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カデンの最後
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牢屋に行くと
「シンス。私は、カデンよ。あなたが愛したカデンよ。ここから出してよ。」
叫んでいた。
カデンは、昔とは違い、言われないと、カデンとはわからなかった。
俺がカデンに愛がないから、気がつかなかったんだろうな。
シリアルが、そんな状態になっても見つけれる自信があるな。
まぁそんなことにはならないけど、、、、
「おまえは、王妃に手をかけようとした不届き者だ。処刑されるまで待て。」
と冷たく言い放った。
「え?なんで?助けてくれるんじゃないの?」
不思議そうな顔をしていた。
「なぜ?助けないといけない?意味がわからない。
修道院の女が、王妃を男に襲わせ、ナイフで刺そうとした。
それが事実だろ?それに言葉遣い。今は、国王と犯罪者だよ?」
「シリアルが、ファインを連れてきたのよ。
私は、はめられたのよ。
だから、私は仕返しをしただけよ。」
「シリアルは無関係だ。」
「絶対違うわ。私のことが憎かったからよ。」
「なぜ?」
「私が、シンスを独占していたから。」
「別にカデンが独占してわけじゃないよ。
前にも言ったよね?外交は嘘だったって、挨拶回りは本当だけど、その前は違うよ。」
「どうゆうこと?」
「だから、シリアルが倒れたから療養をしていた。誰も知らない場所でね。カデンも知らない場所でね。
2人だけの秘密の場所で、シリアルを抱いた。
まさか抱いてないと思った?
だから、シリアルが嫉妬するわけないよ。」
「嘘よ。挨拶回りの時、別々の馬車で行ったわ。」
「ああ。途中で買い物をしてから、一緒の馬車に乗ったよ。おれがカイと話をしたかっただけだし。
前に言ったけど、お前が媚薬を入れたときな看病してもらったって言ったよな?」
「でも、、シリアルがやったに決まってる。」
「ファインを王宮に来させたのは、俺だよ。俺の知り合いって言ってたよな。」
「え?シンス?嘘!」
「ハニートラップだと思った?
そんなことするわけないよ。
シリアルに嫌われることはしないよ。
俺は王宮に呼んだだけだぞ。
宝石を届けてもらっただけだ。
それを体の関係にしたのは、カデンだよ。」
強い瞳でカデンをみた。
「そんな、、、、でも、あなたに触ってもらえなくて、、、」
「公務を少しでも努力したり、マナーぐらいちゃんとしてくれたら、良かったのにね。俺は、何度も言ったよ。マナーはきちんとしてほしいってね。覚えてるだろ?」
ため息をつきながら、シンスはカデンに伝えた。
「そんなこと言われても、私はできないから、代わりにシリアルが来たんでしょ。」
「できないじゃなくてやらなかったよね?
毎日ドレスを着て、宝石眺めて、使用人に文句言ってさ。
努力しなかっただけにすぎない。
あれから結構時間経ってるのに、変わらないね。もう会うこともないよ。俺は、もうカデンに会いたくないし、シリアルを傷つけた以上、もう無理だよね?わかる?」
「待って!シンス!お願い。長く一緒にいたよね?私には情がないの?」
「俺の大事なシリアルに何をした?」
「未遂でしょ、、、」
「未遂ってどこを基準に言ってるんだ?二人の男にシリアルの体を見られたんだぞ!!」
「でも、未遂よ。傷物にはなっていない。」
「傷物?シリアルの体にあざがついていた。俺以外の者のな。それに、俺がこなかったらどうなっていた?」
「シリアルは、あなたのものから去ったでしょうね。それで私とシンスが、もとに、、、」
「シリアルは俺の元から去るだろうな。まぁ、それでも俺は、離さないけどな。シリアルをどんなことがあってもはなさないよ。たとえ、犯罪者になってもな。」
「そんな、、、私は、もう振り向いて貰えないの?」
「よくわかんないこと言ってるね。まぁいいや。もう時間の無駄。」
シンスはそのまま去った。
その後すぐに、カデンは、処刑された。
