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新しい風
しおりを挟む「でもそれでは、職務に支障が、、、」
「本当にそうか?」
「え?」
「メイド達もシリアルをいじめる時間、カデンの話し相手をしていただけではないのか?
メイカとさっきの4人と元々いた2人がいたら回るのではないのか?」
「アオとリンは、私がだいぶ鍛えてました。丁寧で、シリアル様のことを思って仕事をしてくれます。初めに来た3人の令嬢は、ペラペラ話をしてるだけで、何もしてませんでしたよ。」
「でも、、、料理人達は?」
「料理長は、カデンの関係者では無かったな。」
「はい。私は、先代の国王に拾われたものです。あと、見習いが2名は、私が探してきたものです。」
「そう。ならそれ以外は、クビだ。」
「ふん!見習いが残ってもできるわけないだろ?俺たちが必要なはずだ。」
副料理長が、自信満々に言う。
「シンス様。シリアル様の食事は、基本、私が、料理長に頼み用意をしてもらっていました。」
「どうゆうことだ?」
「シリアル様は、基本的に食事の量は少ないです。
初めの方は、職務をして、夕食の時間に間に合わないことがありました。
そうすると「シリアル様は、ここの料理はあわないから、夕食にこないのね」と勝手に判断され、食事が出なかった。」
「食事は部屋でとっていたのは、メイカが食事を用意したからということか?」
「王宮での食事は、
朝は、8時半、
おやつは、10時、
昼は12時、
おやつは、3時、
夜は17時半、
夜食は、20時となっておりますよね?」
「私は、朝6時に食べないと間に合わないから早く食べている。夜は、週末だけ、5時半に食べてるな。
料理長。この1週間は、耐えてくないか?
そして、今まで時間を変えて欲しい。」
「今後シリアル様のと一緒にされると言うことでよろしいのでしょうか?」
「もちろんだ」
「シリアル様も朝は、シンス様と同じぐらいですが、夜は、20時ごろでしたが、、、」
「シンス様の時間で大丈夫です。」
「朝は6時、昼は12時は、重めにして、夕食は、19時、簡単なものでいい。」
「おやつは?」
「料理長、私は、フルーツを3時に用意していただけると助かります。街の八百屋さんに、朝の野菜と一緒に持ってきてもらいます。」
「良いのですか?おやつは、、」
「えーと。今までもおやつは食べていませんよ。」
「どうゆうことですか?シリアル様の分も用意してあったはずですが、、、メイド長!」
「もちろん。
シリアル様のおやつは、ありませんよ。職務ばかりで必要ありませんよ。」
「なんでことを、、、シリアル様申し訳ございません。私は何も知らなくて、、、」
「料理長、新体制になったらあなたの自慢のお菓子をいただくわ。」
「なぜ?私が、、」
「手のタコは、泡立て器を使ってるからではないの?」
「シリアルさま、、、」
料理長は感動していた。私の手を見ただけでわかるなんて、、
「修道院や孤児院でお菓子を作るとそこが痛くなるからそーかなと思っただけよ。楽しみにしてるわ。」
「くそ、、」
他の料理人達は、苛立っていた。
自分達の選択が間違っていたと、、
「俺たち、文官達もですか?」
「もちろん。
シリアルが来た時に、仕事をふっていたではないか?
それに、シリアルが本気で仕事をしてくれたら、別に大丈夫なのではないか?
一時的だけどな。」
「大丈夫ですわ。私、まだまだ余裕ですもの。シンス様のためなら本気を出しますわ。
初めて職務をした時は、書類を見たばかりだったから時間がかかりましたもの。。
今は、もう何度か書類を拝見していますから、大丈夫ですわ。」
「バケモノ、、」
「あなた達みたいに、幼い頃からゆっくり過ごしていませんもの。
うちはかなり厳しかったのよ。
どんなに逃げ出したかったかしら。
逃げたくても逃げれなかったのよ。
遊んでる人と比べないで欲しいわ。」
「シリアル。ありがとう。もちろん私もするからね。」
「はい。」
王宮からカデン派を辞めさせて、新しい風をいれる。
それなら、シリアルはもういじめられるのことはないはずだ。
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