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シリアルの怒り2
しおりを挟む「シリアル王太子妃。この度は、誠に申し訳ございません。国王を退任させて、幽閉します。それで、この度の事治めてもらえませんか?」
「王妃様。私がそんな事で納得できると思いますか?」
「なぜ?国王の退任ですよ。」
「別に国王の退任なんて、私には関係ないわ。退任しようが続けようともそれは貴方達の国のことでしょう。
違いますか?
私たちの国の王太子が、怪我をさせられた。
その関係者は処刑されるべき事ですよね?」
「そうよね、でもあのウサギは、サリナのものではない。というだけで、その時の証拠のウサギではないから明確ではないわ。」
「そうね。でもその時のウサギはどこに行ったのかしら?
王妃は知っていますか?」
「さあ?」
「メイカ。」
メイカが、ゲージに入ったウサギを持ってきた。
「このウサギは、シンス王太子の馬の前に出てきたうさぎですわ。
液体がかけられていました。」
「、、、、」
顔色が悪くなる王妃。そして、サリナ。
「メイカ。そのウサギを放って、、、」
うさぎが飛び出して、、サリナに向かって一直線に走って飛びついた。
サリナはその瞬間、払い除けた。
「私のウサギではない」
ウサギは、下に打ち付けられた。。
そう叩き落としたのだ。。
ウサギが、飛びつくのは、懐いたものだけとみんなが知っていた。
でも、サリナは、叩き落とした。
ウサギは、震えていた、、、
そのウサギをシリアルは抱き上げた。、
「かわいそうに。大丈夫よ。
ウサギさん。貴方の主は、貴方を忘れてしまったわ。私が貴方の主になってもいいかな?」
と優しく包み込んだ。
うさぎも落ち着いて、震えが止まった。
「サリナ。叩きつけるなんて酷いわね。ウサギを可愛がっていたのにね。
もうみなさんがみましたわ。
ウサギが、貴方に向かって一直線に飛びついたこと、、、逃げれませんわ。
可愛がっていたうさぎも捨てて、、、」
「そんな、、、、」
「別に処刑なんて興味はないわ。それもそちらの国の問題。わたしには関係がない。
さて、ワイマール共和国とカンター王国の境にある鉱山を全てカンター王国のものにしてもらうわ。」
「それは、、、」
「カデンの頼みを聞く国。よほどバックラー伯爵から、恩恵があったのね。
ねえ。王妃。その宝石は、カンター王国とワイマール共和国の境にある鉱山から取れたのでしょう。」
「これは私たちの国の別の鉱山のものよ。」
「その宝石は特殊で、あの鉱山がとれるものよ。」
「違うわ。」
「鑑定しましょうか?」
「、、、、、」
「あの鉱山は、正式には、3分の2が、カンター王国のものよ。そこから採れた宝石も同じと言うわけはわかってるよね?
今まで持って行った分、全て返してもらうかお金で払ってもらうかにしてもらうわ。」
「そんなの3分の1はうちの分よ。」
「その3分の1は、まだ手がついていない。カンター王国の方から鉱山を掘っていた。」
「それでもあの鉱山うちのものよ。発掘量なんでわからないはずよ。」
「わからないわけないでしょう。証拠ないのに、そんなこと言うわけないわ。」
「、、、、」
「王妃。私を甘く見ないで下さいね。
私が、カデンの関係者がいる国に視察に行くのに調べないわけがないでしょう。何かしてくるとは思ったけど、まさか王太子を怪我させるなんてね。」
「、、、、、」
「私はここで失礼しますね。」
「あとは、メイカに任せるわね。カイを呼んでくるわね。」
シリアル様には何も言ってないのに、私が何かをする事を知っている。
しかもカイを呼んでくるって、、、
シリアルが出ていき、しばらくすると
カイがやってきた。
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