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カデンside
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カデンside
私、カデンは、バックラー伯爵の娘として生まれた。
父と母は、幼なじみで、ずっと一緒に居たから、そのまま結婚することになった。
母は、いつも綺麗なドレスに宝石をまとっていた。
母みたいになりたいと幼い頃から思っていた。
母は、いつも父から、ドレスを贈ってもらっていた。
母は、厳しかった。女の子なんだから、マナーをきちんとしましょうと言ってた。
私は、勉強するのは嫌い。よく逃げていた。
母が、心配になって、父に相談したらしく、しばらくすると王宮に父と一緒に行くことが多くなった。
そこで知り合ったのが、シンス。
シンスは、カッコよかった。ひと目見て、好きになった。
母は、シンス様を好きになれば、カデンはマナーを習得してくれると信じていた。
ある日、母は流行病にかかり、この世を去った。
母と王妃は、親友だった。
母と違い王妃は、王宮に行く度に、私を甘やかしてくれた。
勉強もマナーもしなさいとは言わなかった。
ただ、甘やかしてくれた。
とても居心地が良くて、本当の母のように慕っていた。
本当の母が亡くなっても私は、悲しくなかった。
王妃様が居たから。
母が亡くなってから、王妃様は、ますます甘やかしてくれた。
シンスとは、おなじみの関係のまま、婚約者になった。
父と母と同じような道に進むと思っていた。
シンスとは、一緒にいることは多かった。いや 。私がつきまとった。
シンスは、奥手で、私との距離があるように感じた。
「もう少しマナーを学んでくれないかな?」
「帝国語を学んでほしい。」
「本のプレゼントだよ。」
国王様や王妃様と違い、シンスは、要求してくるようになった。
それが嫌で、泣くことを覚えた。
泣けばシンスは、どうしたらいいかわかりなくなり、許してくれた。
でも、シンスは、外交に行く時、私を置いて行っていた。でも、その間にドレスを作って良いと言われ、お土産を買ってきてくれたので、外交でいなくても良かった。
私は、シンスの奥様として、子供を産むことだけを考えていた。
婚約者の時に迫ったら、、
「結婚してからじゃないとダメだよ。王太子妃になる時に乙女であるか?検査されるよ。だから、王太子妃になってからだよ。」と言われた。
それからしばらくすると、
正妃ではなく、側妃ではどうかと提案された。
カデンは、王妃教育をしていないから、正妃は難しいよとシンスから伝えられた。
カデンは、側妃でも、王太子妃と同じ扱いだと思っていた。それは、メイド長も一緒だった。
王太子の妃だから、2人いても問題ないと判断した。
側妃なら、公務もしなくていい、ただ、愛される存在だけでいいと。
王妃にも相談はしたところ、
「そうね。公務をするだけの正妃なんだから、あなたはシンスに愛されればいい。公爵にも公務をするだけと念を押しおくわ。よその国でも、正妃より側妃が愛されることが多いのよ。」
王妃にも良いことしか言われなかったが、この王妃には、学力がないことをカデンは知らなかった。
カデンは、王妃にも認められたから、シリアルに牽制をかけた。
「愛される存在は、私。あなたは私の嫌なことをするための存在」と言った。
その時のシリアルの顔を見ると私は、心が落ち着いた。
シリアルをいじめるのは、楽しかった。
エスカレートしていくのもわかったけど、シリアルは、表情をあまり出さないから、想像をしてた。いじめてる自分に酔っていた。
ただ、シンスは、変わらなかった。
せめて、シリアルがいる時だけは、イチャイチャしたかった。
シンスも拒否しなかった。
私の言うことは、聞いてくれた。
でも、なぜが子作りだけは、してくれなかった。
「王太子妃と子供を作る。」
言っていた。
私も王太子妃の1人なのに、、、
シンスは、初めてだから、緊張してるのね。媚薬を使えば、いいわ。
一度、経験したら、何回も抱きたくなるはずよ。
胸を大きくするために、牛の乳飲み、発酵した豆を食べ、マッサージをしたんだから、おかげで、私の胸は、魅力的になった。
国王の挨拶周りが決まり、私はまた、置いてけぼりになった。
その前に、媚薬を持った紅茶を飲ませたのに、シャンパンが美味しいし、なかなかこないシンスにイライラしていたら、いつの間にか全部飲み干し、眠ってしまった。失敗した。
急遽、メイド長に私を連れて行くように進言するように言った、、、
公務ができないことを理由に連れて行ってくれなかった。
寂しかった。
シンスがいなくなってから、アデルを中心に動き出してきた。
今まで甘やかしてくれた周りの人が、私と距離を置いた。
いや。離されたと言っていい、、、
「王太子も王太子妃もいませんので、手伝ってください。遊んでいないで、マナーでも学んでください。」
うるさくなってきた。
今まで、ゆっくり過ごしていたのに、、、
こんな生活は嫌。早くシンスが帰ってきて、子作りをしたい。
子を作れば、私がまた遊べるわ。
子は、乳母を用意し、正妃の子として育っていけば問題ないわ。
私は、産むだけで良いんだもの。。
はやく、シリアルが帰ってきたらいいのに、、ストレスが溜まってきた。はやくいじめたいわ。
