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メイカside
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幼い頃、シリアル様は、好きな人と幸せに過ごせることが夢だと話くれてた。
両親から愛情がないシリアル様は、他人である私と私の母からしか愛情を受けていない。
だから、愛する人と幸せになりたいと願う心は人一倍強かったのに、
すでに側妃がいる相手に嫁ぐことになった。
あの公爵に断ることもできない。
シオリーナ様は、もう婚約者もいて、公爵を継ぐことになっているから、シリアル様は、公爵から出ないといけない、王族相手に拒否もできない。
王太子が、シリアル様に愛情をくれたらいいけど、、、、
嫁ぐ前に、部屋には嫁入り道具が用意されるもの。
鏡台は、女性には、必要なもの。結婚する時には新調するものだった。
でも、公爵は、何一つ用意をしてくれなかった。
「お父様は、公爵と王族の繋がりが欲しいと言っていたのに、私は手ぶらで、嫁ぐのかしら?よくわからないわ。」
「そうですね。こちらで手配しておきますから、安心して下さいね。」
メイカは怒りを隠して、用意をした。
王宮の家具のこともあるので、とりあえず鏡台と必要最小限のドレスと宝石は、用意をした。
嫁ぐ日、、、
誰の見送りもなかった。
「本当に今日だよね?」と不安になってるシリアル様。
私も流石にびっくりした。
私は公爵と公爵夫人に挨拶に行った。
「今日、シリアル様が王宮へ嫁ぎます。今までお世話になりました。」
「メイカ。これから、お前の給料は、シリアルからもらいなさい。王宮から王妃手当てを貰うだろうから、そこから貰えばいい。お前は、もう公爵とは関係ない人間だ。」
「あの、、シリアル様のお見送りは?」
「馬車に乗っていけば、王宮に着くだろ?それぐらい1人でいけるだろ?」
「そうよ。王宮まで、1人いきなさい。私たちは、今から、シオリーナの婚約者がくるから、そちらで忙しいの。」
「シリアル様嫁ぐのですが、お見送りもなしなのですか?」
「そうね。もう来るから。。」
「あの最後に一つ聞いてもよろしいですか?」
「なんだ。」
「シリアル様は、公爵、公爵夫人にとって、どのように感じているのでしょうか?シオリーナ様との違い、、、」
「シオリーナは、優秀で可愛い。甘え上手。その反面シリアルは、笑顔もないし、甘えない。居なくなってせいせいする。もういいだろ?早く王宮へ行け。」
メイカは、びっくりしたけど、その事実をシリアル様には話せない。
その分私が守るけど、王太子が愛してくれるといいけど、、、
王宮には、馬車に乗って、向かった。
その馬車は、公爵が用意したものではなかった。
公爵が用意したものは、公爵邸で、一番古い馬車であった。
シリアル様を捨てると言ってるようだった。
シリアル様には、
「馬車が壊れたので、馬車を借りた。」
と言って、いつも領地に行く時に借りる馬車屋の一番いい馬車を借りて、王宮に向かった。
王宮に着くと、、、、
まさかの、王太子は、側妃を連れてベタベタしている。
初めから拒否されている。
部屋に案内されたら、何もない。
しかも、私は夜、この部屋に来ては行けないという。
カデン様の親戚であり、一番カデン様から信頼を受けているメイド長。
少し、王宮の様子を見て手を打たないといけない。。シリアル様を守らないといけない。なんで、シリアル様は、こんな目に遭うわけ?