毒を飲まされた。あの時、媚薬を盛った時と同じように、、、
「シンス。私は、カデンよ。あなたが愛したカデンよ。ここから出してよ。」
叫んでいた。
カデンは、昔とは違い、言われないと、カデンとはわからなかった。
俺がカデンに愛がないから、気がつかなかったんだろうな。
シリアルが、そんな状態になっても見つけれる自信があるな。
まぁそんなことにはならないけど、、、、
「おまえは、王妃に手をかけようとした不届き者だ。処刑されるまで待て。」
と冷たく言い放った。
「え?なんで?助けてくれるんじゃないの?」
不思議そうな顔をしていた。
「なぜ?助けないといけない?意味がわからない。
修道院の女が、王妃を男に襲わせ、ナイフで刺そうとした。
それが事実だろ?それに言葉遣い。今は、国王と犯罪者だよ?」
「シリアルが、ファインを連れてきたのよ。
私は、はめられたのよ。
だから、私は仕返しをしただけよ。」
「シリアルは無関係だ。」
「絶対違うわ。私のことが憎かったからよ。」
「なぜ?」
「私が、シンスを独占していたから。」
「別にカデンが独占してわけじゃないよ。
前にも言ったよね?外交は嘘だったって、挨拶回りは本当だけど、その前は違うよ。」
「どうゆうこと?」
「だから、シリアルが倒れたから療養をしていた。誰も知らない場所でね。カデンも知らない場所でね。
2人だけの秘密の場所で、シリアルを抱いた。
まさか抱いてないと思った?
だから、シリアルが嫉妬するわけないよ。」
「嘘よ。挨拶回りの時、別々の馬車で行ったわ。」
「ああ。途中で買い物をしてから、一緒の馬車に乗ったよ。おれがカイと話をしたかっただけだし。
前に言ったけど、お前が媚薬を入れたときな看病してもらったって言ったよな?」
「でも、、シリアルがやったに決まってる。」
「ファインを王宮に来させたのは、俺だよ。俺の知り合いって言ってたよな。」
「え?シンス?嘘!」
「ハニートラップだと思った?
そんなことするわけないよ。
シリアルに嫌われることはしないよ。
俺は王宮に呼んだだけだぞ。
宝石を届けてもらっただけだ。
それを体の関係にしたのは、カデンだよ。」
強い瞳でカデンをみた。
「そんな、、、、でも、あなたに触ってもらえなくて、、、」
「公務を少しでも努力したり、マナーぐらいちゃんとしてくれたら、良かったのにね。俺は、何度も言ったよ。マナーはきちんとしてほしいってね。覚えてるだろ?」
ため息をつきながら、シンスはカデンに伝えた。
「そんなこと言われても、私はできないから、代わりにシリアルが来たんでしょ。」
「できないじゃなくてやらなかったよね?
毎日ドレスを着て、宝石眺めて、使用人に文句言ってさ。
努力しなかっただけにすぎない。
あれから結構時間経ってるのに、変わらないね。もう会うこともないよ。俺は、もうカデンに会いたくないし、シリアルを傷つけた以上、もう無理だよね?わかる?」
「待って!シンス!お願い。長く一緒にいたよね?私には情がないの?」
「俺の大事なシリアルに何をした?」
「未遂でしょ、、、」
「未遂ってどこを基準に言ってるんだ?二人の男にシリアルの体を見られたんだぞ!!」
「でも、未遂よ。傷物にはなっていない。」
「傷物?シリアルの体にあざがついていた。俺以外の者のな。それに、俺がこなかったらどうなっていた?」
「シリアルは、あなたのものから去ったでしょうね。それで私とシンスが、もとに、、、」
「シリアルは俺の元から去るだろうな。まぁ、それでも俺は、離さないけどな。シリアルをどんなことがあってもはなさないよ。たとえ、犯罪者になってもな。」
「そんな、、、私は、もう振り向いて貰えないの?」
「よくわかんないこと言ってるね。まぁいいや。もう時間の無駄。」
シンスはそのまま去った。
その後すぐに、カデンは、処刑された。
毒を飲まされた。あの時、媚薬を盛った時と同じように、、、
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