【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

華蓮

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第2章 1 ルビアとアルフレット

国王

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明日、ルビア様は、庭で、お披露目があります。
隙間からその姿を見るといいよ。どっちのオーラが正しかったかわかるよ。と昨日ルイに言われてたから、庭を見ていた、、、

ルビアは、昨日あった姿とは違い、とても豪華で綺麗なドレスをきて、アルフレット様のエスコートで、挨拶をしていた。

国王と王妃が、何度も腰を曲げていた。

そして、民たちにも手を振ると、
みんなが

「ルビア様!」と叫んでいた。

「ホワイティ公爵!万歳!」とみんなが、功績をたたえていた。



その後、国王が、牢屋にきた。

「カルデラ侯爵。お前は、なんて事をしてくれたんだ。帝国に捨てられる所だったではないか。ルビア様が、救ってくれた。なんて素晴らしいお方なんだ。それにとても美しい。

ダイジェ王国に居たら、ルビア様は、王妃となり、この国が安心できたのに、なんて事をしてくれたんだ。」

「それなら、カノンもなれますわ。シルビアより優秀ですわ。」

「お前たちは、まだ反省もできていないし、理解もしていないのか?」

「え?」

「カノンなんて、普通の令嬢以下だぞ。今まで婚約できたのか?」

「カノンにはもっと素晴らしい人が、、、男爵や子爵ではなく、、、」

「男爵と子爵が、侯爵の爵位欲しさに婚約の申込みだな。」

「え?」

「当たり前だろ?まぁ。今後は、その傷では、無理だろうけどな。お前がルビア様に言ったように、気持ち悪い傷になるんだろうな。」

「シルビアにもついてるけど結婚できましたわ。」

「ルビア様は、特別だよ。
アルフレット様は、血まみれのルビア様を助けた人だからな。その時に、一目惚れしたそうだよ。アルフレット様はその傷さえも愛してるからな。」



「、、、お前たちには、わかんないんだろうな。もうそろそろ怪我の治療しないと歩けなくなるんじゃないか?」

「え?」

「というか。お前たちは、なぜ自分達が、殺人者と思っていないのが、不思議だな。処刑されないと思ってるのか?」

「私たちは何も悪いことをしていません。」

「まだ、言うんだ?」

「たまたまオオカミがいて、噛まれたのも崖から落ちたのも、シルビアのせいでしょ。」

「そーかぁ。だから、ルイは、処刑を選ばず、このようなことを行ったのだな。理解できた。」

「ここから出してください。カノンの治療を、」

これだけあげると言われ、渡されたのは、タオルと消毒液だった。そして国王はさって行った。

「助けてくれ。」「「助けて」」と叫んでいた。でも誰も助けてくれなかった。
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