【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

華蓮

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第2章 1 ルビアとアルフレット

兄と再会。記憶が、、、

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アルフレットは、久しぶりに街を一人
歩いた。
ルビアに何かプレゼントをしたくて、何かいいものがないか探していた。

その時に、留学生のルイと偶然会った。
「アルフレット!」
「ルイかぁ。久しぶりだな。」
と公園で、少し話をしていた。


一台の馬車が止まった。
「ルイ。俺の婚約者が、来たみたいだから、紹介するよ」


ルイは、アルフレットは、婚約者を愛してるんだな。ウキウキしてるな。
どんなお方なんだろうな?と想像していた。想像するとシルビアの顔が出てきた。
シルビアも、もうだいぶ大きくなっているだろうから、綺麗だろうな。早く会いたいな。



「アル様。街に行くって言ってたから、私も来たの。皇太子妃とお菓子を作ったの。食べてくれる?」

「ああ。ルビア。今日も可愛いよ。君の作ったお菓子を食べたい。楽しみだよ。
今、友達とはなしをしてて、留学生なんだけど、優秀な人なんだよ。ルビアにも紹介するね。」


「ルイ、私の婚約者のルビアだよ」

ルイ?、、聞いたことある、、、何?この感じ、、嫌な感じがする。


「シルビア!」

「、、、」

「シルビア。生きていたんだね。良かった。ずっと探してんだ。やっと会えた。」
涙ながら、近づいてきた。


「いやぁあああ」と叫んだ。
「いやぁぁ、たすけて、、」

アルフレットが、抱きしめけど、ルビアは、泣き叫んだ。

「いやあああああ」「助けて、、」とそればかり繰り返し、震えはじめた。

アルフレットが抱きしめたけど、治らなかった。泣き叫び疲れたようで、
「怖いの、、、」と一言いって、
冷や汗をかきながら、意識を無くした。

ルイには申し訳ないが、御者の横に乗ってもらった。急いで、公爵家に戻り、医師を呼び、診察してもらってた。

「ルイ。どうゆうことだ?」

「私は、、、シルビアは私の妹です。
ずっと探していた妹なんです。

下の妹が病弱で、療養のためにこの国を訪れました。

私が、私用で、家族と過ごさなかった3日の間にシルビアがいなくなった。
正確には、家族が、置いていったのです。

私が出かけた日に、花畑に行ったよう。

妹が、綺麗な花が欲しいと言ったので、母がシルビアに取りに行くように言ったようです。
シルビアは、母のいう通りしたらしいのです。
妹が急にお腹が痛くなり、すぐに、帰ったのですが、誰もシルビアのことを気にせず帰ったそうです。
私が帰ってから、シルビアがいないことに気がついて、捜索してもらった。それが3日経っていた。

どこを探してもいなかった。

父に頼み、崖の下の捜索を依頼したけど、見つからなかった。
何度も捜索してもらったけど見つからなかった。
今回の留学も、シルビアが夢に出てきて、俺に探してほしいというから、絶対、生きてると思って、この国に来たんだ。

とそこへ父と母が帰ってきた。
「ルビアが倒れたって聞いたんだけど、、、どうゆうこと?」
ちょうど、医師がはいってきた。

「ルビア様、記憶が戻ってきておるかもしれません。何かきっかけがあったのでしょう。今は鎮静剤を打っています。きれるとまた暴れるかもしれません。いい思い出がないように思います。」

「わかりました。」

「今日のところはこのまま眠ってくれるとおもいます。いつでも、呼んでください待機してますから。」

「ありがとうございます」
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