【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

華蓮

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第1章  アリスとユーリ

留学生

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留学生だけは、わたしに対しての対応が違った。

ワイドサイド国のエリナ王女とカリーナ侯爵令嬢とインタ帝国のユーリとは仲良くなれた。。
ユーリのお姉さんのセントレア様とも仲良くなれた。 


インタイ語は、帝国の言葉で、必要だけど、我が国の学園では、あまり使われない。

覚えるためには、母国語を使えない方がいいから、、
でも、話したくなる時はある。
たまたま、すれ違った時に、インタイ語を聞き取った。。
困っていたようで、、
「あちらにありますよ。」
と伝えて去ろうとした。。

「貴方は、インタイ語を話せるの?名前は?クラスは?」

「エリナ王女様。私は、一学年上のムーンライト伯爵令嬢のアリスと申します。」

「ムーンライト伯爵だと、サリー様が、同じ学年ですわ。王女さま。」

「サリーのお姉様なのね。雰囲気が違うわ。」

いつものことで、サリーのが人気だから、王女様も、みんなと同じでしょ、、、

「あの、、私がインタイ語を話せることは、内緒にしていただけると助かります。」
とインタイ語で会話をしていた。

そこに、ユーリもやってきて。
「アリス。インタイ語を話せるんだね。」

「少しだけ」と言って、その場を去った。。



アリスは自分が話せることは、親にバレるとまた怒られるから、少し聞き取れるだけ。ということにしておいた。

勉強は、裏切らないから、私は陰ながら勉強をしていた。学園の勉強ではなく、隣国の語学を勉強し、翻訳ができるようになっていた。
もちろん内緒である。留学生の方々は、わざわざ誰かに言うわけではないので、、安心できた。



その日から、王女様とカリーナ様は、お茶に誘ってくれるようになった。

「アリス。貴方と友達になりたいの。」

「でも、、妹の方が、歳も一緒ですし、人気ありますから、、」

「わたしは貴方と話をしたいの。噂の印象とは違うわ。だから、わたしは自分で判断したいの。」

「わたしはあまり楽しい話を知りません。」

「気にしなくていいのよ。話し相手になってくれたら、、」

「あの、、でしたら、ワイドサイド語を使ってもよろしいでしょうか?ワイドサイド語は、翻訳は、できるのですが、、会話は難しくて、、、」

「アリスは、他に話せるのは?」

「えーと。ダイジェ王国も少しだけ、、」

「ほんとに?私の婚約者が、ダイジェ王国の王子なの。。私も勉強中で、もし良かったら一緒に勉強しない?だめかな?一人だとなかなか上達しなくて、、、」

「王女様がよろしければ、、、」

「これからは、王女って呼ばないでね。エリナでいいわよ。」

「エリナ様。頑張りましょう。」

と3人は、放課後、よくお茶しながら話すことになった。





ユーリは、同じクラスで、よく話をしてた。

偶然通ったことで、インタイ語が話せることがバレた。
「ユーリごめん。内緒にしておいて、、」
「そのかわり、家に来て、勉強しないか?」
「なぜ?」
「お前は、勉強できないじゃないよな。だから、学園では習わないことを勉強するのはどうだ?」
「いいの?」

「早速、今日からうちにおいで、、」

放課後、ユーリの留学中に住んでいる家に行った。
「いらっしゃい。ユーリの姉のセントレアよ。」
「はじめまして、アリス、ムーンライトです。」

「アリス、私の話相手になってくれる?」
「私なんかでよろしいのでしょうか?」

「インタイ語で話をしたくても、周りにはいなくてね。ユーリと話をしてても面白くないし、、」

「私でよければ、、」

セントレア様とは、インタイ語で、いろんな話をした。ついでにマナーも教えてもらった。国によっていろいろ違って楽しかった。。
放課後は、セントレア様とエリナ様と交代で、お茶をした。

家に帰る時間が遅くてほっとしてた。。







留学生のエリナ王女とカリーナ様は、留学期間が終わり、帰ることになった。

寂しくなる。
エリナ王女から、お礼にとガラスペンをもらった。とても綺麗な色で、書きやすかった。

アリスと過ごせた日々楽しかったわ。
また会えるといいな。

とエリナ王女は、国に帰って行きました。。



そして、ユーリもセントレア様も留学期間が終わって、国に帰って行った。。

ユーリとは、色んなこと話せて楽しかった。







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