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柚奈VS柚奈
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少女はいきなり走り出し、こちらに襲いかかってきた。
柚奈は豊姫を呼び出し、刀を構えた。
いきなり呼ばれた豊姫は刀になるなり、柚奈に声をかけた。
「どうしたの柚ちゃん。今は10時くらいだよ。なのに悪霊でも出たの」
「いえ、違います。正しくはそれを使う者だと思います」
「今から翔子ちゃんと葵ちゃんも向かってくるけど~、その前にやっちまうか」
柚奈は刀をふり、少女に斬りかかった。
少女も刀を出し、柚奈に応戦してきた。
「刀使いですか。同じ武器としては負けられませんね」
少女は何も話さず、刀をふり、柚奈に斬りかかった。
柚奈も負けじと少女の隙を伺いながら、刀をふり続けた。柚奈は少女の意表を築こうと刀から海水を出し、少女の心臓を狙った。
少女は意表を突かれ、後ずさりした。隙を見つけた柚奈は走り、下から少女の頭を狙い斬りかかった。しかし、狙ったいちはずれ、彼女のフードを切った。
フードは後ろにずれ、顔がはっきりと見えた。
そこで怜が青ざめた理由がわかった。少女の顔は白い瞳で灰色のボブだった。そう柚奈に似ていたのだ。というようりも柚奈本人と間違えるくらいのクオリティだった。
柚奈は少女の顔を見ると、鏡を見ているようで不気味だった。一歩距離をとり、下がるが、少女は刀をふり襲いかかってきた。よく見ると少女の使っている刀も柚奈の刀『絶海の刀』に似ていた。
驚くのはここから先だ。少女は刀を器用に使い、柚奈同様に刀から海水を出して、襲いかかってきた。海水の波は荒れた海を表現しているようだった。そのまま海水は渦を巻きながら柚奈に襲いかかった。
柚奈は避けるのがやっとで、息が荒くなってきた。
「豊ちゃん。これはどういうこと!? 彼女からは悪霊の気配がしないわ。誰の差し金ですか」
「知らないわ。私の大好きな柚ちゃんに襲いかかってきてんのよ。こんなやつやっつけちゃお」
柚奈は悪霊の気配がしないため、戦いずらかった。その理由は悪霊だった場合。気配を感じ取りながら戦うことによって、次どこに攻撃してくのかが、予想がつくが、守護霊使いの場合、気配が全然違うため、普段戦い慣れてない柚奈にとってはきつい相手だった。
少女は治ることを知らず、次々に海水を刀からだし、柚奈に襲いかかってきた。
柚奈は耐えきれず、体制を整えるために海水で壁を貼った。
しかし、少女も同じ技を使い、柚奈の海水の壁を調和するように壊した。
予想外の柚奈は固まってしまい、動けなかった。
少女は波に乗り、高く飛んだ。そして柚奈の上空から少女が刀を上から叩き斬るように、構えた。
柚奈は動けず、ただただ死ぬのを待つだけだった。
そこに翔子と葵が到着した。葵が翔子の方から降りると翔子は持ち前の素早さを生かし、柚奈の前に移動し、少女の刀を短剣で受け止めた。
少女は跳ね返させられ、舌打ちをして消えていった。
怜は大声を出し、追いかけようとした。
「おい! 待てドッペルゲンガー」
「怜! 深追いはやめておけ、罠の可能性もあるのじゃ。ここは慎重に動くのじゃ」
怜は翔子の言う通り、深追いはせず、立ち止まった。ふと怜は柚奈に質問をした。
「ところで柚奈ちゃんさっきのあれは何なんだ? ドッペルゲンガー?」
「先輩の言う通り、ドッペルゲンガーの能力を使う人もいますし、コピー能力を使う人がいます。歩いわまた別の力を使ったりと。私にも断言はできません」
「そうなのか。でもあいつは悪霊使いってことでいいんだよな?」
「いえ、私もそれはわかりません。気配を完全に消していたので、守護霊か悪霊使いかわかりませんでした。でも、守護霊使いでも悪を働く人がいるってことを忘れないでください」
「へぇー、守護霊使いでも悪に働きかける奴もいるのかぁ。それは警戒しなくては」
怜は、悪霊使いの他に守護霊使いも敵になる可能性を知り、厄介だと思った。
柚奈は翔子に話しかけた。
「師匠、今日も見回りは行くのですか」
「そうじゃな。日に日に悪霊が増加しているような気がするのじゃ。今は気配を少し消す悪霊もいるから厄介なのじゃよ。だから毎晩やってるのじゃ。じゃがお前らは来なくていいぞ、気配を探るのに邪魔になるからの」
「わかりました。では先輩、葵ちゃん戻りますか」
怜たちは翔子の家に向かい、翔子は家とは反対の道を進んだ。
翔子は家から家へ飛ぶ写り、気配を探った。しかし、気配は途中で途切れたりと掴めなかった。仕方がなく翔子は神社の前におり、座禅を組んだ。集中すると気配がどんどん濃くなってきた。目を開けると周りには5霊の悪霊がいた。
悪霊の顔はそれぞれ人間だが、体がスズメバチで右手には毒槍を持ってブンブン音をたてて、構えていた。
「ほぉ。5霊もいたとはな。これは腕がなるの」
翔子は一瞬で姿を消した。さすがの速さに悪霊たちも周りをキョロキョロして翔子の姿を追えなかった。
ふと悪霊たちは自分の胸元を見ると、心臓が抉られた跡があった。力が抜け5霊ともすぐに倒れた。
