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葵ちゃんと次は翔子が二人!?
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翔子は短剣をしまい、夜空に光り輝く星を見ながら、歩き出した。翔子は夜道が好きだった。静かな雰囲気の中、誰も邪魔されない光景を楽しむらしい。神社の坂を下り、電灯がない道を歩いた。
数分歩いていると、前からパーカーのフードを被った人が歩いてきた。
翔子は警戒し、前から歩いてくる、人の気配を探った。しかし、数秒集中するが、前から向かってくるフードを被った人の気配を探ることができなかった。焦る翔子は、座り込み、さらに集中して座禅を組み、気配を探った。
歩く人は翔子が座禅を組むと、いきなり走り出した。
翔子は焦り、冷や汗をかくが、気配を探り続けた。だが、気配を感じ取ることはできなかった。相手が敵意を向けていることはわかっているので、翔子は短剣を右手に持ち、構えた。
フードの敵も翔子と同じくらいの短剣を右手に持ち、襲ってきた。
翔子は向かってくる敵の隙を伺いながら、左手でクナイを三本持ち、投げる準備をした。
クナイを持つ翔子を見て敵は、走るスピードを上げ、フード越しから青い目線が見えた。
翔子はここだと思い、クナイを敵の心臓めがけ、投げた。
敵はニヤリと笑い、敵も左からクナイを出し、さっと投げた。翔子のクナイは敵のクナイによって阻止された。
翔子は舌打ちし、走り出した。その速さはまるで黒い閃光のようだった。
敵はその速ささに驚き、後ろに下がり翔子から距離をとろうとしたが、そうは翔子はさせなかった。
翔子は敵の裏をとり、敵の背中を短剣で、突き刺すように短剣を振り下ろした。
敵は翔子の気配を察したが、避けきることができなかった。
そして翔子の短剣は敵のフードに刺さり、フードが後ろにずれ、敵の素顔がはっきりした。
敵の素顔を見ると、翔子は驚き、焦った。そして、後ろに飛び、距離をとった。
「貴様、その顔。どういうことじゃ。なんの冗談じゃ」
驚く翔子に敵は、左の人差し指を立て、「シー」とにやけながら言った。
翔子が驚いた理由は敵の容姿だった。敵の姿はお団子の髪型で、青い瞳をしていた。そう身長も体つきも翔子に似ていた。というよりは翔子本人のようだった。
翔子は自分と同じ顔を持つ敵の少女は、さっき柚奈と戦ったやつと確信した。
「貴様の能力はなんだ! ドッペルゲンガーか、コピー能力か」
「……」
「なぜ話さないのじゃ。貴様を捉えて、正体を暴いてやるぞ」
少女は右手に持った短剣を構えると、翔子に向かって走り出した。
自分と同じ顔を持つ相手と戦う翔子は変な気持ちだった。しかし、相手は殺意を持っているため、翔子は向かってくる少女に短剣を構えた。
少女は翔子に近づくとさっきとは格の違う速さで、翔子に襲いかかった。
翔子も少女の姿を目で、追いかけながら、防御に徹した。
次の瞬間、少女は短剣を翔子に向け、後ろから頭を刺し殺すように短剣を立てて、振り下ろした。
気配を感じ取り、翔子は余裕で少女の短剣を受け止めた。
「残念じゃったな。わしを真似るとちとたん変じゃぞ」
「ちっ」
少女は舌打ちをすると、翔子から離れ、闇に隠れるように暗闇に走って消えていった。
翔子は大したことがない相手だが、少し泳がせようと思い、見逃した。
「やつには守護霊でも悪霊でもない。不思議な気配をしておる。このわしでも気配を探ることができないとは、腕が落ちたものじゃ。今日のところは早く帰って、明日の修行の確認をしなければ」
翔子は夜空に向かって高く飛び、家から家と忍者のように飛び移り、家に帰った。
家に着くと時刻は0時を指していた。みんなを起こさないよう翔子は静かに家に入り、冷蔵庫からイチゴミルクを取り出した。
そこに豊姫が天井からするりと抜け、翔子の元にやってきた。
「お疲れー翔子ちゃん。ところで今日はどんなやつと戦ったの? それとさっき柚奈と戦ったやつの尻尾は掴めた?」
