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カデンの運命2
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「シリにしたことは許せないんだよね。」
「何で、正妃に贈ったものを全て側妃が独占してるの?
王太子妃の部屋に側妃がいるの?」
「私のこと愛しているのでしょう。みんな言ってるもの。」
「みんな?それは、伯爵派の人だよね?後から聞いたけど、あのお披露目の時の噂でしょう?
シリアルは、国の色である紫のドレスにしてくれて、その上から私の色の金のレースをかぶせてくれた。
しかも、アクセサリーは、ダークサファイア。国の色の銀と私の瞳の色とシリアルの瞳の色を掛け合わせた色だった。」
「私は、あなたの色。金色のドレスにベニトアイトを使いました、」
「そうだね。金色の派手なドレスにびっくりしたよ。キラキラ光って目が痛かった。それにベニトアイトは、希少宝石だ。なかなか輸入出来ないものだよね?」
「私の実家ならできます。」
「そう。伯爵の力を示したんだよね。
一方シリアルの宝石は、ダークサファイア。まだ、一般的に有名でなく、輸入しやすく、価格も手頃。なので、鉱山ごと買うことができた。」
「それでは、価値がありませんよ。」
「なに言ってるの?価値は上がるよ。
いずれ国王と王妃の掛け合わせた色。
もしかすると子供は、その目の可能性が高いからね。
今から上がるんだよ。以前よりもう上がってるし、もう規制がかかったからね。これから上がるだろうね。カデンとシリアルの差がわかった?」
「私のが価値のあるものですわ。」
「価値はあるよね。でも、財力、権力がないと買えないよね?」
「だから、バックラー伯爵だけ豊かになる。」
「王太子妃として、財力あればいいではありませんか?」
「それではダメなんだよ。側妃が権力を持つことは良くないことがわからないんだ。わかるわけないか。ドレスと宝石さえあればいいんだからね。」
「そんなことないです。私は、、シンスを愛しています。」
「他の男と関係したんだよ。それで、愛していると言われてもな。信じられないよ。」
冷めた目でみた。
カデンにとって、シンスがそんな目をしたのは初めてだった
「シンス。今までと全然違うわ。私のこと、そんな目で見なかった。」
「そうだよね?
私もそれは不思議に思ってるんだよ。
なぜカデンな対して、嫌悪感がなかったのか?
公務ができないことだけでも、私にとっては嫌悪感が出るはずなのに、、、
不思議なんだよ。」
「そんな、、、いつも優しい笑顔で、見てくれましたよ。」
カデン対してどんな顔をしていたかわからない。
笑顔?優しい?
ほんとにんからなかった。
「カイ。俺はどんな顔してた?」
「そうですね。笑顔でしたね。外交でも同じような笑顔でした。」
「そうよね。わたしには、笑顔をくれたわ。」
「カデンの前でも笑顔だったのか。」
「そうですね。私は、シリアル様と過ごすシンス様を見て、外交の時とは全く違いました。」
「ほらっ。私といる方が、、、」
「いえ。シリアル様といる時のシンス様は、リラックスをしていて、作った笑顔ではありませんでした。心から笑えていました。その笑顔を見て、ほっとしました。シンス様にとって、シリアル様は、癒される存在なのです。」
「そんな、、、」
「確かにシリアルといると嫌な気持ちにならないんだ。心が温かくなる。こんな気持ち初めてで、戸惑ってるんだ。」
「シンス。私は、あなたが好き。。」
「本当にそうかな?カデンが私を見る目は、シリアルとは違うんだよね?」
「どうゆう?」
「シリアルは、私を愛しそうに見る時があるんだ。」
「シンス様、、、待ってください、、、そんな恥ずかしいこと、、、、」
ゆでだこのように真っ赤になっていた。
「ごめんね。気がついていないかと思った?」
「だって、、、そんなにわかるわけないですよ、、、私、公爵教育でも、完璧に顔を作れるんですもの、、」
「ははははっ。可愛いっ。完璧に作れるのに今はダメなんだね?」
「シンス様の意地悪。あなたのことは、公爵教育にはなかったもの、、、」
「シンス様!そこまでですよ。」
カイがとめてくれた。
「ああ。すまんすまん。でもこれでわかったよね?私はシリアルを愛してるよ。カデンとは、違う気持ちだよ。」
「そんな、、、、」
「少し聞きたいこともあるから、牢屋に行ってくれる?ちゃんと貴族用だから、安心して、、、」
「何で、正妃に贈ったものを全て側妃が独占してるの?
