【完結】7婚約者を妹に奪われ、勘当された令嬢は、隣国で、皇太子の左腕になる。

華蓮

文字の大きさ
上 下
7 / 61
第1章  アリスとユーリ

久しぶりの出会い

しおりを挟む
執務室に向かった。
久しぶりにユーリに会えることが嬉しかった。

「ユーリ。今日から、お前と一緒にはたらいてもらう者を連れてきたぞ。」

「はじめまし、、、」

「アリス?」

「ユーリ久しぶりね。あなたにあえて嬉しいわ。」

「アリスがなぜここに?お前結婚するんじゃなかったのか?」

「色々と、、」

「ユーリ。今日は、仕事はほとんどないだろ。今から休んでいいよ。アリスと久しぶりの再会だから、話したいことあるだろ。」

「でも、、」

「いつもお前には、働いてもらってるから、明日からアリスも来るから、今日の少しの遅れは、戻るだろ。」

「ありがとうございます。アルビート様。」

「アリスも明日から頑張ってくれ。今日は、ユーリにいろいろと教えてもらって。」

「ユーリ。住む場所を一緒に探してくれる?私分からなくて、、」

「そーか。アリスは、きたばっかだったな。ユーリ。お前の家に住まわしてあげろ。アリス一人暮らしはダメだ。」

「私、、平民ですから、、、」

「アリス。一人暮らしは絶対だめだ。うちの姉を覚えてるか?」

「はい。セントレア様ですよね。」

「アリスに会いたいって言ってたから、喜ぶよ。」

では、とりあえずご挨拶を、、とユーリの家に行った。
めっちゃ大きい家だった、、、

「ユーリ爵位は?」

「えーと。公爵。」

、、、、

留学中は、騎士だったから、、気楽に話してたのに、まさかの公爵、、、確かに、ちゃんとしたから、、、
ん?そんなところに平民の私が、きても良いのかしら?

「私、お邪魔して良いのかしら?」

「大丈夫だよ。部屋は沢山あるから。」

そう言うことじゃなくて、、、



「ただいま。姉貴いる?」

「いますよ。」

「客室に呼んできて欲しい。アリスが来てると言ってくればいい。」


その後すぐに、足音が、、、

「アリス!!会いたかったわ。どうしたの?」と抱きしめられた。

「えーと、、」

「姉貴、、少し落ち着いてくれ。」

「だってアリスに会いたかったもん。やっと会えたのよ。いつまでいるの?」

「えーと。ずっと。」

「?どうゆうこと。」

「今から話を聞くから、姉貴は落ち着いて、座ってくれる?」

「わかりました。」



「なぜこの国に?」

「婚約者と婚約破棄になりまして、、、」

「どういう理由?」

「妹と愛し合ってるそうで、私は邪魔らしいです。両親も私より妹のが可愛いと昔から言っていたので、私は家を出ることになり、平民になりました。
あの国には、帰りたくないので、ギルドマスターの紹介により
皇太子様の通訳の仕事をすることになりました。」