「あぁ、柚奈と一戦交えたやつじゃが、わしも交えたと思う。いきなりフードを被った状態で戦いを挑んできよったわい。やはりわしと同じ顔をしておって、気持ち悪かったのじゃ」
「へぇー。翔子ちゃんも一戦やったのね。どうだった? 情報は掴めた」
「とりあえず、泳がせておくことにしたのじゃ。弱い奴を泳がせると、いい情報が手に入るのじゃ。すまないがわしはシャワーを浴びて寝るのじゃ」
その後翔子はシャワーを浴び、寝た。
次の日の朝。
怜のスマホのタイマーが午前六時にジリジリとなり始めた。怜はおき慣れていない時間だったので、すぐにタイマーを消し、二度寝を始めた。
柚奈は毎朝このくらいの時間に起きて、支度をしているので、柚奈は目覚めるとすぐ、顔を洗い、朝ごはんの支度に取り掛かろうとした。
その頃怜はいびきをかきながら、スヤスヤと夢の中にいた。
柚奈が丁度おにぎりを握り終わると時刻は六時半を指していた。中々起きてこない怜にため息をつきながら柚奈は怜の部屋に向かった。
「はぁ、予想はしていましたが、こんなにも朝が弱い人は初めてです。なんで目覚ましをつけているにに起きられないんでしょう。これじゃ目覚ましの意味がありません」
柚奈は中々起きない怜にブツブツと愚痴を言いながら怜の部屋に向かった。
怜の部屋に着くと柚奈は部屋のドアを開けた。
怜はスヤスヤと夢の中だった。
柚奈は部屋のカーテンを開け、怜の揺さぶり、起こそうとした。
怜は柚奈に揺さぶられていることに気づき、太陽の光が目に入ると、眩しそうに目を擦りながら、ベッドから起き上がった。
「先輩、おはようございます。もう六時半ですよ。おにぎりがあるので、早く食べてください。あと十五分後には出ますよ」
「お、おう。柚奈ちゃんおはよう」
怜は眠そうにしながら、洗面所に行き、顔を洗い、歯磨きをした。
怜と同じタイミングで、葵も目をこすりながらフワフワと洗面所にやってきた。
怜が歯磨きが終わると葵は顔を洗い、目を覚ました。
その後怜はおにぎりを食べ、乾いた制服を着た。ボサボサの髪の毛をかいていると柚奈が準備が終わり、制服姿で怜の元に来た。
「先輩、もう行きますよ。あと十分しかないので、急いでください」
「おう。今いく」
怜は面倒臭いなと思いながらも、柚奈や豊姫、葵と一緒に家を後にした。
数分歩いていると、前からパーカーのフードを被った人が歩いてきた。
翔子は警戒し、前から歩いてくる、人の気配を探った。しかし、数秒集中するが、前から向かってくるフードを被った人の気配を探ることができなかった。焦る翔子は、座り込み、さらに集中して座禅を組み、気配を探った。
歩く人は翔子が座禅を組むと、いきなり走り出した。
翔子は焦り、冷や汗をかくが、気配を探り続けた。だが、気配を感じ取ることはできなかった。相手が敵意を向けていることはわかっているので、翔子は短剣を右手に持ち、構えた。
フードの敵も翔子と同じくらいの短剣を右手に持ち、襲ってきた。
翔子は向かってくる敵の隙を伺いながら、左手でクナイを三本持ち、投げる準備をした。
クナイを持つ翔子を見て敵は、走るスピードを上げ、フード越しから青い目線が見えた。
翔子はここだと思い、クナイを敵の心臓めがけ、投げた。
敵はニヤリと笑い、敵も左からクナイを出し、さっと投げた。翔子のクナイは敵のクナイによって阻止された。
翔子は舌打ちし、走り出した。その速さはまるで黒い閃光のようだった。
敵はその速ささに驚き、後ろに下がり翔子から距離をとろうとしたが、そうは翔子はさせなかった。
翔子は敵の裏をとり、敵の背中を短剣で、突き刺すように短剣を振り下ろした。
敵は翔子の気配を察したが、避けきることができなかった。
そして翔子の短剣は敵のフードに刺さり、フードが後ろにずれ、敵の素顔がはっきりした。
敵の素顔を見ると、翔子は驚き、焦った。そして、後ろに飛び、距離をとった。
「貴様、その顔。どういうことじゃ。なんの冗談じゃ」
驚く翔子に敵は、左の人差し指を立て、「シー」とにやけながら言った。
翔子が驚いた理由は敵の容姿だった。敵の姿はお団子の髪型で、青い瞳をしていた。そう身長も体つきも翔子に似ていた。というよりは翔子本人のようだった。
