【完結】14★愛する人と一緒に居たい令嬢は愛人のいる王太子に嫁ぐ。

華蓮

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シリアルの怒り

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シリアルは、広場に行った。

メイカでさえ、感じたことないオーラ。いやもう殺気と言ってもいいぐらいの鋭い気迫、、、

「シリアル様。少し抑えてくださいね。」

「ごめん。。」

息を整えて、ドアを開け、入ったら、

大勢のカデン派がいた。
そして、国王様も座っていた。
その隣に王妃様が、座っていた。

「シリアル様。シンス様は?」と王妃が問いかける。

「はい。体調はよく、今は眠っています。」

「この集まりはなんだ?」と国王が言い放った。

「今回、カンター王国の王太子シンスが、ワイマール共和国で行われた狩りで、負傷し、落馬した件を詳しく教えていただけますか?」

「なにを言っている。ただ、シンス王太子のドジで、落馬したんだろ。」

笑いあっている公爵と伯爵。その他の人たち。これがこの国と実態。


「そう。貴方達は、シンス王太子の責任というわけですね。」

「そうでしょう。うさぎが飛び出できたぐらいで避けれないのは、ドジしか言えないでしょう。」

「国王様、貴方もそのような考えでよろしいでしょうか?」

「ああ。そうだな。たまたまうさぎが出てきて、避けれなかったシンス王太子が落馬した。それだけだ。」

「そう。王妃様の意見もよろしいでしょうか?」

「王妃は関係ないだろ。あの場に居なかったし。」

「国王。。私の発言よろしいですね。」

「ああ」

「シリアス王太子妃。この度は、大変申し訳ありません。
我が国で、シンス王太子を怪我をさせてしまったのは、私たちの責任です。申し訳ありません。」

「王妃なぜ?」

「貴方は国王やはり失格ね。そんなこともわからないの?」

「はあ?」

「我が国で怪我をしたのよ。それがどう意味がわからないわけ。そんな貴族ばかりなの?ハリアー公爵、貴方もそう考えているの?」

「いえ、、私たちは、そのような考えを持っていません。」

「なに?ハリアー公爵裏切るのか?」
とメイリキ公爵が、言った。

「裏切るとは失礼ですね。私がなぜ貴方の味方にならないといけないのですか?甘い蜜を一緒に吸いましたか?」

「、、、、」

「王妃様申し訳ありません。私が狩りに参加しながら、このようなことになりまして、、、」

「報告を」

「狩りの時に、うさぎを放ったのものがいる。うさぎは、餌づけされたものだ。好物の餌をシンス王太子が乗っている馬に投げたらいいだけだ。」

「投げたら不審に思うだろ?」

「弓矢で打てば命中しやすいし、バレにくいな。」

「でも馬が暴れる保証がない。」

「そのうさぎに馬が興奮する香料に塗りつけていたらいい」

「でも落馬は、、、」

「手綱が、ナイフのようなもので、半分ほど切られていた。」

「そんなことあるわけないだろう、、、」

「それができるものが一人いるよね?メイリキ公爵。あの時、馬の管理をしていたのは、公爵家の者だ。」

「嘘だ。」

「証拠が、揃ってるから、、」

「サイクル伯爵のサリナ様が飼っているうさぎは、どこに行かれました?証拠として出してください。」

「サリナ。ウサギを出しなさい。無事実を証明しよう。」
サリナには、、ウサギをすぐに洗い、普段通りにしろって言ってあるから大丈夫かと、、、

「はい。お父様、、」

サリナは、ゲージに入ったウサギを持ってきた。

「このウサギに何か問題がありますか?」

サリナがウサギを出そうとしたら、震えていた。
ウサギは臆病な動物なので、慣れないものが触ると震える。


「あらぁ?なぜ懐かないの?おかしくない?」と王妃が笑っていた。

「サリナ。」

「お父様、私もわからない。」


「メイリキ公爵を筆頭に、クラフ伯爵、サイクル伯爵、キンカ侯爵、ユース侯爵、ション伯爵、シソラ子爵が今のところ関係していることがわかります。
メイリキ派が、全て関係していると私は思っています。詳しくは、後で調べます。」


「そう。ありがとう。」
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