「そーゆうことなのね。で。我が家には、、」

「まだ住む部屋がないので、ユーリ様に探していただこうとおもっており、セントレア様が私に会いたいということなので、伺いました。」

「アリス。嬉しいわ。あなたは、この家に住みなさい!仕事は、ユーリと一緒に行けばいい。」

「でも、、私は平民ですから、公爵家にお世話になるわけには、、」

「アリス。私はあなたのことを好きなのよ。あの国いる以上会えないと思っていたのに、今会えた。こんな嬉しいことはないの。」

「遠慮なんてする必要ないわ。平民が気になるなら、我が家の養子になればいい。」

「姉上、、それは、、」

「あっそうだったわね。。ごめん.」

「気にしないでいいから、ユーリと私に甘えなさい!!」

「部屋を探したら、公爵家の力を持って潰します。」

「姉さん、、、」

「ごめん.それぐらいここにいて欲しいの。それにアリス痩せたでしょ、、、髪も傷んでる、、、」

「仕事が終わったら、毎日つきってもらうわよ。女の時間を、、、」

断る理由もなく、、
「では、お言葉に甘えて、、、」

「交渉成立!!ケーキを食べる?何が好き?」

「なんでも甘いものは好きなんです!!」

「じゃあ.チョコケーキを用意してもらうわ。」と部屋を出て行った、、

「ごめん、、姉貴が、、、」

「嬉しいです。セントレア様にここまで気にかけてもらえるなんて、、、」

「姉貴が戻ってきて、ティータイムをゆっくりしてから、部屋の案内するね。。もうすぐ戻ってくるから、、」


「はい。ユーリありがとうね。」

「アリス。チョコケーキとフルーツタルトがあったわ。二つとも食べれる?」

「はい。久しぶりのケーキなので食べたいです!!」

「え?」

「私家では、あまり甘いものを食べさせてもらってないから、、食べたくて、、、」

「そうだったの、、、ここにいる以上ケーキは、毎日一つ食べましょう。アリスの体は、もう少し太ったほうがいいから。」

「沢山食べましょ。ユーリ。アリスを借りるわね。」

「姉さんほどほどに。部屋の準備ができたら呼びにくるね.」

ユーリは部屋を出て行った。

「さぁ。お庭に行きましょ。」

「セントレア様。。ありがとうございます。」

「アリス。お姉様って呼んでほしい。」

「はい。お姉様。」

とお庭でゆっくりと2人で、女同士の時間を楽しんで。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!

宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。 そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。 慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。 貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。 しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。 〰️ 〰️ 〰️ 中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。 完結しました。いつもありがとうございます!

婚約破棄をされた悪役令嬢は、すべてを見捨てることにした

アルト
ファンタジー
今から七年前。 婚約者である王太子の都合により、ありもしない罪を着せられ、国外追放に処された一人の令嬢がいた。偽りの悪業の経歴を押し付けられ、人里に彼女の居場所はどこにもなかった。 そして彼女は、『魔の森』と呼ばれる魔窟へと足を踏み入れる。 そして現在。 『魔の森』に住まうとある女性を訪ねてとある集団が彼女の勧誘にと向かっていた。 彼らの正体は女神からの神託を受け、結成された魔王討伐パーティー。神託により指名された最後の一人の勧誘にと足を運んでいたのだが——。

側妃ですか!? ありがとうございます!!

Ryo-k
ファンタジー
『側妃制度』 それは陛下のためにある制度では決してなかった。 ではだれのためにあるのか…… 「――ありがとうございます!!」

公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌

招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」 毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。 彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。 そして…。

もう私、好きなようにさせていただきますね? 〜とりあえず、元婚約者はコテンパン〜

野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「婚約破棄ですね、はいどうぞ」 婚約者から、婚約破棄を言い渡されたので、そういう対応を致しました。 もう面倒だし、食い下がる事も辞めたのですが、まぁ家族が許してくれたから全ては大団円ですね。 ……え? いまさら何ですか? 殿下。 そんな虫のいいお話に、まさか私が「はい分かりました」と頷くとは思っていませんよね? もう私の、使い潰されるだけの生活からは解放されたのです。 だって私はもう貴方の婚約者ではありませんから。 これはそうやって、自らが得た自由の為に戦う令嬢の物語。 ※本作はそれぞれ違うタイプのざまぁをお届けする、『野菜の夏休みざまぁ』作品、4作の内の1作です。    他作品は検索画面で『野菜の夏休みざまぁ』と打つとヒット致します。

愛を知らないアレと呼ばれる私ですが……

ミィタソ
恋愛
伯爵家の次女——エミリア・ミーティアは、優秀な姉のマリーザと比較され、アレと呼ばれて馬鹿にされていた。 ある日のパーティで、両親に連れられて行った先で出会ったのは、アグナバル侯爵家の一人息子レオン。 そこで両親に告げられたのは、婚約という衝撃の二文字だった。

覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―

Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

処理中です...