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第2章 1 ルビアとアルフレット
留学 ルイside
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シルビアがいなくなって3年が経った。
父に、何度も
「シルビアは、見つからないのですか?」
と聞く、、、
「ああ。もう無理だろう。ルイはまだ諦めてなかったのか?
シルビアのこと、忘れろ。と何回言った!」
父は言う。
「父さんは、シルビアのこと忘れたのですか?」
「ああ。そうだな。」
「夢にも出てきませんか?
シルビアは、きっと、父さんたちが探しにくることを望んでいたのに。」
「ああ。夢にも出てこないよ。俺たちの中には、シルビアは存在しない。」
「そうですか。俺は忘れられません。
俺が一緒に行ってたら、絶対にシルビアを忘れることはなかったのに、、、。
夢に出てきますよ。シルビアは、探してほしいとずっと僕に言ってきます。」
「、、、忘れろ!いいな。」と怒って言う。
「父さん。留学をさせてもらえませんか?
ここに居たら、シルビアのことを探します。忘れるためにも留学し、勉学に打ち込みたい。
カノンがいたら、この家は、大丈夫でしょう。」
「わかった。手配しよう。」と父はほっとした顔をした。
「いえ。自分で手配しますので、お気になさらないでください。」
ルイは、自分で、留学の手配をした。やっと
留学ができる年齢に達した。
これからは、親の力を使わなくてもいい。
自分でなんでもやってもいい、、
かなり遅くなったけど、諦めない。
もしかしたら、、侯爵にいたら、帰ってくるかもしれないと淡い期待していた。
シルビアは、絶対生きている。
夢出てくるのは、探してほしいからだ。絶対諦めない。
留学先は、シルビアを探すために、インタ帝国にするに決まってるけど、バレて邪魔されると困るので、ルーズ王国に留学することにした。
母もカノンがいるから、俺が留学しても、何も言わなかった。
誰も俺の留学先について聞いてこなかった。
なので、あえて言わなかった。
本当にカノンことしか頭にないようだ。
侯爵を継ぐ気にはなれなかった。
俺は、シルビアを見捨てた家を守りたいと思わなかった。
できたら、帝国で、仕事を見つけて、移住しようと思っていた。
このまま帰らないつもりで、留学をした。
カノンの状態では、嫁にはいけない。あんなに好き放題してるのに、嫁ぐなんて無理だろう。
だから、侯爵の名を使って、婿に来てもらうのがいい。両親もその方が幸せだろう。
とにかく、早く、シルビアを探したい。
自分で見つけて、安心させたい。
父上が探しても見つからないのなら、
誰かに助けてもらっているに違いない。
悪い人じゃないといいけど、、、
シルビア待っていて、、絶対探し出す。
と決意した。
留学し、その後毎日探したけど、
見つからなかった。
それでもルイは諦めなかった。
「シルビアに会いたい」
留学して、3年が経っていた。
シルビアがいなくなって、6年が経っていた。
もうあの時のシルビアじゃないよな。
父に、何度も
「シルビアは、見つからないのですか?」
と聞く、、、
「ああ。もう無理だろう。ルイはまだ諦めてなかったのか?
シルビアのこと、忘れろ。と何回言った!」
父は言う。
「父さんは、シルビアのこと忘れたのですか?」
「ああ。そうだな。」
「夢にも出てきませんか?
シルビアは、きっと、父さんたちが探しにくることを望んでいたのに。」
「ああ。夢にも出てこないよ。俺たちの中には、シルビアは存在しない。」
「そうですか。俺は忘れられません。
俺が一緒に行ってたら、絶対にシルビアを忘れることはなかったのに、、、。
夢に出てきますよ。シルビアは、探してほしいとずっと僕に言ってきます。」
「、、、忘れろ!いいな。」と怒って言う。
「父さん。留学をさせてもらえませんか?
ここに居たら、シルビアのことを探します。忘れるためにも留学し、勉学に打ち込みたい。
カノンがいたら、この家は、大丈夫でしょう。」
「わかった。手配しよう。」と父はほっとした顔をした。
「いえ。自分で手配しますので、お気になさらないでください。」
ルイは、自分で、留学の手配をした。やっと
留学ができる年齢に達した。
これからは、親の力を使わなくてもいい。
自分でなんでもやってもいい、、
かなり遅くなったけど、諦めない。
もしかしたら、、侯爵にいたら、帰ってくるかもしれないと淡い期待していた。
シルビアは、絶対生きている。
夢出てくるのは、探してほしいからだ。絶対諦めない。
留学先は、シルビアを探すために、インタ帝国にするに決まってるけど、バレて邪魔されると困るので、ルーズ王国に留学することにした。
母もカノンがいるから、俺が留学しても、何も言わなかった。
誰も俺の留学先について聞いてこなかった。
なので、あえて言わなかった。
本当にカノンことしか頭にないようだ。
侯爵を継ぐ気にはなれなかった。
俺は、シルビアを見捨てた家を守りたいと思わなかった。
できたら、帝国で、仕事を見つけて、移住しようと思っていた。
このまま帰らないつもりで、留学をした。
カノンの状態では、嫁にはいけない。あんなに好き放題してるのに、嫁ぐなんて無理だろう。
だから、侯爵の名を使って、婿に来てもらうのがいい。両親もその方が幸せだろう。
とにかく、早く、シルビアを探したい。
自分で見つけて、安心させたい。
父上が探しても見つからないのなら、
誰かに助けてもらっているに違いない。
悪い人じゃないといいけど、、、
シルビア待っていて、、絶対探し出す。
と決意した。
留学し、その後毎日探したけど、
見つからなかった。
それでもルイは諦めなかった。
「シルビアに会いたい」
留学して、3年が経っていた。
シルビアがいなくなって、6年が経っていた。
もうあの時のシルビアじゃないよな。
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