あのシリアルの顔を見るとスッキリするのよね。
私、カデンは、バックラー伯爵の娘として生まれた。
父と母は、幼なじみで、ずっと一緒に居たから、そのまま結婚することになった。
母は、いつも綺麗なドレスに宝石をまとっていた。
母みたいになりたいと幼い頃から思っていた。
母は、いつも父から、ドレスを贈ってもらっていた。
母は、厳しかった。女の子なんだから、マナーをきちんとしましょうと言ってた。
私は、勉強するのは嫌い。よく逃げていた。
母が、心配になって、父に相談したらしく、しばらくすると王宮に父と一緒に行くことが多くなった。
そこで知り合ったのが、シンス。
シンスは、カッコよかった。ひと目見て、好きになった。
母は、シンス様を好きになれば、カデンはマナーを習得してくれると信じていた。
ある日、母は流行病にかかり、この世を去った。
母と王妃は、親友だった。
母と違い王妃は、王宮に行く度に、私を甘やかしてくれた。
勉強もマナーもしなさいとは言わなかった。
ただ、甘やかしてくれた。
とても居心地が良くて、本当の母のように慕っていた。
本当の母が亡くなっても私は、悲しくなかった。
王妃様が居たから。
母が亡くなってから、王妃様は、ますます甘やかしてくれた。
シンスとは、おなじみの関係のまま、婚約者になった。
父と母と同じような道に進むと思っていた。
シンスとは、一緒にいることは多かった。いや 。私がつきまとった。
シンスは、奥手で、私との距離があるように感じた。
「もう少しマナーを学んでくれないかな?」
「帝国語を学んでほしい。」
「本のプレゼントだよ。」
国王様や王妃様と違い、シンスは、要求してくるようになった。
それが嫌で、泣くことを覚えた。
泣けばシンスは、どうしたらいいかわかりなくなり、許してくれた。
でも、シンスは、外交に行く時、私を置いて行っていた。でも、その間にドレスを作って良いと言われ、お土産を買ってきてくれたので、外交でいなくても良かった。
私は、シンスの奥様として、子供を産むことだけを考えていた。
婚約者の時に迫ったら、、
「結婚してからじゃないとダメだよ。王太子妃になる時に乙女であるか?検査されるよ。だから、王太子妃になってからだよ。」と言われた。
それからしばらくすると、
正妃ではなく、側妃ではどうかと提案された。
カデンは、王妃教育をしていないから、正妃は難しいよとシンスから伝えられた。
カデンは、側妃でも、王太子妃と同じ扱いだと思っていた。それは、メイド長も一緒だった。
王太子の妃だから、2人いても問題ないと判断した。
側妃なら、公務もしなくていい、ただ、愛される存在だけでいいと。
王妃にも相談はしたところ、
「そうね。公務をするだけの正妃なんだから、あなたはシンスに愛されればいい。公爵にも公務をするだけと念を押しおくわ。よその国でも、正妃より側妃が愛されることが多いのよ。」
王妃にも良いことしか言われなかったが、この王妃には、学力がないことをカデンは知らなかった。
カデンは、王妃にも認められたから、シリアルに牽制をかけた。
「愛される存在は、私。あなたは私の嫌なことをするための存在」と言った。
その時のシリアルの顔を見ると私は、心が落ち着いた。
シリアルをいじめるのは、楽しかった。
エスカレートしていくのもわかったけど、シリアルは、表情をあまり出さないから、想像をしてた。いじめてる自分に酔っていた。
ただ、シンスは、変わらなかった。
せめて、シリアルがいる時だけは、イチャイチャしたかった。
シンスも拒否しなかった。
私の言うことは、聞いてくれた。
でも、なぜが子作りだけは、してくれなかった。
「王太子妃と子供を作る。」
言っていた。
私も王太子妃の1人なのに、、、
シンスは、初めてだから、緊張してるのね。媚薬を使えば、いいわ。
一度、経験したら、何回も抱きたくなるはずよ。
胸を大きくするために、牛の乳飲み、発酵した豆を食べ、マッサージをしたんだから、おかげで、私の胸は、魅力的になった。
国王の挨拶周りが決まり、私はまた、置いてけぼりになった。
その前に、媚薬を持った紅茶を飲ませたのに、シャンパンが美味しいし、なかなかこないシンスにイライラしていたら、いつの間にか全部飲み干し、眠ってしまった。失敗した。
急遽、メイド長に私を連れて行くように進言するように言った、、、
公務ができないことを理由に連れて行ってくれなかった。
寂しかった。
シンスがいなくなってから、アデルを中心に動き出してきた。
今まで甘やかしてくれた周りの人が、私と距離を置いた。
いや。離されたと言っていい、、、
「王太子も王太子妃もいませんので、手伝ってください。遊んでいないで、マナーでも学んでください。」
うるさくなってきた。
今まで、ゆっくり過ごしていたのに、、、
こんな生活は嫌。早くシンスが帰ってきて、子作りをしたい。
子を作れば、私がまた遊べるわ。
子は、乳母を用意し、正妃の子として育っていけば問題ないわ。
私は、産むだけで良いんだもの。。
はやく、シリアルが帰ってきたらいいのに、、ストレスが溜まってきた。はやくいじめたいわ。
あのシリアルの顔を見るとスッキリするのよね。
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