翔子は自分と同じ顔を持つ敵の少女は、さっき柚奈と戦ったやつと確信した。
「貴様の能力はなんだ! ドッペルゲンガーか、コピー能力か」
「……」
「なぜ話さないのじゃ。貴様を捉えて、正体を暴いてやるぞ」
少女は右手に持った短剣を構えると、翔子に向かって走り出した。
自分と同じ顔を持つ相手と戦う翔子は変な気持ちだった。しかし、相手は殺意を持っているため、翔子は向かってくる少女に短剣を構えた。
少女は翔子に近づくとさっきとは格の違う速さで、翔子に襲いかかった。
翔子も少女の姿を目で、追いかけながら、防御に徹した。
次の瞬間、少女は短剣を翔子に向け、後ろから頭を刺し殺すように短剣を立てて、振り下ろした。
気配を感じ取り、翔子は余裕で少女の短剣を受け止めた。
「残念じゃったな。わしを真似るとちとたん変じゃぞ」
「ちっ」
少女は舌打ちをすると、翔子から離れ、闇に隠れるように暗闇に走って消えていった。
翔子は大したことがない相手だが、少し泳がせようと思い、見逃した。
「やつには守護霊でも悪霊でもない。不思議な気配をしておる。このわしでも気配を探ることができないとは、腕が落ちたものじゃ。今日のところは早く帰って、明日の修行の確認をしなければ」
翔子は夜空に向かって高く飛び、家から家と忍者のように飛び移り、家に帰った。
家に着くと時刻は0時を指していた。みんなを起こさないよう翔子は静かに家に入り、冷蔵庫からイチゴミルクを取り出した。
そこに豊姫が天井からするりと抜け、翔子の元にやってきた。
「お疲れー翔子ちゃん。ところで今日はどんなやつと戦ったの? それとさっき柚奈と戦ったやつの尻尾は掴めた?」
「あぁ、柚奈と一戦交えたやつじゃが、わしも交えたと思う。いきなりフードを被った状態で戦いを挑んできよったわい。やはりわしと同じ顔をしておって、気持ち悪かったのじゃ」
「へぇー。翔子ちゃんも一戦やったのね。どうだった? 情報は掴めた」
「とりあえず、泳がせておくことにしたのじゃ。弱い奴を泳がせると、いい情報が手に入るのじゃ。すまないがわしはシャワーを浴びて寝るのじゃ」
その後翔子はシャワーを浴び、寝た。
次の日の朝。
怜のスマホのタイマーが午前六時にジリジリとなり始めた。怜はおき慣れていない時間だったので、すぐにタイマーを消し、二度寝を始めた。
柚奈は毎朝このくらいの時間に起きて、支度をしているので、柚奈は目覚めるとすぐ、顔を洗い、朝ごはんの支度に取り掛かろうとした。
その頃怜はいびきをかきながら、スヤスヤと夢の中にいた。
柚奈が丁度おにぎりを握り終わると時刻は六時半を指していた。中々起きてこない怜にため息をつきながら柚奈は怜の部屋に向かった。
「はぁ、予想はしていましたが、こんなにも朝が弱い人は初めてです。なんで目覚ましをつけているにに起きられないんでしょう。これじゃ目覚ましの意味がありません」
柚奈は中々起きない怜にブツブツと愚痴を言いながら怜の部屋に向かった。
怜の部屋に着くと柚奈は部屋のドアを開けた。
怜はスヤスヤと夢の中だった。
柚奈は部屋のカーテンを開け、怜の揺さぶり、起こそうとした。
怜は柚奈に揺さぶられていることに気づき、太陽の光が目に入ると、眩しそうに目を擦りながら、ベッドから起き上がった。
「先輩、おはようございます。もう六時半ですよ。おにぎりがあるので、早く食べてください。あと十五分後には出ますよ」
「お、おう。柚奈ちゃんおはよう」
怜は眠そうにしながら、洗面所に行き、顔を洗い、歯磨きをした。
怜と同じタイミングで、葵も目をこすりながらフワフワと洗面所にやってきた。
怜が歯磨きが終わると葵は顔を洗い、目を覚ました。
その後怜はおにぎりを食べ、乾いた制服を着た。ボサボサの髪の毛をかいていると柚奈が準備が終わり、制服姿で怜の元に来た。
「先輩、もう行きますよ。あと十分しかないので、急いでください」
「おう。今いく」
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