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第一章 拒絶と旅立ち
第16話 主人公の威厳を取り戻せ!②
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「次が問題ね。
できれば2匹のモンスターがいたらいいけど。」
「【隠密】で2匹のモンスターを見つけたら戻ってくるよ。
この辺にいなそうだったら、別の場所に移動しよう。」
手間はかかるが、ティナと距離を取りすぎないように探索をしている。
また、ティナを中心に円状に探索することで、ティナがモンスターに遭遇しないように気をつけている。
探索すること30分。
2匹の甘ガエルを発見した。
甘ガエルは甘い声で眠たくなる歌を歌ってくる。
戦闘中に寝てしまうほどの効果ではないが。
甘ガエルに【隠密】で近づく。
距離は10m。
(<麻痺針>。)
ロックの身体が動かなくなる。
スキルを発動しても、【隠密】が解除されないのは確認済み。
【麻痺針】は頭に当てると、身体全体を痺れさせることができる。
【隠密】で気付かれないため、よっぽど小さい敵でなければ狙うことができる。
甘ガエルは普通のカエルよりは巨大。
それでも的は小さいが、なんとか狙えそう。
(…0!)
5秒経過し、麻痺針が発射される。
見事頭に命中したようだ。
(もう1匹のモンスターに気付かれなければ、成功なんだけど…!)
仲間が突然動かなかった甘ガエルは焦った様子で周りを見回す。
ロックには…、
気付かない!
(やった…!!)
身体が動かないので、心の中でガッツポーズ!!
うまくいったらそのまま様子を見てもらうようにティナには伝えてある。
(よしっ!)
発射後5秒経ったので、【隠密】状態で甘ガエルに接近。
急所に1撃を入れる。
甘ガエルは倒れずに持ち堪え、反撃。
平手で攻撃してきた。
なんとか剣での防御が間に合ったロックは、そのまま剣を振るう。
甘ガエルは力尽きた。
そして、もう1匹。
まだ痺れているようだ。
ロックはそのまま様子を見る。
麻痺の効果がどれくらい続くか確認するためだ。
針が刺さって20秒。
甘ガエルがゆっくり動き出した。
(甘ガエルではこのくらいか)
完全に麻痺が解ける前に、急所へ攻撃。
麻痺とダメージで避けることのできない甘ガエルは2回目の攻撃で倒れた。
「ロック~!」
ティナがロックのところに駆け寄ってきた。
(ゆ、揺れてる…。)
ティナはロックの手を握ってブンブン振る。
「うまくいってよかったね!!」
(て、手ぇ握ってる…。
…僕だけなかなか強くなれなくて焦ってたの、バレてたかな。
自分のことでこんなに喜んでくれる人がいるって、幸せだな。
しかも…、美少女。最高です。)
いろんな幸せが押し寄せる、ロックでした。
できれば2匹のモンスターがいたらいいけど。」
「【隠密】で2匹のモンスターを見つけたら戻ってくるよ。
この辺にいなそうだったら、別の場所に移動しよう。」
手間はかかるが、ティナと距離を取りすぎないように探索をしている。
また、ティナを中心に円状に探索することで、ティナがモンスターに遭遇しないように気をつけている。
探索すること30分。
2匹の甘ガエルを発見した。
甘ガエルは甘い声で眠たくなる歌を歌ってくる。
戦闘中に寝てしまうほどの効果ではないが。
甘ガエルに【隠密】で近づく。
距離は10m。
(<麻痺針>。)
ロックの身体が動かなくなる。
スキルを発動しても、【隠密】が解除されないのは確認済み。
【麻痺針】は頭に当てると、身体全体を痺れさせることができる。
【隠密】で気付かれないため、よっぽど小さい敵でなければ狙うことができる。
甘ガエルは普通のカエルよりは巨大。
それでも的は小さいが、なんとか狙えそう。
(…0!)
5秒経過し、麻痺針が発射される。
見事頭に命中したようだ。
(もう1匹のモンスターに気付かれなければ、成功なんだけど…!)
仲間が突然動かなかった甘ガエルは焦った様子で周りを見回す。
ロックには…、
気付かない!
(やった…!!)
身体が動かないので、心の中でガッツポーズ!!
うまくいったらそのまま様子を見てもらうようにティナには伝えてある。
(よしっ!)
発射後5秒経ったので、【隠密】状態で甘ガエルに接近。
急所に1撃を入れる。
甘ガエルは倒れずに持ち堪え、反撃。
平手で攻撃してきた。
なんとか剣での防御が間に合ったロックは、そのまま剣を振るう。
甘ガエルは力尽きた。
そして、もう1匹。
まだ痺れているようだ。
ロックはそのまま様子を見る。
麻痺の効果がどれくらい続くか確認するためだ。
針が刺さって20秒。
甘ガエルがゆっくり動き出した。
(甘ガエルではこのくらいか)
完全に麻痺が解ける前に、急所へ攻撃。
麻痺とダメージで避けることのできない甘ガエルは2回目の攻撃で倒れた。
「ロック~!」
ティナがロックのところに駆け寄ってきた。
(ゆ、揺れてる…。)
ティナはロックの手を握ってブンブン振る。
「うまくいってよかったね!!」
(て、手ぇ握ってる…。
…僕だけなかなか強くなれなくて焦ってたの、バレてたかな。
自分のことでこんなに喜んでくれる人がいるって、幸せだな。
しかも…、美少女。最高です。)
いろんな幸せが押し寄せる、ロックでした。
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