王宮に来て、次の日にもう公務だった。
シリアル様は、一日中、執務室にこもり、食事は軽食。
やっと終わった頃には、夕食を、食べる時間を終わっていた。
「今日は、流石に疲れたわ。夕食は、チェリーがいい。」
シリアル様は、疲れたとは滅多に言わない。
初日から、疲れたって、、、大丈夫のか?夜寝れてるか?心配だけど、私は入れない、、、
シリアル様に聞くと、
「大丈夫。公爵邸と変わらないわ。」
と笑顔で言う、、、
両親から愛情がないシリアル様は、他人である私と私の母からしか愛情を受けていない。
だから、愛する人と幸せになりたいと願う心は人一倍強かったのに、
すでに側妃がいる相手に嫁ぐことになった。
あの公爵に断ることもできない。
シオリーナ様は、もう婚約者もいて、公爵を継ぐことになっているから、シリアル様は、公爵から出ないといけない、王族相手に拒否もできない。
王太子が、シリアル様に愛情をくれたらいいけど、、、、
嫁ぐ前に、部屋には嫁入り道具が用意されるもの。
鏡台は、女性には、必要なもの。結婚する時には新調するものだった。
でも、公爵は、何一つ用意をしてくれなかった。
「お父様は、公爵と王族の繋がりが欲しいと言っていたのに、私は手ぶらで、嫁ぐのかしら?よくわからないわ。」
「そうですね。こちらで手配しておきますから、安心して下さいね。」
メイカは怒りを隠して、用意をした。
王宮の家具のこともあるので、とりあえず鏡台と必要最小限のドレスと宝石は、用意をした。
嫁ぐ日、、、
誰の見送りもなかった。
「本当に今日だよね?」と不安になってるシリアル様。
私も流石にびっくりした。
私は公爵と公爵夫人に挨拶に行った。
「今日、シリアル様が王宮へ嫁ぎます。今までお世話になりました。」
「メイカ。これから、お前の給料は、シリアルからもらいなさい。王宮から王妃手当てを貰うだろうから、そこから貰えばいい。お前は、もう公爵とは関係ない人間だ。」
「あの、、シリアル様のお見送りは?」
「馬車に乗っていけば、王宮に着くだろ?それぐらい1人でいけるだろ?」
「そうよ。王宮まで、1人いきなさい。私たちは、今から、シオリーナの婚約者がくるから、そちらで忙しいの。」
「シリアル様嫁ぐのですが、お見送りもなしなのですか?」
「そうね。もう来るから。。」
「あの最後に一つ聞いてもよろしいですか?」
「なんだ。」
「シリアル様は、公爵、公爵夫人にとって、どのように感じているのでしょうか?シオリーナ様との違い、、、」
「シオリーナは、優秀で可愛い。甘え上手。その反面シリアルは、笑顔もないし、甘えない。居なくなってせいせいする。もういいだろ?早く王宮へ行け。」
メイカは、びっくりしたけど、その事実をシリアル様には話せない。
その分私が守るけど、王太子が愛してくれるといいけど、、、
王宮には、馬車に乗って、向かった。
その馬車は、公爵が用意したものではなかった。
公爵が用意したものは、公爵邸で、一番古い馬車であった。
シリアル様を捨てると言ってるようだった。
シリアル様には、
「馬車が壊れたので、馬車を借りた。」
と言って、いつも領地に行く時に借りる馬車屋の一番いい馬車を借りて、王宮に向かった。
王宮に着くと、、、、
まさかの、王太子は、側妃を連れてベタベタしている。
初めから拒否されている。
部屋に案内されたら、何もない。
しかも、私は夜、この部屋に来ては行けないという。
カデン様の親戚であり、一番カデン様から信頼を受けているメイド長。
少し、王宮の様子を見て手を打たないといけない。。シリアル様を守らないといけない。なんで、シリアル様は、こんな目に遭うわけ?
王宮に来て、次の日にもう公務だった。
シリアル様は、一日中、執務室にこもり、食事は軽食。
やっと終わった頃には、夕食を、食べる時間を終わっていた。
「今日は、流石に疲れたわ。夕食は、チェリーがいい。」
シリアル様は、疲れたとは滅多に言わない。
初日から、疲れたって、、、大丈夫のか?夜寝れてるか?心配だけど、私は入れない、、、
シリアル様に聞くと、
「大丈夫。公爵邸と変わらないわ。」
と笑顔で言う、、、
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