。」
カエルの分裂はミラにとってトラウマになったようだ。
「あのカエルとの戦闘はなるべく避けよう。
さっきはなんとかなったけど、ティナやミラが攻撃を受けたら危険だ。」
「あの気配は忘れない…。
絶対に近寄らない…。」
ミラはそうつぶやき、心に決めた。
「それと、【起死回生】スキルを奪ったんだけど、ティナどうする?」
「うーん。
保険としてあったらかなり有用だけど、やめとくわ。
戦闘時の戦力が落ちるから…。」
「わかった。
…よし、2体の方に行ってみよう。
くれぐれも油断しないでね。」
「「うん!」」
「あいつらだね…。」
ミラが察知した2体は、下半身が蛇、上半身が女性のエキドナというモンスターだった。
手には槍を持っている。
「じゃあティナ、援護お願いね。」
「わかったわ。
気をつけてね。」
「うん。」
ミラのMPが枯渇してきたため、ロックとティナへバフをかけたが、シールドまでは張れなかった。
この戦闘までで今日は終わる予定だ。
静かにエキドナたちへ近づくロック。
エキドナが気づいて臨戦態勢へ。
「<威圧>!」
先制攻撃の【威圧】を1体へ発動する。
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「なんで!?
ステータスが高いのか…?」
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