その後翔子の合図でカラスたちが、悪霊を天国に運ぶように喰らっていった。
「1日に5霊とは増えてきたものじゃな。奴らの動きも活発にならんといいんじゃが」
柚奈は豊姫を呼び出し、刀を構えた。
いきなり呼ばれた豊姫は刀になるなり、柚奈に声をかけた。
「どうしたの柚ちゃん。今は10時くらいだよ。なのに悪霊でも出たの」
「いえ、違います。正しくはそれを使う者だと思います」
「今から翔子ちゃんと葵ちゃんも向かってくるけど~、その前にやっちまうか」
柚奈は刀をふり、少女に斬りかかった。
少女も刀を出し、柚奈に応戦してきた。
「刀使いですか。同じ武器としては負けられませんね」
少女は何も話さず、刀をふり、柚奈に斬りかかった。
柚奈も負けじと少女の隙を伺いながら、刀をふり続けた。柚奈は少女の意表を築こうと刀から海水を出し、少女の心臓を狙った。
少女は意表を突かれ、後ずさりした。隙を見つけた柚奈は走り、下から少女の頭を狙い斬りかかった。しかし、狙ったいちはずれ、彼女のフードを切った。
フードは後ろにずれ、顔がはっきりと見えた。
そこで怜が青ざめた理由がわかった。少女の顔は白い瞳で灰色のボブだった。そう柚奈に似ていたのだ。というようりも柚奈本人と間違えるくらいのクオリティだった。
柚奈は少女の顔を見ると、鏡を見ているようで不気味だった。一歩距離をとり、下がるが、少女は刀をふり襲いかかってきた。よく見ると少女の使っている刀も柚奈の刀『絶海の刀』に似ていた。
驚くのはここから先だ。少女は刀を器用に使い、柚奈同様に刀から海水を出して、襲いかかってきた。海水の波は荒れた海を表現しているようだった。そのまま海水は渦を巻きながら柚奈に襲いかかった。
柚奈は避けるのがやっとで、息が荒くなってきた。
「豊ちゃん。これはどういうこと!? 彼女からは悪霊の気配がしないわ。誰の差し金ですか」
「知らないわ。私の大好きな柚ちゃんに襲いかかってきてんのよ。こんなやつやっつけちゃお」
柚奈は悪霊の気配がしないため、戦いずらかった。その理由は悪霊だった場合。気配を感じ取りながら戦うことによって、次どこに攻撃してくのかが、予想がつくが、守護霊使いの場合、気配が全然違うため、普段戦い慣れてない柚奈にとってはきつい相手だった。
少女は治ることを知らず、次々に海水を刀からだし、柚奈に襲いかかってきた。
柚奈は耐えきれず、体制を整えるために海水で壁を貼った。
しかし、少女も同じ技を使い、柚奈の海水の壁を調和するように壊した。
予想外の柚奈は固まってしまい、動けなかった。
少女は波に乗り、高く飛んだ。そして柚奈の上空から少女が刀を上から叩き斬るように、構えた。
柚奈は動けず、ただただ死ぬのを待つだけだった。
そこに翔子と葵が到着した。葵が翔子の方から降りると翔子は持ち前の素早さを生かし、柚奈の前に移動し、少女の刀を短剣で受け止めた。
少女は跳ね返させられ、舌打ちをして消えていった。
怜は大声を出し、追いかけようとした。
「おい! 待てドッペルゲンガー」
「怜! 深追いはやめておけ、罠の可能性もあるのじゃ。ここは慎重に動くのじゃ」
怜は翔子の言う通り、深追いはせず、立ち止まった。ふと怜は柚奈に質問をした。
「ところで柚奈ちゃんさっきのあれは何なんだ? ドッペルゲンガー?」
「先輩の言う通り、ドッペルゲンガーの能力を使う人もいますし、コピー能力を使う人がいます。歩いわまた別の力を使ったりと。私にも断言はできません」
「そうなのか。でもあいつは悪霊使いってことでいいんだよな?」
「いえ、私もそれはわかりません。気配を完全に消していたので、守護霊か悪霊使いかわかりませんでした。でも、守護霊使いでも悪を働く人がいるってことを忘れないでください」
「へぇー、守護霊使いでも悪に働きかける奴もいるのかぁ。それは警戒しなくては」
怜は、悪霊使いの他に守護霊使いも敵になる可能性を知り、厄介だと思った。
柚奈は翔子に話しかけた。
「師匠、今日も見回りは行くのですか」
「そうじゃな。日に日に悪霊が増加しているような気がするのじゃ。今は気配を少し消す悪霊もいるから厄介なのじゃよ。だから毎晩やってるのじゃ。じゃがお前らは来なくていいぞ、気配を探るのに邪魔になるからの」
「わかりました。では先輩、葵ちゃん戻りますか」
怜たちは翔子の家に向かい、翔子は家とは反対の道を進んだ。
翔子は家から家へ飛ぶ写り、気配を探った。しかし、気配は途中で途切れたりと掴めなかった。仕方がなく翔子は神社の前におり、座禅を組んだ。集中すると気配がどんどん濃くなってきた。目を開けると周りには5霊の悪霊がいた。
悪霊の顔はそれぞれ人間だが、体がスズメバチで右手には毒槍を持ってブンブン音をたてて、構えていた。
「ほぉ。5霊もいたとはな。これは腕がなるの」
翔子は一瞬で姿を消した。さすがの速さに悪霊たちも周りをキョロキョロして翔子の姿を追えなかった。
ふと悪霊たちは自分の胸元を見ると、心臓が抉られた跡があった。力が抜け5霊ともすぐに倒れた。
その後翔子の合図でカラスたちが、悪霊を天国に運ぶように喰らっていった。
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