王太子妃の部屋に側妃がいるの?」
「私のこと愛しているのでしょう。みんな言ってるもの。」
「みんな?それは、伯爵派の人だよね?後から聞いたけど、あのお披露目の時の噂でしょう?
シリアルは、国の色である紫のドレスにしてくれて、その上から私の色の金のレースをかぶせてくれた。
しかも、アクセサリーは、ダークサファイア。国の色の銀と私の瞳の色とシリアルの瞳の色を掛け合わせた色だった。」
「私は、あなたの色。金色のドレスにベニトアイトを使いました、」
「そうだね。金色の派手なドレスにびっくりしたよ。キラキラ光って目が痛かった。それにベニトアイトは、希少宝石だ。なかなか輸入出来ないものだよね?」
「私の実家ならできます。」
「そう。伯爵の力を示したんだよね。
一方シリアルの宝石は、ダークサファイア。まだ、一般的に有名でなく、輸入しやすく、価格も手頃。なので、鉱山ごと買うことができた。」
「それでは、価値がありませんよ。」
「なに言ってるの?価値は上がるよ。
いずれ国王と王妃の掛け合わせた色。
もしかすると子供は、その目の可能性が高いからね。
今から上がるんだよ。以前よりもう上がってるし、もう規制がかかったからね。これから上がるだろうね。カデンとシリアルの差がわかった?」
「私のが価値のあるものですわ。」
「価値はあるよね。でも、財力、権力がないと買えないよね?」
「だから、バックラー伯爵だけ豊かになる。」
「王太子妃として、財力あればいいではありませんか?」
「それではダメなんだよ。側妃が権力を持つことは良くないことがわからないんだ。わかるわけないか。ドレスと宝石さえあればいいんだからね。」
「そんなことないです。私は、、シンスを愛しています。」
「他の男と関係したんだよ。それで、愛していると言われてもな。信じられないよ。」
冷めた目でみた。
カデンにとって、シンスがそんな目をしたのは初めてだった
「シンス。今までと全然違うわ。私のこと、そんな目で見なかった。」
「そうだよね?
私もそれは不思議に思ってるんだよ。
なぜカデンな対して、嫌悪感がなかったのか?
公務ができないことだけでも、私にとっては嫌悪感が出るはずなのに、、、
不思議なんだよ。」
「そんな、、、いつも優しい笑顔で、見てくれましたよ。」
カデン対してどんな顔をしていたかわからない。
笑顔?優しい?
ほんとにんからなかった。
「カイ。俺はどんな顔してた?」
「そうですね。笑顔でしたね。外交でも同じような笑顔でした。」
「そうよね。わたしには、笑顔をくれたわ。」
「カデンの前でも笑顔だったのか。」
「そうですね。私は、シリアル様と過ごすシンス様を見て、外交の時とは全く違いました。」
「ほらっ。私といる方が、、、」
「いえ。シリアル様といる時のシンス様は、リラックスをしていて、作った笑顔ではありませんでした。心から笑えていました。その笑顔を見て、ほっとしました。シンス様にとって、シリアル様は、癒される存在なのです。」
「そんな、、、」
「確かにシリアルといると嫌な気持ちにならないんだ。心が温かくなる。こんな気持ち初めてで、戸惑ってるんだ。」
「シンス。私は、あなたが好き。。」
「本当にそうかな?カデンが私を見る目は、シリアルとは違うんだよね?」
「どうゆう?」
「シリアルは、私を愛しそうに見る時があるんだ。」
「シンス様、、、待ってください、、、そんな恥ずかしいこと、、、、」
ゆでだこのように真っ赤になっていた。
「ごめんね。気がついていないかと思った?」
「だって、、、そんなにわかるわけないですよ、、、私、公爵教育でも、完璧に顔を作れるんですもの、、」
「ははははっ。可愛いっ。完璧に作れるのに今はダメなんだね?」
「シンス様の意地悪。あなたのことは、公爵教育にはなかったもの、、、」
「シンス様!そこまでですよ。」
カイがとめてくれた。
「ああ。すまんすまん。でもこれでわかったよね?私はシリアルを愛してるよ。カデンとは、違う気持ちだよ。」
「そんな、、、、」
「少し聞きたいこともあるから、牢屋に行ってくれる?ちゃんと貴族用だから、安心して、、、」
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